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#navi(SS集) #br * 作品 [#c52b53df] ** 概要 [#q766e5ac] |~作者 |W.O. | |~作品名 |決意 | |~カテゴリー|長門SS(一般)| |~保管日 |2008-03-31 (月) 11:53:15 | ** 登場キャラ [#u97816ef] ////////// |~キョン |登場 | |~キョンの妹|不登場 | |~ハルヒ |不登場 | |~みくる |不登場 | |~古泉一樹 |不登場 | |~鶴屋さん |不登場 | |~朝倉涼子 |不登場 | |~喜緑江美里|不登場| |~周防九曜 |不登場 | |~思念体 |不登場 | |~天蓋領域 |不登場 | |~阪中 |不登場| |~谷口 |不登場| |~ミヨキチ |不登場 | |~佐々木 |不登場 | |~橘京子 |不登場 | ** SS [#g299af70] ////////// #br #setlinebreak(on) ※注意 この話(シリーズ化予定)は原作の設定と違うところが見られる可能性があります。 地獄のハイキングコースーーつまり北高前の坂道だーーを降りた駄菓子屋にそいつはいた。 「よう。」 「・・・・・・」 「お前が道草食うなんて珍しいじゃないか。」 「・・・・・・」 会話内容から分かるかもしれんが、「そいつ」とは長門のことだ。 あいつはいつも真っ直ぐに家へ帰るのに今日はどうしたものか。 「・・・これ」 ん?どれだ ああ、長門らしい。そこにはお面があった。 「欲しいのか?」 ピクセル単位で長門は頷く。 しょうがないなぁー。 自分の財布もいつも恒例の不思議探索の奢りであまりないのだが、高価なものを欲しがらずによかった、内心ホッとしている。まぁこいつには何度も助けてもらってるし、高価なものでもかまわず買っていただろうけどな。 「いいの?」 ああ、もちろんさ。お前には何度も助けてもらっている。これくらい買ってやるよ。 「ありがとう。」 相変わらず無表情な長門だが、どこかうれしさを持った無表情だった気がする。 駄菓子屋のばあちゃんも当然ながらうれしそうな顔だ。 俺と長門は歩幅を同じにして歩く。それは秒速60センチくらいの非常にゆっくりしたものだ。長門にも寒いと感じることもあるのだろうか、今日は水色のマフラーをしている。 「ねぇ」 長門から話しかけてくることは珍しい。 「ん?」 「明日・・・・空いている?」 明日は土曜だがハルヒの家庭の都合上不思議探索は中止になった。だから俺は暇ということになる。 「ああ。なんでだ?」 なんとなく予想はつくものの、一応聞いてみる。 「・・・・・お出かけ・・・・・二人で」 俺とは反対側を見て言った。恥ずかしいのだろうか。 「ああ、いいけど」 「・・・そう」 「いつもの駅で、待っている」 今度はハッキリ俺の目を見て言った。 「OK。」 途中の交差点で長門と分かれると少し小走りで家に着くと、俺の常に実行しなければならないニュースの視聴、ご飯、風呂、歯の手入れを終了させ、ベットに倒れ込んだ。珍しく土曜という日が楽しみになった。 このとき俺はある決意をした。 ////////// #setlinebreak(default) #br ----