たまにCSSが抜けた状態で表示されてしまうようです。そのような時は、何度かリロードすると正しく表示できるようになります。
SS集/745
をテンプレートにして作成
トップ
新規
一覧
単語検索
ヘルプ
開始行:
#navi(SS集)
#br
* 作品 [#y4ad76b2]
** 概要 [#ff201b16]
|~作者 |駄文soccer |
|~作品名 |いつもの君でいて |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日 |2007-06-11 (月) 17:08:34 |
** 登場キャラ [#l4ca9d55]
//////////
|~キョン |不登場 |
|~キョンの妹|不登場 |
|~ハルヒ |不登場 |
|~みくる |不登場 |
|~古泉一樹 |不登場 |
|~鶴屋さん |不登場 |
|~朝倉涼子 |不登場 |
|~喜緑江美里|不登場|
|~周防九曜 |不登場 |
|~思念体 |不登場 |
|~天蓋領域 |不登場 |
|~阪中 |不登場|
|~谷口 |不登場|
|~ミヨキチ |不登場 |
|~佐々木 |不登場 |
|~橘京子 |不登場 |
** SS [#p9cee288]
//////////
#br
#setlinebreak(on)
珍しく市内不思議探索もなくゆっくり出来ると思った日曜。
朝久しぶりにゆっくり寝て清々しい目覚めを堪能している。
いい天気だな・・・・・・。そんな事を考えていると電話が鳴った。
長門からだ。
「どうした? 何か困った事でもあったのか?」
あの事件以降俺は出来るだけ長門の事を気にかける事にしてい...
長門が居なくなったりする様ならどんな手を使ってでも探し出...
話によると俺と二人で出かけたいらしい。
どうやら心配は杞憂だったようだな・・・・・・。
長門の声は何処かいつもと違う感じがしたがひょっとして俺と...
楽しみなのだろうか?なんて考えるのは自惚れかな・・・・・・。
#br
#br
待ち合わせはいつもの駅前だ。
出来るだけ早く行ったつもりなのだがやはり長門は先に来てい...
そこに居た長門は・・・・・・制服ではなかった。
この時既に気付くべきだったのかもしれない。
いつもと違う事に。
#br
#br
俺を見つけるといつもの様に無表情で確かに言った。
「キョン君、おはよう!」
・・・・・・キョン君?
これは一体どうした事だ。いつもならあなたって呼ぶはずなん...
「どうしたの? 早く行こうよ!」
何というか・・・・・・テンションが違わないか?長門。
まさかハルヒの仕組んだドッキリか?
だったら最後まで騙されてやるか。
「お、おう。 何処行こうか。俺は何処でもいいぞ」
「そう? じゃあ色々お店見て回りたいな。ウインドウショッ...
俺は長門と一緒に歩き始めた。
#br
#br
何というか表情は長門なんだが喋り方が違う。
そこに違和感を感じる。
俺は何処かで隠れてるだろうハルヒを探しつつ長門とショッピ...
普段の長門もこれぐらい感情が豊かだったら・・・・・・。
嫌、それはそれで良くないんだろうな・・・・・・。
俺はあの時の長門を思い出していた。
長門が望んだ世界。
そこにはいつもと違う長門が居た。
俺は結局こちらの世界を選んだ。
だがあの時の長門の事は忘れられない。
いつか長門が普通の女の子になれる時。それが来るのを俺は望...
「どうしたの? 難しい顔して何か考え事?」
長門が顔を覗き込む。
なんでもないさ。ちょっと思うことがあってな・・・・・・。
しかし今日の長門は何処か疲れる。
いつもなら会話の無い沈黙があるんだが不思議と気まずくは無...
何というか言葉にしなくても分かり合える安心感があると思う...
#br
#br
程ほどに歩き回り昼食の時間となった。
いつもの通り長門は食べる。
俺は既に食べ終わっており長門を暫く眺めていた。
少し派手目の服装。いつもの長門のイメージとはかけ離れてい...
喋り方もそうだ。どこかテンションが高い。
俺は長門が食べ終わるのを待って思い切って切り出してみた。
「なぁ 長門。今日のお前はいつもと違う。何かあるのか?」
・・・・・・。無表情の沈黙。
これはいつもの長門だ。
暫く見つめあっていた。やがて長門が口を開く。
「ごめんなさい・・・・・・。貴方を試していた・・・・・・」
試していた?一体何を?
「貴方の好みは涼宮ハルヒや朝比奈みくるの様な明るい女の子・...
だから私はそう振舞ってみた。」
何となく話が飲み込めてきた。
「長門。お前は勘違いしている。俺の好みはこの際どうでもい...
長門が無理に明るくする必要なんて無いんだ」
俺は自然に言ってしまった。
ありのままの普段の長門が好きなんだ。
・・・・・・。暫しの沈黙。
少し恥ずかしそうな表情に変り・・・・・・・。
「嬉しい・・・・・・ありがとう」
ああ。それでいいんだ。それでこそ俺の長門だ。
じゃあ午後からはいつも通りで続きを楽しむか。
無言の肯定。
こうしてちょっとした騒動があった日曜は過ぎていった。
#br
//////////
#setlinebreak(default)
#br
----
終了行:
#navi(SS集)
#br
* 作品 [#y4ad76b2]
** 概要 [#ff201b16]
|~作者 |駄文soccer |
|~作品名 |いつもの君でいて |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日 |2007-06-11 (月) 17:08:34 |
** 登場キャラ [#l4ca9d55]
//////////
|~キョン |不登場 |
|~キョンの妹|不登場 |
|~ハルヒ |不登場 |
|~みくる |不登場 |
|~古泉一樹 |不登場 |
|~鶴屋さん |不登場 |
|~朝倉涼子 |不登場 |
|~喜緑江美里|不登場|
|~周防九曜 |不登場 |
|~思念体 |不登場 |
|~天蓋領域 |不登場 |
|~阪中 |不登場|
|~谷口 |不登場|
|~ミヨキチ |不登場 |
|~佐々木 |不登場 |
|~橘京子 |不登場 |
** SS [#p9cee288]
//////////
#br
#setlinebreak(on)
珍しく市内不思議探索もなくゆっくり出来ると思った日曜。
朝久しぶりにゆっくり寝て清々しい目覚めを堪能している。
いい天気だな・・・・・・。そんな事を考えていると電話が鳴った。
長門からだ。
「どうした? 何か困った事でもあったのか?」
あの事件以降俺は出来るだけ長門の事を気にかける事にしてい...
長門が居なくなったりする様ならどんな手を使ってでも探し出...
話によると俺と二人で出かけたいらしい。
どうやら心配は杞憂だったようだな・・・・・・。
長門の声は何処かいつもと違う感じがしたがひょっとして俺と...
楽しみなのだろうか?なんて考えるのは自惚れかな・・・・・・。
#br
#br
待ち合わせはいつもの駅前だ。
出来るだけ早く行ったつもりなのだがやはり長門は先に来てい...
そこに居た長門は・・・・・・制服ではなかった。
この時既に気付くべきだったのかもしれない。
いつもと違う事に。
#br
#br
俺を見つけるといつもの様に無表情で確かに言った。
「キョン君、おはよう!」
・・・・・・キョン君?
これは一体どうした事だ。いつもならあなたって呼ぶはずなん...
「どうしたの? 早く行こうよ!」
何というか・・・・・・テンションが違わないか?長門。
まさかハルヒの仕組んだドッキリか?
だったら最後まで騙されてやるか。
「お、おう。 何処行こうか。俺は何処でもいいぞ」
「そう? じゃあ色々お店見て回りたいな。ウインドウショッ...
俺は長門と一緒に歩き始めた。
#br
#br
何というか表情は長門なんだが喋り方が違う。
そこに違和感を感じる。
俺は何処かで隠れてるだろうハルヒを探しつつ長門とショッピ...
普段の長門もこれぐらい感情が豊かだったら・・・・・・。
嫌、それはそれで良くないんだろうな・・・・・・。
俺はあの時の長門を思い出していた。
長門が望んだ世界。
そこにはいつもと違う長門が居た。
俺は結局こちらの世界を選んだ。
だがあの時の長門の事は忘れられない。
いつか長門が普通の女の子になれる時。それが来るのを俺は望...
「どうしたの? 難しい顔して何か考え事?」
長門が顔を覗き込む。
なんでもないさ。ちょっと思うことがあってな・・・・・・。
しかし今日の長門は何処か疲れる。
いつもなら会話の無い沈黙があるんだが不思議と気まずくは無...
何というか言葉にしなくても分かり合える安心感があると思う...
#br
#br
程ほどに歩き回り昼食の時間となった。
いつもの通り長門は食べる。
俺は既に食べ終わっており長門を暫く眺めていた。
少し派手目の服装。いつもの長門のイメージとはかけ離れてい...
喋り方もそうだ。どこかテンションが高い。
俺は長門が食べ終わるのを待って思い切って切り出してみた。
「なぁ 長門。今日のお前はいつもと違う。何かあるのか?」
・・・・・・。無表情の沈黙。
これはいつもの長門だ。
暫く見つめあっていた。やがて長門が口を開く。
「ごめんなさい・・・・・・。貴方を試していた・・・・・・」
試していた?一体何を?
「貴方の好みは涼宮ハルヒや朝比奈みくるの様な明るい女の子・...
だから私はそう振舞ってみた。」
何となく話が飲み込めてきた。
「長門。お前は勘違いしている。俺の好みはこの際どうでもい...
長門が無理に明るくする必要なんて無いんだ」
俺は自然に言ってしまった。
ありのままの普段の長門が好きなんだ。
・・・・・・。暫しの沈黙。
少し恥ずかしそうな表情に変り・・・・・・・。
「嬉しい・・・・・・ありがとう」
ああ。それでいいんだ。それでこそ俺の長門だ。
じゃあ午後からはいつも通りで続きを楽しむか。
無言の肯定。
こうしてちょっとした騒動があった日曜は過ぎていった。
#br
//////////
#setlinebreak(default)
#br
----
ページ名: