#navi(SS集)

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* 作品 [#u4233de1]

** 概要 [#l96e87c9]

|~作者      |Thinks  |
|~作品名    |「長門さんとあちゃくらさんの手打ち蕎麦」 |
|~カテゴリー|ハルヒちゃん長門SS|
|~保管日    |2009-03-02 (月) 17:28:35   |

** 登場キャラ [#h684079b]

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|~キョン    |不登場    |
|~キョンの妹|不登場  |
|~ハルヒ    |不登場  |
|~みくる    |不登場  |
|~古泉一樹  |不登場 |
|~鶴屋さん  |不登場 |
|~朝倉涼子  |登場 |
|~喜緑江美里|不登場|
|~周防九曜  |不登場   |
|~思念体    |不登場  |
|~天蓋領域  |不登場  |
|~阪中      |不登場|
|~谷口      |不登場|
|~ミヨキチ  |不登場    |
|~佐々木    |不登場  |
|~橘京子    |不登場   |

** SS [#me8785dc]

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#setlinebreak(on)

※当SSはハルヒちゃん仕様です。
よって、朝倉さんではなくあちゃくらさんが出てくること、
長門さんが少々エキセントリックなのをご了承ください。
 
 
「長門さんとあちゃくらさんの手打ち蕎麦」
 
「ただいま」
 あー。ようやく帰ってきましたねえ。七時かあ。
「おかえりなさーい。毎週大変ですねえ、長門さんも」
 そう言いながら玄関に迎えに行ったら、長門さんは何故か大荷物を抱えていた。
「な、な、な、何ですかそれはっ。また新しいベビーグッズじゃないでしょうね!?わたしは赤ちゃんじゃないって何回言ったらわかってくれますかっ」
「ちがう」
 長門さんはそう言いながら大荷物を床に下ろした。それも結構な勢いで。
 ぱん。
「何かがはじけるような音がしたような気がしますけど?」
「気のせい」
 
「で、何ですかこの大きなお椀みたいなのは」
「木鉢」
「この大きな棒は」
「打棒」
 これを何に使うのだろう……。わたしだったらこの木鉢って言うのでお風呂にも入れそうだけれど。
「…その手があった」
「させるんかーい!?」
 長門さんは人差し指を一本立ててこう言う。
「当初は着物を着せてこれと共に川に流す予定だった」
「一寸法師!?もっとあるですよー!?」 あの川をどれだけ遡ったら京都に着くんですかっ。
 
 ええ、ええ。どうせ一尺少々ですよ。大体、誰のせいでこんなになっちゃったと思ってるんですか。<−(あなたです)
 でも、子ども扱いよりはちょっとだけレベルアップしたような。毎日お家を守ってきたわたしを少しは認めてくれたようですねえ。
 それじゃあ今日の晩御飯は腕によりをかけて作りましょうか。よーっし、張り切っちゃいますよっ。
「これで今日の晩御飯を作る」
 えっ、それで晩御飯できちゃうんですか。それは何ですか、そば粉? (すっかり飼いならされてます)
 
「へえ、お蕎麦ってこうやって作るんですか」
「古式製造法」
 木鉢の中のそば粉と格闘する長門さん。なんか輝いてる。もともと食べる事にはわりと熱心なんですよねえ。
 最近はゲームしかしなくなっちゃって、ご飯も作らなかったし。やっぱり、ゲームなんて物に夢中な人にはろくな人がいませんねえ。
「……汗(怒)」
「は、はいっ」 ふきふき。
 
 テーブルの上に乗って汗を拭く。無言で捏ね上がったそば粉を伸ばす長門さん。
「ほぼ仕上がった。あとは切るだけ」
「あっお疲れさま。包丁はそこに用意…」
 しゃきーん。
「そ、それはいつかの子守袋っ!?」
「刃物は苦手。あなたが切って」
「仕方ないですねえ……」 ぶらーん。トントントン…。
 
 お蕎麦は切り終わったので、ネギを切りましょうか。
「でも、刃物が苦手ってどう言う事ですか。長門さんらしくもない」
「………」
「どうしたんですか長門さん」
「………」
 あ、眼を逸らしましたね? Σはっ。これがもしかして長門さんの弱点!? そして刃物はわたしの得意分野!
 来たっ来た、キターッ。わたしの時代っ!! 反逆、謀反、そして下克上っっっ!!
 このまま上にこれを突き立てさえすれば良いのよ。ザルで両手がふさがっている今がチャンス!!
「って、また届かねえーーーーーっっ!!!」 しかもこれ菜切り包丁だったーっ!!
「ぷふっ」
「笑うなあああっ!!」 ぽくっ。 
 
 長門さんにぶたれた。し…しかたないわよね。
「……そろそろ良い頃合」
「あ、茹で上がったんですね。じゃあそこに氷水が…」
 ザバーン。ぶっ!?
「な、何するんですかー!?」
「このまま冷水で締め上げる(怒)」
「わたしはお蕎麦じゃなーい!! ごめんなさい、許してーっ!!」
 
(何とか出来上がりました)
「…いただきます」
「いただきまーす」
「…これを添えると良い」
 その緑のはワサビですね。お蕎麦につけたらせっかくのお蕎麦の匂いを消してしまうような気がしますけどね。まったく、有機生命体の考えてる事は良く……
「かっ、辛いーーーー!?」 なんか感覚が子供!?なんでー!?
「おおっ」 ずぞぞーっ。
 
「はあ、なんだか散々だったような気もしますが、お蕎麦おいしかったですよ」
「そう」
「でもなんだか寒いですね」 って、そういえばわたしさっき、冷水で締められたままじゃん! 今気が付いたけどっ。
「これに着替えると良い」
「あ、ありがとうです」
 うーん、まさか冷水で締められるとは思わなかったわ。んしょんしょ。あ、この服、厚手なんですねえ。何枚もありますけど全部着るんですか?
 よいこらせっと。あら、おっきな帽子もありますねー。
 って、一寸法師!? 
「………」 きらーん。
 
(木鉢に乗せられて表に連れ出されました。)
「当初の予定通りに遂行する」
「だから京都には行けませんって! 行けたとしてもお金持ちには拾われませんからーっ!!」
「だいじょうぶ。これ」
「打棒もらっても無理ーっ!!」
「では針の剣も」
 ただの針じゃんっ!! Σあっ、でもそれがあれば……。あのネコさんに仕返しできるかも。足の裏とか柔らかそうだしっ。
 来たっ来た、キターッ。わたしの時代っ!! 反逆、謀反、そして下克上っっっ!!
「いいかげんにしなさい」 ぽくっ。
「痛っ。って、それは長門さんでしょーっ!?」
                               
                                                            結局許してくれました。
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