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#navi(SS集)
#br
* 作品 [#d06573c8]
** 概要 [#m9049328]
|~作者 |晩秋 愁詫 |
|~作品名 |長門の護衛 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日 |2007-11-11 (日) 07:08:52 |
** 登場キャラ [#m7d3aeb8]
//////////
|~キョン |不登場 |
|~キョンの妹|不登場 |
|~ハルヒ |不登場 |
|~みくる |不登場 |
|~古泉一樹 |不登場 |
|~鶴屋さん |不登場 |
|~朝倉涼子 |不登場 |
|~喜緑江美里|不登場|
|~周防九曜 |不登場 |
|~思念体 |不登場 |
|~天蓋領域 |不登場 |
|~阪中 |不登場|
|~谷口 |不登場|
|~ミヨキチ |不登場 |
|~佐々木 |不登場 |
|~橘京子 |不登場 |
** SS [#b654b00b]
//////////
#br
#setlinebreak(on)
ヤンデレ?注意
#br
キョン視点
#br
今日は日曜だと言うのにハルヒの「探索の回数を上げれば遭遇...
#br
まぁそう愚痴をいいながらも、アイツとの団活を楽しんでいる...
#br
駅前に何故かロードレーサー並みの高性能を出せるママチャリ...
#br
「すまん!」
#br
「キョン・・・何時になったら早く来るようになるの!?」
#br
やれやれ、まだ集合時間15分前なんだかね
「なんですって?」
しまった!つい声にでてしまったようだ、なんて誤魔化そうか...
#br
「・・・・彼は遅刻していない」
長門が弁護してくれた、なんてこった、また迷惑をかけてしま...
#br
「あら有希?キョンを庇うの?いつもビリから二番目なのに?」
#br
「・・・・・・・・」
なんと、長門が集合に4番目というのは以外だ、まぁ、情報なん...
少し重い空気が流れる、今にも泣きそうな朝比奈さんがこっち...
#br
「まぁまぁ、いいじゃないですか、予定よりも早く集合できた...
#br
「・・・それもそうね、みんな早く行くわよ!!」
#br
古泉、ナイスだ、一触即発のような空気はどこか彼方に行った...
「ひどい、言われようですね・・・」
だから、顔の近くでにやにやするな!喋るな!息をするな!鳥...
#br
「あの・・・ほんとに、いつもすみませんキョン君。」
すまなそうに謝る朝比奈さん、いいーんですよー!貴女はまだ...
#br
「・・・・・」
「長門、お前も気にせずに食べろよ、いつも苦労かけてるしな」
「・・・・ありがとう」
こいつも最初会った時より表情が増えた気がする、っと言って...
#br
ハルヒを先頭に何時もの喫茶店に入った俺達は、大量の注文を...
なぁハルヒもっとこう女の子らしく食べられないのか?すっか...
#br
「キョン!そのカフェオレ飲まないなら私が頂くわよ!」
#br
「なっ!まだ自分のが残ってるだろ?」
#br
「それも飲みたいの!いいからよこしなさい!!」
「まてまて!ぜんぜんよくないぞ!!」
お前は昔の悪代官か、貧しい農民から唯一のドリンクまで奪う...
#br
「私も飲みたい、そのカフェオレを要求する」
長門ー!!何でお前まで!
#br
「あの・・・わたしもいいt・・」
「古泉お前は黙ってろ!!」
#br
「はい・・・」
#br
「あの〜私のでよければ・・・」
弱々しく自分のコップを差し出す朝比奈さん
#br
『みくるちゃんは黙ってる!!』
『貴女は黙ってて』
#br
「ふぇ〜ごめんなさいですぅ・・・」
なっ!SOS団の癒しのエンジェルに何てこと言いやがる!
「おい、朝比奈さんになんていい・・・」
#br
「団員の物は私の物よ!だからキョンのものは私の物なの!!」
「我々全員にはこの国にで定められた人権がある、それは何者...
「なによ!なら有希の物でも無いでしょ?」
「そう、だから私は彼に頼んでいる、山賊のように奪おうとし...
「山賊ですって!!」
#br
誰か頼む、この騒ぎを止めてくれ他の御客の視線も痛いし、須...
#br
「おいハルヒ、そろそろやめろ・・・恥ずかしいだろ」
#br
「なによ!!有希を庇う気?」
#br
「そうじゃない、だいたいなんでこのカフェオレじゃないとい...
#br
「そっ、それは・・・」
ハルヒさん?なんで赤くなるんですか?
#br
「まったく・・・すみません注文いいですか?」
「あっ・・・」
「・・・・・」
程なくして二つのカフェ・オレか来た、ふくれっ面で飲むハル...
やれやれ・・・かんべんしてほしい
#br
各々は注文した品を食べ終わり恒例のくじ引きになり
結果は北を俺とハルヒ、南を、長門、朝比奈、古泉となった。
昼の集合は何時ものようにこの喫茶店となって勘定を済ました...
#br
午前中はやはり何の成果も上げられなかったが、上機嫌のハル...
#br
お昼の集合になり
またハルヒと長門が衝突しないかとハラハラしながら昼食を食...
#br
「はい、キョン」
「おう・・・赤だ」
「印ありね、いいのを引いたわねキョン!」
満面の笑みだな、まったく。
#br
「じゃあ次はみくるちゃん」
「えっと・・・印なしですぅ」
#br
「じゃあ次は古泉君」
「でわ・・・白ですね」
#br
「次は有希はい、引いて」
「・・・・・・・・」
からんっと小さな音で長門の手から爪楊枝が落ちた、どうやら...
「じゃあ、午後の班もこのままね、私達は東を捜すから古泉君...
#br
「まって・・・」
我先に席を立ったハルヒを止めたのは、長門だった
#br
「何かしらー有希?」
#br
「そっちのくじも見せてほしい」
「どうしてかしら?」
#br
「・・・見せてほしい」
#br
「ふーん、この私を疑うの?まぁいいわ、はい」
そうしてハルヒは赤い印のついた爪楊枝を長門に渡した
「っ・・・」
「これで文句は無いわね?さぁキョン行くわよ!不思議は待っ...
俺の手を掴んでズンズンと玄関に向うハルヒ
「おいっ、ハルヒ!」
長門たちの姿がどんどん小さくなっていくと思ってらもう外に...
取り残された長門のことが気になったが、古泉たちもついてい...
#br
「ちょっとキョン!聞いているの!?」
「あっ、すまんなんだ?」
「なんだ?じゃないわよ!だいたいキョンは・・・」
やれやれ・・・考える時間もくれないのか、っと思いながらハ...
#br
午前のようにハルヒに連れられて彼方此方に行った後、程なく...
ハルヒはまだまた元気そうだが、古泉と朝比奈さんがとくに疲...
#br
団員に別れをつげたあと、俺はすぐに帰り明日に備え早めに寝...
#br
#br
長門視点
#br
今日の彼の就寝時間は平均より2時間12分43秒早い、昼間、涼宮...
#br
「すぅ・・・すぅ・・・」
愛しい彼が気持よさそうに眠っている
私はいつのまにか手を伸ばし、彼の頬に触れた後前髪を撫でて...
「すぅ・・・すぅ・・・」
#br
・・・やはり彼には私が必要、一番無防備な睡眠時に触れられ...
「・・・私がついている、いつまでも・・・どこまでも」
#br
彼の寝顔を眺めているといつの間にか窓の外が明るくなって来...
#br
――とっとっとっ、ガチャ
「キョンくーん!朝!!」
彼の妹が部屋に入ってきた、私の姿が可視光に頼る肉眼に映ら...
#br
「ほらっ!おーきーてー!キョンくん」
#br
「んっ・・・あと五分・・・」
#br
「だめー!おきるのー!」
揺すっても起きない彼に妹はいろいろする・・・私もあんなふ...
妹は今回も彼を起こす決定打を持っていないことが分かったら...
#br
「キョン君おはよう!」
#br
「んー・・・おはよう」
#br
#br
「・・・おはよう・・・・」
#br
#br
「んっ?・・・今何か言ったか?」
#br
「えー?わたしなにもいってないよー」
#br
「ふーん・・・疲れてるのか?」
#br
つい彼の耳元で声を出してしまった、あまりにも迂闊「ステル...
・・・やはり彼という存在はとても重要、いかなる状況にも対...
#br
――・・・否許可
#br
現状のレベルA+で彼を護衛し涼宮ハルヒを観察せよ、と1215回...
どうして?彼の周りには幾百の危険な存在が確認できるのに、...
#br
彼は妹と顔を洗い、美味しそうに食事をし、トイレに入った後...
私は護衛のため片時もはなれない、ずっと見守り続ける
玄関を出た後、自転車を押しながら妹と話している
#br
「でねーミヨキチがね・・・」
#br
「そうか、それは楽しそうだな」
#br
・・・うらやましい
どうして私は会話能力が高くないのだろうか、観測特化型とは...
#br
「あっ!みっちゃん!キョンくんいってきまーす!」
#br
「走ったら危ないぞ」
妹を少し見送った後、彼は学校に向うため自転車に跨るそれと...
#br
「この自転車、異様に軽いんだよな・・・」
しばらく走っていると彼がもらした、そう私はこの自転車に私...
#br
「あれっ?なんか重くなったな」
#br
「・・・・・・」
やはり強化値を元に戻した、やはり負担になりたくない
#br
「・・・?」
彼は首をかしげながら自転車を進め続け、やがて何時もの駐輪...
自転車に施錠して学校へと歩く彼に合わせて私も歩く
#br
―――スタ、スタ、スタ・・・
―――すた、すた、すた・・・
#br
手を繋ぎたい、今すぐにステルスモードを解除して私に向けら...
#br
―――スタ、スタ、スタ・・・
―――すた、すた、すた・・・
#br
後32メートル、私はこの時が一日で一番長い時間に感じる
#br
―――スタ、スタ、スタ・・・
―――すた、すた、すた・・・
#br
早く、早く、早く早く早く早く早く
後6メートル、ここで始めて彼を追い越す
角にいち早く曲がって、ステルスモードを解除、彼を待つ、到...
・・・・来た
#br
「よう長門、おはよう」
#br
「・・・・・・おはよう」
#br
「今日はいい天気だな、調子はどうだ?」
#br
「・・・わりと」
#br
「そうか」
#br
私達は学校へと歩く、とても幸せでずっとこうしていたい
「あなたは・・・」
#br
「んっ?」
#br
「あなたは今日、国語の教科書を忘れている」
#br
「えっ?」
#br
「私の国語の授業は1間目、あなたは3間目にある、私から借り...
#br
「ん・・・あっ、ホントだ、すまん長門2時間目の休み時間に借...
少し考えた後、そう言って私に笑いかけた
#br
「・・・いい、でも条件がある」
#br
「んっ、なんだ?」
#br
「手を繋いでほしい・・・」
#br
「・・・どうしてもか?」
#br
「どうしても・・・」
彼は「坂の手前までだぞ」といって恥ずかしそうに手を握って...
幸せ・・・明日もこうしてもらいたい、そうだ明日から彼のカ...
#br
「長門、いつもすまんな」
彼が私に笑いかける
#br
「いい」
私はそう答えて、彼と歩き続けた。
#br
#br
#br
#br
「それにしても長門、どうして俺が国語の教科書を忘れた事を...
「・・・秘密」
#br
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#setlinebreak(default)
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* 作品 [#d06573c8]
** 概要 [#m9049328]
|~作者 |晩秋 愁詫 |
|~作品名 |長門の護衛 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日 |2007-11-11 (日) 07:08:52 |
** 登場キャラ [#m7d3aeb8]
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|~キョン |不登場 |
|~キョンの妹|不登場 |
|~ハルヒ |不登場 |
|~みくる |不登場 |
|~古泉一樹 |不登場 |
|~鶴屋さん |不登場 |
|~朝倉涼子 |不登場 |
|~喜緑江美里|不登場|
|~周防九曜 |不登場 |
|~思念体 |不登場 |
|~天蓋領域 |不登場 |
|~阪中 |不登場|
|~谷口 |不登場|
|~ミヨキチ |不登場 |
|~佐々木 |不登場 |
|~橘京子 |不登場 |
** SS [#b654b00b]
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ヤンデレ?注意
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キョン視点
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今日は日曜だと言うのにハルヒの「探索の回数を上げれば遭遇...
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まぁそう愚痴をいいながらも、アイツとの団活を楽しんでいる...
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駅前に何故かロードレーサー並みの高性能を出せるママチャリ...
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「すまん!」
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「キョン・・・何時になったら早く来るようになるの!?」
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やれやれ、まだ集合時間15分前なんだかね
「なんですって?」
しまった!つい声にでてしまったようだ、なんて誤魔化そうか...
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「・・・・彼は遅刻していない」
長門が弁護してくれた、なんてこった、また迷惑をかけてしま...
#br
「あら有希?キョンを庇うの?いつもビリから二番目なのに?」
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「・・・・・・・・」
なんと、長門が集合に4番目というのは以外だ、まぁ、情報なん...
少し重い空気が流れる、今にも泣きそうな朝比奈さんがこっち...
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「まぁまぁ、いいじゃないですか、予定よりも早く集合できた...
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「・・・それもそうね、みんな早く行くわよ!!」
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古泉、ナイスだ、一触即発のような空気はどこか彼方に行った...
「ひどい、言われようですね・・・」
だから、顔の近くでにやにやするな!喋るな!息をするな!鳥...
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「あの・・・ほんとに、いつもすみませんキョン君。」
すまなそうに謝る朝比奈さん、いいーんですよー!貴女はまだ...
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「・・・・・」
「長門、お前も気にせずに食べろよ、いつも苦労かけてるしな」
「・・・・ありがとう」
こいつも最初会った時より表情が増えた気がする、っと言って...
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ハルヒを先頭に何時もの喫茶店に入った俺達は、大量の注文を...
なぁハルヒもっとこう女の子らしく食べられないのか?すっか...
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「キョン!そのカフェオレ飲まないなら私が頂くわよ!」
#br
「なっ!まだ自分のが残ってるだろ?」
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「それも飲みたいの!いいからよこしなさい!!」
「まてまて!ぜんぜんよくないぞ!!」
お前は昔の悪代官か、貧しい農民から唯一のドリンクまで奪う...
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「私も飲みたい、そのカフェオレを要求する」
長門ー!!何でお前まで!
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「あの・・・わたしもいいt・・」
「古泉お前は黙ってろ!!」
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「はい・・・」
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「あの〜私のでよければ・・・」
弱々しく自分のコップを差し出す朝比奈さん
#br
『みくるちゃんは黙ってる!!』
『貴女は黙ってて』
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「ふぇ〜ごめんなさいですぅ・・・」
なっ!SOS団の癒しのエンジェルに何てこと言いやがる!
「おい、朝比奈さんになんていい・・・」
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「団員の物は私の物よ!だからキョンのものは私の物なの!!」
「我々全員にはこの国にで定められた人権がある、それは何者...
「なによ!なら有希の物でも無いでしょ?」
「そう、だから私は彼に頼んでいる、山賊のように奪おうとし...
「山賊ですって!!」
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誰か頼む、この騒ぎを止めてくれ他の御客の視線も痛いし、須...
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「おいハルヒ、そろそろやめろ・・・恥ずかしいだろ」
#br
「なによ!!有希を庇う気?」
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「そうじゃない、だいたいなんでこのカフェオレじゃないとい...
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「そっ、それは・・・」
ハルヒさん?なんで赤くなるんですか?
#br
「まったく・・・すみません注文いいですか?」
「あっ・・・」
「・・・・・」
程なくして二つのカフェ・オレか来た、ふくれっ面で飲むハル...
やれやれ・・・かんべんしてほしい
#br
各々は注文した品を食べ終わり恒例のくじ引きになり
結果は北を俺とハルヒ、南を、長門、朝比奈、古泉となった。
昼の集合は何時ものようにこの喫茶店となって勘定を済ました...
#br
午前中はやはり何の成果も上げられなかったが、上機嫌のハル...
#br
お昼の集合になり
またハルヒと長門が衝突しないかとハラハラしながら昼食を食...
#br
「はい、キョン」
「おう・・・赤だ」
「印ありね、いいのを引いたわねキョン!」
満面の笑みだな、まったく。
#br
「じゃあ次はみくるちゃん」
「えっと・・・印なしですぅ」
#br
「じゃあ次は古泉君」
「でわ・・・白ですね」
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「次は有希はい、引いて」
「・・・・・・・・」
からんっと小さな音で長門の手から爪楊枝が落ちた、どうやら...
「じゃあ、午後の班もこのままね、私達は東を捜すから古泉君...
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「まって・・・」
我先に席を立ったハルヒを止めたのは、長門だった
#br
「何かしらー有希?」
#br
「そっちのくじも見せてほしい」
「どうしてかしら?」
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「・・・見せてほしい」
#br
「ふーん、この私を疑うの?まぁいいわ、はい」
そうしてハルヒは赤い印のついた爪楊枝を長門に渡した
「っ・・・」
「これで文句は無いわね?さぁキョン行くわよ!不思議は待っ...
俺の手を掴んでズンズンと玄関に向うハルヒ
「おいっ、ハルヒ!」
長門たちの姿がどんどん小さくなっていくと思ってらもう外に...
取り残された長門のことが気になったが、古泉たちもついてい...
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「ちょっとキョン!聞いているの!?」
「あっ、すまんなんだ?」
「なんだ?じゃないわよ!だいたいキョンは・・・」
やれやれ・・・考える時間もくれないのか、っと思いながらハ...
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午前のようにハルヒに連れられて彼方此方に行った後、程なく...
ハルヒはまだまた元気そうだが、古泉と朝比奈さんがとくに疲...
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団員に別れをつげたあと、俺はすぐに帰り明日に備え早めに寝...
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長門視点
#br
今日の彼の就寝時間は平均より2時間12分43秒早い、昼間、涼宮...
#br
「すぅ・・・すぅ・・・」
愛しい彼が気持よさそうに眠っている
私はいつのまにか手を伸ばし、彼の頬に触れた後前髪を撫でて...
「すぅ・・・すぅ・・・」
#br
・・・やはり彼には私が必要、一番無防備な睡眠時に触れられ...
「・・・私がついている、いつまでも・・・どこまでも」
#br
彼の寝顔を眺めているといつの間にか窓の外が明るくなって来...
#br
――とっとっとっ、ガチャ
「キョンくーん!朝!!」
彼の妹が部屋に入ってきた、私の姿が可視光に頼る肉眼に映ら...
#br
「ほらっ!おーきーてー!キョンくん」
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「んっ・・・あと五分・・・」
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「だめー!おきるのー!」
揺すっても起きない彼に妹はいろいろする・・・私もあんなふ...
妹は今回も彼を起こす決定打を持っていないことが分かったら...
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「キョン君おはよう!」
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「んー・・・おはよう」
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「・・・おはよう・・・・」
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#br
「んっ?・・・今何か言ったか?」
#br
「えー?わたしなにもいってないよー」
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「ふーん・・・疲れてるのか?」
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つい彼の耳元で声を出してしまった、あまりにも迂闊「ステル...
・・・やはり彼という存在はとても重要、いかなる状況にも対...
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――・・・否許可
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現状のレベルA+で彼を護衛し涼宮ハルヒを観察せよ、と1215回...
どうして?彼の周りには幾百の危険な存在が確認できるのに、...
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彼は妹と顔を洗い、美味しそうに食事をし、トイレに入った後...
私は護衛のため片時もはなれない、ずっと見守り続ける
玄関を出た後、自転車を押しながら妹と話している
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「でねーミヨキチがね・・・」
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「そうか、それは楽しそうだな」
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・・・うらやましい
どうして私は会話能力が高くないのだろうか、観測特化型とは...
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「あっ!みっちゃん!キョンくんいってきまーす!」
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「走ったら危ないぞ」
妹を少し見送った後、彼は学校に向うため自転車に跨るそれと...
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「この自転車、異様に軽いんだよな・・・」
しばらく走っていると彼がもらした、そう私はこの自転車に私...
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「あれっ?なんか重くなったな」
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「・・・・・・」
やはり強化値を元に戻した、やはり負担になりたくない
#br
「・・・?」
彼は首をかしげながら自転車を進め続け、やがて何時もの駐輪...
自転車に施錠して学校へと歩く彼に合わせて私も歩く
#br
―――スタ、スタ、スタ・・・
―――すた、すた、すた・・・
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手を繋ぎたい、今すぐにステルスモードを解除して私に向けら...
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―――スタ、スタ、スタ・・・
―――すた、すた、すた・・・
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後32メートル、私はこの時が一日で一番長い時間に感じる
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―――スタ、スタ、スタ・・・
―――すた、すた、すた・・・
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早く、早く、早く早く早く早く早く
後6メートル、ここで始めて彼を追い越す
角にいち早く曲がって、ステルスモードを解除、彼を待つ、到...
・・・・来た
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「よう長門、おはよう」
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「・・・・・・おはよう」
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「今日はいい天気だな、調子はどうだ?」
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「・・・わりと」
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「そうか」
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私達は学校へと歩く、とても幸せでずっとこうしていたい
「あなたは・・・」
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「んっ?」
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「あなたは今日、国語の教科書を忘れている」
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「えっ?」
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「私の国語の授業は1間目、あなたは3間目にある、私から借り...
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「ん・・・あっ、ホントだ、すまん長門2時間目の休み時間に借...
少し考えた後、そう言って私に笑いかけた
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「・・・いい、でも条件がある」
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「んっ、なんだ?」
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「手を繋いでほしい・・・」
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「・・・どうしてもか?」
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「どうしても・・・」
彼は「坂の手前までだぞ」といって恥ずかしそうに手を握って...
幸せ・・・明日もこうしてもらいたい、そうだ明日から彼のカ...
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「長門、いつもすまんな」
彼が私に笑いかける
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「いい」
私はそう答えて、彼と歩き続けた。
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「それにしても長門、どうして俺が国語の教科書を忘れた事を...
「・・・秘密」
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