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#navi(SS集)

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* 作品 [#oa38ec02]

** 概要 [#ad0ca28c]

|~作者      |書き込めない人  |
|~作品名    |長門さんと目薬 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日    |2006-09-30 (土) 18:40:22   |
|~キョン    |不登場    |

** 登場キャラ [#j357babd]

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|~キョン    |登場    |
|~キョンの妹|不登場  |
|~ハルヒ    |不登場  |
|~みくる    |不登場  |
|~古泉一樹  |不登場 |
|~みくる    |登場  |
|~古泉一樹  |登場 |
|~鶴屋さん  |不登場 |
|~朝倉涼子  |不登場 |
|~喜緑江美里|不登場|
|~周防九曜  |不登場   |
|~思念体    |不登場  |
|~天蓋領域  |不登場  |
|~阪中      |不登場|
|~谷口      |不登場|
|~ミヨキチ  |不登場    |
|~佐々木    |不登場  |
|~橘京子    |不登場   |

** SS [#l3b2d642]

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#setlinebreak(on)

退屈な授業を終え、
朝比奈さんの煎れてくれるお茶を飲みながら、
長門のページをめくる音をBGMに、
古泉のキングを孤立化させていく……
やっぱりこういう平穏な時間てのが一番いいな。
ほい、チェックメイト。本日3個目の黒星を進呈だ。
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「涼宮さんは遅いですね」
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駒を並べながら古泉が言う。
まだやる気か?懲りない奴だな。
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「あいつなら掃除当番だ」
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仕方がないので、俺も駒を並べてやる。
ハルヒが来るまでの間に、あと2つほど星が増えそうだ。
ハンデに両サイドの3駒を除いて……
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「……痛ッ!?」
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俺は突然右目に痛みを感じた。
刺すような、それでいて不快な……
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「ど、どうかしたんですか!?大丈夫ですか!?」
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あぁ朝比奈さん……あなたに心配してもらえるのなら、
この命でも安いもんですよ。
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「……」
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長門も本から目を放して、
俺に分かる程度に心配してくれている。
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「目に何か入ったのですか?」
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お前に心配されてもあまり嬉しくないぞ。
どさくさ紛れに顔を近づけるのは止めてくれ。
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「いや、ちょっとゴミが入っただけだ。問題ない」
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そういって俺は何とかゴミを取り出そうとした……
くそ、瞬きしても取れねぇ。
だんだん痛くなってきたし……
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「古泉、目薬持ってないか?」
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俺は目の前でいつもより8割減のニヤケ顔を見せる超能力者に聞いた。
何なら目のゴミを取り除く超能力があると嬉しいぞ。
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「残念ながら……今日は持ってませんね」
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そういって肩をすくめるエスパー。
俺もコンタクトで目が乾いたりしないから持ってない。
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「朝比奈さんは?」
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先ほどからオロオロしている可愛らしい上級生に聞いてみた。
どうでもいいですが、未来に目薬ってあるんですか?
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「わ、わたしも持ってません……ごめんなさい……」
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いえいえ、いいんですよ朝比奈さん。
いくらメイドの格好をしていても無い物はないですから。
でも新川さんや森さんなら何でも持ってそうな気もしますが……
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「長門は……持ってないか」
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俺は少しだけ残念そうな顔で首を振る読書好き少女の方を見る。
こいつなら、体内に入った異物は宇宙的パワーで排除するだろう。
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しかし、そろそろいい加減に痛みがひどくなってきた。
感触では、何かが刺さってるのではなく、
ただ目に付いてるだけだと思うが……いかんせん気持ちが悪い。
さてどうしたものか……
思わぬ強敵に出会い悩む俺に救いの手が差し伸べられた。
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「大丈夫。私に任せて」
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さすが長門……例の呪文か何かで除去してくれるのか。
感激した俺は二つ返事でお願いした。
何より長門のやることに反対する気は毛頭ないしな。
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「少し……我慢して……」
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そう言いながら長門は俺の頭を持って、
両手の親指で右目を見開かせた。
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「な、長門……?」
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「すぐ終わる。じっとしていて。」
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長門の言うことだから、本当にすぐ終わるんだろうが……
毎度の事ながら、先に何をするか言って欲しいんだが。
そんな俺の思いを無視して長門が顔を近づけた。
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ちょっ、唇が近いんですが……
まさかゴミをフッ、って吹き飛ばすつもりですか?
頼むから力加減してください、長門さん。
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だが、この無口少女は俺の予想のはるか斜め上をいくことをしてくれた……
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……ぺろ……
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「!?」
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な、何だ!?今何が起こった!?
長門の顔が近づいて、唇が近づいてきて、口が開いて、
中から舌が……舌!?
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「な、長門!?」
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いまだ俺の頭に手を添えたままの宇宙人は、
俺の狼狽を無視して、淡々と告げた。
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「眼球の検査、および洗浄を行った。
あなたの眼球を刺激していたのは、まつげと判明。
よってこれを取り除くことで痛みがなくなると推測」
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あぁ、まつげね。
そりゃ痛いな……じゃなくて!!
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「今……舐めた……のか?」
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視界の隅で顔を真っ赤にする朝比奈さんが見える。
古泉も若干表情が硬い。
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「洗浄と除去が一度に出来る手段をとった。
点眼液がないため、私の唾液で代用した」
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少し早口で説明する長門。
まぁ、長門のことだから、
唾液を目薬に変えてくれたんだろうが……
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「……嫌だった?」
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心配そうな顔をする長門。
いや、全然嫌じゃなかったぞ。
むしろ何かに目覚めそうだったよ。
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「痛みも不快感もないしな……助かったよ」
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「そう……よかった」
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いつもより多めに安堵の表情を見せる長門。
と言っても俺に分かる程度だが……
まぁここは長門に感謝すべきだろ?
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「あぁ、ありがとな」
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「いい……またいつでも言ってくれればいい」
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そう言って長門はまた読書を始めた。
……『また』があったら今度は目薬注してくれるのかね……
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俺としては舐めてもらう方がいいなんてことは、
とりあえず口に出さないで置くことにしよう。
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けっこう気持ちよかったことも俺だけの秘密だ。
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P.S.
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翌日から長門が俺の顔を見るたびに、
舌をちょろっと出して『どこか痛む所はない?』と聞いてくるようになった話はまた後日……
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#setlinebreak(default)

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