#navi(SS集)

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* 作品 [#t5afd2ca]

** 概要 [#rd1f9ab4]

|~作者      |G.F  |
|~作品名    |長門さんのXR50 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日    |2007-10-29 (月) 20:43:28   |

** SS [#gf6ee373]

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(注:SS集/813およびSS集/819と同じ時世界系列に属します)
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彼の妹さんのバイクは彼のお古のホンダXR250。
「仮面ライダーが乗ってたバイクと同じだから」ってことで彼に譲ってもらったらしい。
同じ排気量のハルヒやみくるさんのカワサキZZR250より車輪が細くて全体的にもスマートな感じだ。
走っているところを見ると…サドルから足が付かないようで、だから信号待ちでは少し傾けている様子。
ハルヒはともかくみくるさんも人のことは言えないみたいだけど。
もっとも「ちょっとバイク貸して」と言って時々、平気で妹さんのバイクを乗り回しているハルヒに対し、みくるさんは車高が高いのがちょっと怖いらしく、自分のバイクと同じ排気量であるにもかかわらず未だに乗れずにいるらしい。
もっともそのハルヒに言わせると「要は普通のサイクリング用に対するマウンテンバイクみたいなもんよ」らしいけど。
「ん…何だよ、長門…妹のバイクに何か付いてるか?」
「…別に」
「同じバイクが欲しい」なんて…口が裂けても絶対に言えない。
第一、私の免許は「原付」だから…したがって50CCまでしか運転できないのだから。
だからこそツーリングのときは彼のサイドカー(因みにヤマハXJR1300)のサイドカー部分が指定席なんだから。
ハルヒも「有希が原チャリだけしか運転できない以上はしょうがないわねぇ」とあっさり認めてくれている。
本当はハルヒもあの席に座りたいに違いないんだけど…。
「いいね、キョンの隣だなんて。僕も乗りたいよ、くっく」
いいえ、佐々木さん…あなたは「自転車の後ろ」で充分すぎるほど楽しんでたんでしょうが。
第一あなたにはヤマハT-MAXスペシャルがあるでしょう。
「――私は―この――方が―いい」
ほらね、あなたの後ろで周防さんも言ってるでしょ?
#BR
目的地。
彼と一緒に芝生の上に寝転んで…いい気分。
涼子とみくるさんと彼の妹さんが…フリスビーを楽しんでいる。
「あのな長門…」
「…何?」
「まさかお前…あいつのバイクと同じバイクが欲しいんじゃないのか?」
…彼に…感づかれていたらしい。
「だけど…お前の免許だと50までしか駄目なんだったよな」
「…そう」
だから…美代子ちゃんと同じ車種のスクーターなんです。
「ねえ、有希…今のスクーターを手放す勇気、ある?」
ハルヒまで…どうしたの?
「スクーターを手放す勇気があるなら…明日、我々四人で付き合ってあげますよ」
古泉君…。
「まったく同じ車種ってのは免許の都合ってのもあるから無理だけどさ…同じシリーズってことならいいだろう?」
佐々木さんも…。
「今までどおり高速走れないのが難点だけど…な」
もしかして…四人で話してたの?
「…私は構わない」
私は…それだけ言うのがやっとだった。
#BR
「…感謝する、ありがとう」
私は…名残を惜しみつつ、スクーターにこう声をかけてやった。
バイク買い取りショップで下取りに出したら…手入れが充分行き届いていたのが幸いしたらしく、割と高値で買ってくれた。
そして…私と彼、ハルヒ、古泉君、佐々木さんは…バイクショップに向かった。
…といっても買い取りショップと同じ系列の店だからすぐ隣なんだけどね。
#BR
「へえ…新車買ったんですか」
江美里さんが目を丸くしている。
「キョン君の妹さんのバイクと比べても遜色ないわよ」
涼子が褒めてくれた。
「涼子っち、同じシリーズである以上は当たり前だって…ねえ」
鶴屋さんがこう…突っ込みを入れた。
「…そう」
私、長門有希の愛車は…本日をもってホンダXR50になりました。
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