#navi(SS集)

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* 作品 [#g792b996]

** 概要 [#vf8ab89e]

|~作者      |G.F  |
|~作品名    |ある日の北高保健室@近未来 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日    |2007-02-03 (土) 12:15:24   |

** 登場キャラ [#t5f7a235]

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|~キョン    |不登場    |
|~キョンの妹|不登場  |
|~ハルヒ    |不登場  |
|~みくる    |不登場  |
|~古泉一樹  |不登場 |
|~鶴屋さん  |不登場 |
|~朝倉涼子  |不登場 |
|~喜緑江美里|登場|
|~周防九曜  |不登場   |
|~思念体    |不登場  |
|~天蓋領域  |不登場  |
|~阪中      |不登場|
|~谷口      |不登場|
|~ミヨキチ  |不登場    |
|~佐々木    |不登場  |
|~橘京子    |不登場   |

** SS [#e3692797]

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設定参照
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#BR
今は授業中。
誰か怪我をしたり、誰か貧血を起こしたりした、というのでもない限り誰も来ない保健室。
図書館で借りてきた本を読みつつ…ふと、夫のチョーク入れに貼ってあるものと同じ時間割票を確認してみる。
あ…この時間は涼子の担任クラス・つまり義妹のクラスでの「国語表現」の授業か…。
美代子ちゃんも同じクラスだって言ってたっけ。
始業式の時にクラス替えがあったはずなんだけど…この二人は三年間、ずっと同じクラスだったみたいね。
そういえば美代子ちゃん、あの「援交事件」以来…新しい彼氏…とまではいかないにしても男友達は見つかったのかな。
「思い切り泣いたことで吹っ切れた」とは言ってたけど…親友のお義姉さんとしては心配だな。
何しろあの子…過去に私の夫に恋した女…ハルヒ・私・美代子ちゃん…のうちでは唯一の「普通の人間」だったのかもしれない子なんだから。
だってそうでしょ?
他の二人は普通の人間じゃないんだから。
妻である私は私で「この銀河を統括する情報統合思念体によって生み出された対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」つまり夫に言わせると「宇宙人…というか…宇宙的アンドロイド」(正確に言えば女性型なので「アンドロイド」ではなくて「ガイノイド」なんだけどね)なのだし、ハルヒはハルヒで「世界の改変能力」を(本人の意思が果たしてどうだったのかに関わらず)持ってしまった「限りなく神に近い人間」なのだからして。
つまり…私とハルヒの二人が知らず知らずのうちに彼女の運命を大きく狂わせてしまったかも知れないんだから…。
ごめんね、美代子ちゃん…。
私とハルヒが高校時代にキョン君を奪い合ったばかりに…。
結果として…私があなたの大事なキョン先生を取っちゃった形になっちゃって…。
#BR
#BR
…ドアをノックする音ではっとした。
「有希、いる?」
この声は…。
「…入って」
ドアが開くとそこには江美里さんがいた。
次の時間が「実験」らしく、白衣を着ている。
白衣を脱がずにそのまま授業をすることもあるらしいんだけどね。
よりによって夫のクラスの副担任でもある。
…うー…妬ける。やっぱり普通の教職にしておけばよかった…って今更遅すぎる。
それに何といっても夫は「お前には白衣が似合うから」って言ってくれてるんだし。
そういえば…江美里さんはこの時間授業がないんだっけ。
「この間の籤のことなんだけどさ…あんた、まさかインチキしなかった?」
私がコーヒーを用意しようとしていると江美里さんがいきなりこう切り出した。
「別に…」
江美里さんがいう「この間」というのは身体測定の時のことだ。
「みくるちゃんが『胸囲』を引いたのを見て一瞬ニヤリとしたでしょ?」
私は思わず江美里さんの顔を見た。
胸囲測定だけはやりたくなかったのは…みくるさんと涼子はともかく、江美里さんにはお見通しだったらしい。
まあ私の体型を考えてみれば解るんだろうけどね。
「あれは…あくまでも偶然だから…」
こういう返事以外に言い訳は出来ないだろう。
「じゃ、そういうことにしておいてあげる」
そういうとコーヒーのカップを手に取る江美里さん。
因みに江美里さんはコーヒーには何も入れないブラック、もしくはクリームしか入れていないシュガーレスが好みらしい。
「あ、そうそう…今日、ハルヒちゃんの誕生日なんだけど…キョン君はまさかダイヤモンドの指輪なんか買わないだろうね?」
「ダイヤモンドの指輪…?」
何のこと?江美里さん…。
「決まってるじゃない。ハルヒちゃんの誕生石、ダイヤモンドなんだよ」
そんなぁ…ハルヒの誕生石がダイヤモンドだなんて…神様、そんなの不公平です!
何で私の誕生石がガーネット(柘榴石)でハルヒの誕生石がダイヤモンドなんですか?
「ま、同じ月の誕生石ってことになっているクオーツで代用、という手もあるけどね」
「クオーツ…つまり水晶?」
「そう。因みに私のこの腕時計は昔ながらのクオーツウォッチ・つまり水晶発振時計」
愛する旦那様…お願い、もしハルヒに指輪を買ってあげるならクオーツ、つまり水晶にしてあげて…。
因みに以下、化学専門の理科教諭ということで宝石の類に詳しい江美里さんの宝石蘊蓄によると…江美里さんの誕生石は髪の毛の色でもあるエメラルド。
同じ月の誕生石はもう一つ、ジェイド(翡翠)がある。
エメラルドは宝石中でも比較的安いからこの点はいいとして…弱点は高熱に弱いということらしい。
鶴屋さんの誕生石はアクアマリン。同じ月の誕生石にはブラッドストーンと珊瑚がある。
涼子の誕生石は…ムカつくことに私の一番大好きな石であるサファイア。
まあ…買うとすればそれは古泉君なのでこっちは痛くも痒くもないんだけどね。
「みくるさんは…?」
「みくるちゃんはターコイズ、つまりトルコ石。しかも誕生日がイブだって言ってたような気が…」
多分、みくるさんは…クリスマスという風習があの時代に残っていればの話だが、子供の頃は恐らく誕生日のプレゼントとクリスマスプレゼントを一緒にされて悔しい思いをしたに違いない…と、私は思う。
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