#navi(SS集)

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* 作品 [#hcf4d57f]

** 概要 [#z3c9b639]

|~作者      |G.F  |
|~作品名    |北高戦隊SOS団 − 「真夏の白昼夢」 − |
|~カテゴリー|その他|
|~保管日    |2007-04-08 (日) 21:50:20   |

** 登場キャラ [#vc5e49f2]

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|~キョン    |登場    |
|~キョンの妹|登場  |
|~ハルヒ    |登場  |
|~みくる    |登場  |
|~古泉一樹  |登場 |
|~鶴屋さん  |登場 |
|~朝倉涼子  |登場 |
|~喜緑江美里|登場|
|~周防九曜  |不登場   |
|~思念体    |不登場  |
|~天蓋領域  |不登場  |
|~阪中      |不登場|
|~谷口      |不登場|
|~ミヨキチ  |不登場    |
|~佐々木    |不登場  |
|~橘京子    |不登場   |

** SS [#d6e7bb0a]

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#setlinebreak(on)

青い海…白い砂浜…
そう。俺たちSOS団のメンバー全員と朝倉、鶴屋さん、喜緑さん、俺の妹は…今、海に来ている。
女性陣が長門と俺の妹がセパレートなのを除いて全員ビキニ…というこの状況。
谷口が…のみならず国木田も…聞いたら羨ましがりそうだ。
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「砂浜と言えばビーチ…」
そうだな。
「ビーチと言えばビーチバレー…」
え?何だよハルヒ、その連想は?
「…というわけで今からビーチバレーをします。異議はないわね?」
まあ…「マーメイドを捉まえに行く」とかいうのだったら遠慮したいところだったのだが…。
ビーチバレー程度だったら軽く運動程度で済みそうだ。
…などと考えていたのが大きな間違いの元だった。
「公式ルールでやるから…二人で1チームだからね。残った一人は審判」
…と、いうわけで…いつものように楊枝を引いてチームを決めたのだが…その日は俺は籤運が付いていたのだか付いていなかったのだかよく解らん。
それというのも…出来たチームというのは…「俺と朝倉」「ハルヒと妹」「長門と鶴屋さん」「朝比奈さんと喜緑さん」だった。
残った古泉は「審判」。
「残念ですね。せっかく美女7人衆のうち誰かとお近づきになれるチャンスだったというのに…」
いつものニヤケ面でいう古泉。
ついに本音が出たな。
まあ確かにいつもと違って「女を引き当てる」のは九分の七の確率だから高いんだがな。
よっぽど運が悪かったら俺と古泉が組だった可能性もあるんだぞ!
まあ…古泉なんかはどうでもいい。
問題は俺のパートナーが「いつ爆発するかわからない爆弾女」だということだ。
「どうしたの?キョン君…嬉しくないの?こんな美女と組めて…」
確かに朝倉は美女だが…それにしても普通…自分で「こんな美女」と言うか?朝倉…。
まあ「全然嬉しくない」と言い切れば嘘になるんだが…な。
それにしてもハルヒと長門が…ともに朝倉を睨み付けていたのがやけに印象的だった。
いや…長門はいつもの通り無表情だが…それでも俺には長門が朝倉を睨みつけているのが解る。
「ハルヒと長門の利害が一致する」というそれだけでも…かなり珍しい状況かと思われる。
「おい朝倉…お前…まさかその銀色のビキニの下にナイフを隠してないだろうな…」
銀色で思い出したのだが…ビキニ組はハルヒが赤、朝比奈さんが青、朝倉が銀色、鶴屋さんが紫、喜緑さんが白。
セパレート組は長門が黄色、妹が金色。
残る二人…俺の海パンが緑、古泉のそれは黒。
それにしても銀色のビキニや金色のセパレートなんて珍しいな…太陽の反射で相手の目がくらむんじゃないのか?
「隠してないわよ。何なら確かめてみる?ほら…」
そういって俺の手を胸に触らせようとする朝倉。
俺の力が…対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース…早い話が宇宙人…の力に勝てるはずはなく…俺の手は朝倉の胸に触れるわずか数ミリ前まで持って行かれた。
そこへ長門が…いつの間にか持っていたのか…ハリセンで朝倉をぶん殴った。
「…彼に対する誘惑は…やめるべき」
そういうと長門は…俺の耳に囁いた。
「…大丈夫。あなたは私が守る。ドンナユウワクカラモ」
ハルヒまでもが…ものすごく怖い目で朝倉と俺を…いいかハルヒ、今のは90パーセント朝倉が悪いんだからな!
#BR
#BR
涼子め…あからさまにキョンを誘惑するなんて…許せない!許せない!絶対に許せない!
後で…覚えておきなさいよ。
それにしても…有希だけじゃなくて涼子までキョンを狙っているなんて…聞いてないんだから。
キョンも涼子に誘惑されちゃ駄目よ…あなたの手を胸に触らせていいのは…あたしだけなんだからね。
#BR
#BR
涼子は何故…彼の手を胸に触らせようとしたのだろう?
彼のことが好きだから?
いや…そんなこと…信じられない。
彼が好きなら…絶対にナイフで襲ったりはしないはず。
私とハルヒは顔を見合わせると…涼子の腕を左右で組んで…後ろ向きにズルズルと引っ張っていった。
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#BR
「二人とも…どういうつもりよ!」
私はハルヒちゃんと有希に突っかかった。
そんなにキョン君と私が組になったことが気に入らないの?
「あのね…悪いんだけど…キョンを誘惑するのはやめてくれない?」
ハルヒちゃん…
「私がいつキョン君を誘惑したっていうのよ!」
「…あなたは…彼の手を自分の胸に触らせようとした」
有希…
「そうよ、それが誘惑以外の何だっていうの?」
だからそれは誤解だって…私はよほど説明しようと思ったけれどやめておいた。
そう…説明したら説明したで…却ってあらぬ誤解を招いてしまうだけのオチだから…。
#BR
そこへ…変な影が…。
「フフフ…飛んで火にいる夏の虫だな」
そこにいたのはシオマネキの邪道魔獣。
「俺が求めているのは儀式の為の生贄。そう…お前らは生贄としてちょうどいい」
生贄ですって?
生贄になんか絶対になるもんですか!
「変身よ!…チェンジ!マンティス!」
「チェンジ!ビー!」
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
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変身したかしないかのうちに…シオマネキ魔獣は泡を吹き放った。
その途端に砂浜が爆発。
「何よこれ!」
爆発の爆風でブレスレットが吹っ飛ばされて…変身できなかった。
おまけに…ビキニの上まで吹っ飛んでしまった…恥かしい…恥かしすぎる…。
「…ハルヒ…インセクトブレスレットなら…あそこに飛んでる」
見ると有希が…めちゃくちゃ恥かしいんだろうけど…セパレートの上が吹っ飛んだ姿のまま…あたしを庇って戦っている。
「…ここは私たちに任せて、あなたはインセクトブレスレットを拾ってきなさい!」
涼子も…頑張っている…あたしも…みんなが来るまでの間、頑張らないと…。
ごめんね涼子…さっきはあんなこと思っちゃって…。
あたしは…腕で一生懸命胸を隠しつつ飛ばされたインセクトブレスレットの場所に行くと…すぐに拾って装着。
「チェンジ!マンティス!」
あたしはレッドマンティスに変身し…ジャンプすると…シオマネキ魔獣に踊りかかった。
「有希!涼子!ここから先はあたしに任せて変身しなさい!」
「了解!」
あたしは二人のインセクトブレスレットを投げて寄越す。
幸いにして同じところへ飛ばされていた。
有希と涼子は離れた。
「チェンジ!ビー!」
有希がイエロービーに変身。
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
涼子がシルバードレークに変身。
三人は…シオマネキ魔獣に向かっていった。
#BR
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「そういえばあの三人、遅いですね…」
「探しに行ってみます?」
そして…向かった先で…俺たちは目を疑った。
シオマネキの邪道魔獣とハルヒと長門と朝倉が戦っている!
ドカーン!
その時…爆発音とともに飛んできたものが。
「ギャーッッ!」
朝比奈さんが…何かを指差している。
「涼宮さんと…長門さんと…それから朝倉さんが…今の爆発で…吹っ飛んじゃったようですぅ」
何ですって?
朝比奈さんが指差した先には…レッドマンティスとイエロービーとシルバードレークの首から上が転がっている。
俺の頭の中に最悪の事態がシュミュレートされ…そして…。
俺たちは顔を見合わせた。
しかし…血が流れていないということは…どういうことだ?
俺は恐る恐る近づいてみた。
「これは…ヘルメットだけじゃないですか」
吃驚するじゃないですか、朝比奈さん。
俺はその三つを拾ってきた。
ここにあるのはレッドマンティスとイエロービーとシルバードレークのヘルメットだけで…中身がないですよ。
「ええっ?ヘルメットだったんですかぁ?」
手を突っ込んで中身がないのを確認。
「私…てっきり生首かと思いましたぁ」
顔を見合わせる鶴屋さん、妹、喜緑さん。
「まあ…確かに我々9人のヘルメットは首から上の全体を包むフルフェースタイプですから、勘違いも無理もないですよね」
何をニヤニヤしているんだ?全然笑い事じゃないぞ、古泉。
「みんな!来てくれたのね!」
スーツだけ着用した状態のハルヒと長門と朝倉がそこにいた。
スーツだけだと力が百パーセントまでは引き出せないらしく、シオマネキ魔獣の前に苦戦している模様。
ハルヒの口元からは…血が流れている。
どうやら爆発のショックで…ヘルメットだけが吹っ飛んでスーツだけ装着した状態になっていたようだ。
吹っ飛んでいたヘルメットを鶴屋さんと俺と古泉とで投げて寄越すと再装着する三人。
「よし!みんな行くぞ!ハルヒと長門と朝倉に加勢だ!」
俺が叫ぶ。
「チェンジ!スパイダー!」
青いインセクトスーツが朝比奈さんの身体を包んだ。
「チェンジ!ファイアフライ!」
紫のインセクトスーツが鶴屋さんの身体を包んだ。
「チェンジ!バタフライ!」
金色のインセクトスーツが妹の身体を包んだ。
「チェンジ!スコーピオン!」
白いインセクトスーツが喜緑さんの身体を包んだ。
「チェンジ!スタッグビートル!」
黒いインセクトスーツが古泉の身体を包んだ。
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
緑色のインセクトスーツが俺の身体を包んだ。
「希望のパラドキサ!レッドマンティス!」
「知性のスズメバチ!イエロービー!」
「魅惑のジョロウグモ!ブルースパイダー!」
「霹靂のゲンジボタル!パープルフレアー!」
「怒濤のオニヤンマ!シルバードレーク!」
「可憐のアゲハチョウ!ゴールドパピヨン!」
「夢幻のダイオウサソリ!ホワイトスコーピオン!」
「勇気のギラファノコギリクワガタ!ブラックスタッグ!」
「情熱のヘラクレスオオカブト!グリーンビートル!」
「北高戦隊!SOS団!」
#BR
いつの間にかシオマネキ魔獣は戦闘員を呼び出していた。
「マンティスダブルトンファ!」
ハルヒがマンティスダブルトンファで戦闘員と戦っている。
「ビーサーベル!」
長門が空中を滑空してビーサーベルで戦闘員と戦う。
「スパイダーマグナム!シューティングモード!」
朝比奈さんがスパイダーマグナムで戦闘員と戦っている。
「ファイアフライキャノン!マシンガンモード!」
鶴屋さんが朝比奈さんと背中合わせでファイアフライキャノンで戦闘員と戦っている。
「ドラゴンフライクロスボー!」
朝倉が長門と同様に空中を滑空してドラゴンフライクロスボーで戦闘員と戦っている。
「バタフライブーメラン!」
妹が長門、朝倉と同様に空中を滑空しながらバタフライブーメランで戦闘員と戦っている。
「スコーピオンシザース・アンド・スコーピオンドリル!」
喜緑さんがスコーピオンシザースとスコーピオンドリルで戦闘員と戦っている。
「スタッグダブルソード!」
「ビートルブレード!」
古泉と俺はスタッグダブルソードとビートルブレードでシオマネキ魔獣と戦うことに。
…というか…妹が参戦以来…戦闘員はハルヒたちに任せて俺と古泉が初めから邪道魔獣と戦うケースが多いな。
「奴の武器は…あの右手のどでかい鋏だけみたいですね」
「そのようだな」
つまりあれさえ切り落してしまえば…ということになるが…。
俺はジャンプして切り落とした。
あっけなく切り落とされた…かにみえたのだが…。
「…情報連結再結合開始」
どこかで聞いたような台詞とともに…シオマネキ魔獣の切り落とされた場所に泡がブクブクと吹き出したかと思うと…鋏が再生された。
「しまった!カニの生態を忘れていました!」
「カニ?じゃなくて…何?」
「カニは足を切り落としてもすぐに生えて来ます!はさみも例外じゃありません」
逆に追い詰められる俺と古泉。
そこを救ったのは…。
「…イエロービー・月面キック!」
長門…いつも済まん。
「そうだ!ハルヒ!長門!朝倉!ビートルクラッシュの要領で俺の肩からジャンプして奴に武器を食らわせてやれ!」
「ブルーとホワイトとゴールドは僕の肩を使ってください!パープルは最後にバズーカーモードで二人の中間から!」
「了解!」
その技の名前は…ずばり…。
「インセクトクラッシュ!」
まず…朝比奈さんが古泉の肩を使ってジャンプしてスパイダーマグナム・ネットガンモードでシオマネキ魔獣に網を被せた。
それからハルヒが俺の肩を使ってジャンプしてマンティスダブルトンファで叩きのめす。
続いて長門が俺の、喜緑さんが古泉の肩を使ってほぼ同時にジャンプ。
ビーサーベルとスコーピオンドリルをお見舞、抜き取ったところをさらに喜緑さんがスコーピオンシザースで殴りつけた。
傷口から泡が吹き出すシオマネキ魔獣。
さらに続いて朝倉が俺の、妹が古泉の肩を使ってジャンプ。
ドラゴンフライクロスボーとバタフライブーメランを同時に食らわせた。
それから最後に鶴屋さんが俺と古泉の間から二人の肩を使ってジャンプ。
バズーカーモードに切り替えたファイアフライキャノンでシオマネキ魔獣に止めを刺した。
爆発するシオマネキ魔獣。
かと思うと…巨大化した。
「ギガスコーピオン!ギガファイアフライ!めがっさ発進にょろ〜!」
鶴屋さんがインセクトフォンでギガスコーピオンとギガファイアフライを呼び出す。
すぐさま馳せ参ずる二台。
分乗して乗り込み、メガインセクトを発進させて…。
「インセクトキング、完成」
「ギガスコーピオン・バトルモード、見参」
「ギガファイアフライ・バトルモード、参上」
巨大シオマネキ魔獣が襲ってきた。
すぐさまメガバタフライが飛び出し…燐粉を振りかける。
途端に苦しみ始める巨大シオマネキ魔獣。
「インセクトサーベル!」
「ボイズンソード!」
「シャイニングカリバー!」
三大ロボットの必殺剣を受け、巨大シオマネキ魔獣は爆死を遂げた。
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変身を解いたら…水着は元に戻っていた。
水着が破れたまま…つまり彼の前に裸をさらしてしまったらどうしようかと…どきどきしていたんだけど…。
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結局…ビーチバレーはやり直しすることになった。
そしてチーム分けはまた爪楊枝の籤で…。
今度こそ…彼を引き当てないと…。
「私、審判」
…と、これは彼の妹さん。
…ビーチバレーはどうやら高校生での対決になるようね。
ところが…
「キョン君、めがっさ宜しくにょろ〜」
今度は…彼と組むことになったのは…なんと鶴屋さん。
古泉君は江美里さんと…ハルヒは涼子と…残る私はみくるさんと…。
「何でまたこうなるのよ!」
ハルヒと同じことを私も叫びたい気持ちだった。
また…私は「彼と組になる爪楊枝」を引きそこなった。
ハルヒも私も…何でまた…今日は籤運が…悪いんだろう?
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