#navi(SS集)

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* 作品 [#m31581e6]

** 概要 [#r364b9eb]

|~作者      |ムック  |
|~作品名    |情報統合思念体の懊悩(学園祭の巻・後編 |
|~カテゴリー|その他|
|~保管日    |2006-08-16 (水) 09:49:41   |

** SS [#v7a82bf3]

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とある北高校の文化祭、サラリーマン風の中年3人が途方に暮れて立ちつくしている。
場違に目立つので余計に惨めに見えるが、三人揃って宇宙人ってのはそう無いはずだ。
 有希パパ「穏健派、おまえの娘はどこいっちゃったんだよ。
      これじゃどこにいけば有希に会えるか見当もつかないよ」
 涼子パパ「こんなところで泣き言をいうな、みっともない。
      江美里ちゃんはここの生徒会の役員なので我々のために
      便宜を図ってもらっているんだよ」
江美里パパ「江美里はいま生徒会に行って有希ちゃんの居場所を聞いてくると
      言っていたら、すぐに戻ってくるよ心配ない。
      それより我々が互いにはぐれないようにしよう」
喜緑江美里が走って戻ってくる。長い髪がさらさらと風になびいて可憐である。
  江美里「長門のおじさま、有希ちゃんは体育館でなにか演奏をするらしいわ。
      生徒会で話題になっていたの、はやくいかないとたいへんよ」
 有希パパ「それは一大事、ここで見逃したとあっては一生の不覚」
 涼子パパ「なにいっているんですか台本落としたんじゃないでしょね」
江美里パパ「江美里、その体育館に案内しておくれ」
  江美里「はい、お父様、こちらですわ」
喜緑江美里のあとをついてぞろぞろと中年3人親バカトリオが行列していくと
すでに満員御礼、大入り盛況の体育館についた。すでに演奏は始まっており、
舞台かぶりつきは総立ちの騒ぎで舞台もよく見えない。もうすこし前に出よう
としてもとにかく人が多すぎる。
 涼子パパ「こんなんだったらオペラグラスでも持ってくるんだったな」
江美里パパ「これじゃどれが有希ちゃんか識別するので精一杯だな
      まあ有希ちゃんは2番目に奇特な扮装をしてるから分るけど」
 有希パパ「ゆーきー、ゆーきー、やっぱり俺の有希が一番輝いているなあ」
 涼子パパ「おい、穏健派、
      主流派しっかり捕まえとけよ、なにするかわからんぞ」
  江美里「お父様、わたし生徒会用の貴賓席がつかえないか見てきますわ
      ここでまっていてくださいね」
江美里パパ「うん、それはできたらありがたいな、江美里たのんだよ」
喜緑江美里がどこかにいなくなると、主流派の腕をぐいと掴むものがいる。
さては穏健派のやつが心配性で腕を捕まえているのか気色悪いやつだと主流派は
思ったが、ふと見ると目の前に穏健派と急進派は背伸びをして舞台を見ている。
おかしいなとおもって見ると有希が腕に縋り付いていた。
でも有希はいま舞台の上でギターを超絶テクで掻き鳴らしているのも見える、
俺はおかしくなったかな、もういちど見る。有希も顔を上げて顔をのぞき込む。
 有希パパ「おまえ有希か?」
  有希?「これはこれははじめまして、わたしはあなたの妻の長門登志子です」
 有希パパ「うっ、そういうおまえは革新派、なぜここに、つーか、有希そっくり」
 有希ママ「それは有希は私の娘ですから私にそっくりなのはあたりまえ
      もっとも私はさっきできたばかりですけど」
 有希パパ「わけわからんことを…ひとのこといえないが…」
 有希ママ「そんなことより、舞台の上でメンバーの紹介が始まりましたよ
      あら帽子で顔をかくして私の娘はかわいいわね」
 有希パパ「まてまて、有希はおまえの存在をしらないんじゃないの?」
江美里パパ「げっ、革新派なんで」
 涼子パパ「あわわわ」
 有希ママ「江美里ちゃんに手伝ってもらってあなたたちを一網打尽にしにきたのよ」
いつのまにか戻ってきた喜緑江美里がにこにこ笑っている。
 有希ママ「江美里ちゃんお手伝いありがとうね
      パーソナルネーム長門軍司、朝倉俊介、喜緑恒一、
      そして長門登志子を情報連結解除」

 有希パパ「ゆきー(゚д゚(サラサラサラ……」
江美里パパ「江美里またねー(゚д゚(サラサラサラ……」
 涼子パパ「今回はまんまとひっかかった(-д-(サラサラサラ……」
 有希ママ「ほほほ(゚@゚(サラサラサラ……」


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