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#navi(SS集) #br * 作品 [#y120706b] ** 概要 [#q6fd152c] |~作者 |おぐちゃん | |~作品名 |ながキョン 第七話 −HARUHI SIDE− | |~カテゴリー|長門SS(一般)| |~保管日 |2006-08-08 (火) 02:06:13 | ** 登場キャラ [#q2f5f29f] ////////// |~キョン |登場 | |~キョンの妹|不登場 | |~ハルヒ |登場 | |~みくる |不登場 | |~古泉一樹 |登場 | |~鶴屋さん |不登場 | |~朝倉涼子 |不登場 | |~喜緑江美里|不登場| |~周防九曜 |不登場 | |~思念体 |不登場 | |~天蓋領域 |不登場 | |~阪中 |不登場| |~谷口 |不登場| |~ミヨキチ |不登場 | |~佐々木 |不登場 | |~橘京子 |不登場 | ** SS [#vdc7ae25] ////////// #br #setlinebreak(on) 食事を終えたあたし達は、駅近くの公園を通っていた。 ここを通り過ぎたあたりで、また二手に分かれて探索を続ける事になっていたのだ。 段差のある土地なので、公園の真ん中には階段がある。 その階段を見て、古泉君が不意に映画の話を蒸し返した。 「ふむ。昨日見たという映画では、階段から落ちた男女が入れ替わるんでしたか」 これから降りようとしている階段をみて、古泉君はなにやら考えている。 と、前を歩いていたキョンが振り返って、こっちをジト目で見返してきた。 ……キョンってば、あたしが何かしようとすると、必ずこの目で見るのよね。 いくら何でもこの階段から落ちるのは痛そうだ。だけどキョンの表情を見ていると、少し意地悪したくもなる。 「そうね。ものは試しよ、ここから誰かと転げ落ちてみなさいキョン」 「ごめんこうむる」 ため息をつきながらキョンが言う。 「何よ意気地なし。これくらい落ちたって死なないわよ、やってみなさい?」 「あのなあ──」 そこまで言ったとき。 有希が、不意にバランスを崩した。 #br 足を滑らせたのか。何かにつまずいたのか。 おろしたてのワンピースの裾をなびかせながら、有希がゆっくりと倒れていく。 「……!!」 キョンが有希に向かって飛びだす。でも致命的に遅い。有希の体勢を立て直すには間に合わない。 キョンの手が有希の手をつかむ。 有希に引きずられるように、キョンもまた階段を落ちていく。 「ちょっ……有希っ!?」 そんな。 冗談だったのに。 本気じゃなかったのに。 なによこれ。あたしが言ったことが本当になったみたいな── #br 階段の縁から、絡まりながら転落していく二人が見えた。 有希を抱きかかえたキョンは、一番下まで転落し、 「ぅげっ!!」 カエルがひき潰されたような、不気味な声とともに、コンクリートに叩きつけられた。 ////////// #setlinebreak(default) #br ----