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#navi(SS集)

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* 作品 [#r17a8b8f]

** 概要 [#l4cfa963]

|~作者      |いつまでも新米  |
|~作品名    |イメージソング・フロム・SOS団第三章:4 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日    |2011-01-31 (月) 10:41:41   |

** 登場キャラ [#y7bd8512]

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|~キョン    |登場    |
|~キョンの妹|登場  |
|~ハルヒ    |登場  |
|~みくる    |登場  |
|~古泉一樹  |登場 |
|~鶴屋さん  |登場 |
|~朝倉涼子  |登場 |
|~喜緑江美里|登場|
|~周防九曜  |不登場   |
|~思念体    |不登場  |
|~天蓋領域  |不登場  |
|~阪中      |不登場|
|~谷口      |不登場|
|~ミヨキチ  |不登場    |
|~佐々木    |不登場  |
|~橘京子    |不登場   |

** SS [#d2240b4d]

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#setlinebreak(on)

 朝。
 新しい朝である。
 希望の朝でもあるのだろう。
 しかし、いくら楽しみだからって起床予定時刻の二時間も前に起こすことはないんじゃないか、妹よ。
「テヘッ」
 本来なら二度寝を決め込む所だが、生憎とこういう時に限ってもう眠くない。
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 観念して起き上がると、リビングに降りて朝食の準備を始めた。
 我が家は『休みの日の朝は各自適当にやりなさい』という方針なので、適当にパンと目玉焼きを焼いて朝飯とする。
 妹よ、お前はイチゴジャムのトーストでいいか?
「うん!」
 いい返事だ。
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 慎ましい食事を終えた俺は自室に戻り、本日のカラオケで歌う曲の確認を始めた。
 ロック系のアップテンポの曲だ。
 音程が多少甘くなっても目立たないような曲であるのも選んだ理由の一つだが、一番はやっぱり好きな曲だからだな。
 なんだかんだいってもやっぱり好きな歌を歌うのが一番さ。

 ちなみに俺はボーカリスト系よりもバンド系、それも若手よりベテランの方が好きだな。
 特に嫌いなジャンルがあるわけじゃないが。
 強いていうならラップが苦手か、自分で歌うのが難しいからな。
 あのバンド騒動の時に古泉と二人でやったラップはトラウマものだ。

 などとのんびりしていたかったのだが、
「早く行こうよ〜」
 と急かす妹に根負けし、かなり早めに家を出た。
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 三十分は早くついてしまうと思ったのだが、集合場所についたらもう全員いた。
 なるほど、どーりでいつも俺が最後になるわけだ。
「あら、キョン。
 珍しいわね、ずいぶん早いじゃない」
「妹に急かされてな。
 しかし、お前らいつもこんなに早く集まってんのか?
 どーりで集合時間十分前程度じゃ俺が最後になるわけだ」
「まぁ今日はすこーし早いかもね。
 みんな楽しみにしてたってことよ!」
 はぁ、やれやれ。
 やはりこの人数で奢りなんだろうか。
「おはよ、キョンくん」
 背筋が一瞬ゾクッとする。
 害意が全くないというのは理解したとはいえやっぱりすぐには慣れんな。
 だが、努力しよう。
「よう、朝倉。
 久しぶりだな」
「フフッ、まさか転校してから涼宮さんと関わりができるとは思わなかったわ。
 涼宮さん、ありがとう」
「お礼なら黄緑さんに言いなさい。
 喜緑さんが教えてくれなきゃ声をかけることすらできなかったもの」
「あら、例え喜緑さんが提案したのだとしても、あなたの気に入らなかったらここには呼んでもらえなかったはずよ」
「…それもそうね。
 じゃ、その感謝受け取っとく」
「フフッ、よろしくね。
 あ、ところで、SOS団の集まりって最後に来た人の奢りって聞いたんだけど、この場合ってキョンくんになるの?」
 ぐぁっ、朝倉、てめぇ!
「本来ならそうなんだけどね、この人数で喫茶店に入るのも大変だし、妹ちゃんのおかげでキョンもいつもよりは早く来られたみたいだから、今回は特別にナシにしてあげるわ。
  感謝しなさい!」
 た、助かった…。
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「おはようございます、キョンくん。
 良かったですね」
「おっはよー少年!
 可愛い妹ちゃんに感謝だね!」
 おはようございます、先輩。
 あれ?てっきり妹は朝比奈さんにベッタリかと思ったのにいないぞ。
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「ねーねー有希ちゃん。
 お姉ちゃん達だーれ?」
 そっちか。
「彼女は喜緑江美里。
 私の親戚、朝比奈みくるの同級生。
 あっちが朝倉涼子。
 彼女も私の親戚で、私たちの同級生。」
「喜緑江美里です。
 よろしくお願いしますね」
「朝倉涼子よ。
 キョンくんに似ず可愛いわね」
 む、聞き捨てならんぞ朝倉。
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「おはようございます」
 お前は相変わらず年中無休、二十四時間爽やかスマイルだな。
「えぇ、もはや癖のようなものですね」
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「みんな揃ったし、少し早いけど行きましょうか」
「おー!」
 鶴屋さん…元気だ。
 ハルヒと鶴屋さんを先頭に歩くこと十分少々。
 どうやらハルヒが予約を入れていたらしく、また、客も少なかったようで早めについたにも関わらずすんなり部屋に案内された。
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 おぉ、広い!
 カラオケなんて数える程しか来てないが、この半分もないような部屋しかないもんだと思ってたぞ。
「何アホなこと言ってんのよ。
 そんな部屋しかなかったらカラオケで打ち上げ大会とかやりたい人たちはどうすんのよ」
 それもそうか。
「さて、それじゃあみんなの歌声を聞かせてもらうわ。
 みんなの一番得意な持ち歌を聞かせて。
 それで曲の感じを決めるから。
 それが終わったら、後は普通にカラオケを楽しみましょう!
 じゃ、最初は誰がいく?」
 もちろんというかやはりというか、元気よく手を挙げたのは鶴屋さんだった。
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 詳しい内容は割愛しよう。
 なぜなら、俺は正確な評価ができるほど音楽に明るくないからである。
 以上。
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 簡単にダイジェストでお送りすると、まず最初に言うべきはみんなうまかったということだ。
 歌唱力に自信がないのは俺と朝比奈さんだけなようで、いささか緊張である。
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 一人目、鶴屋さんは、イメージに違わぬガールズポップな元気な曲を。
 本当にこのお方も万能といって差し支えないスペックを発揮なさる。
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 次は意外にも長門が名乗りをあげた。
 曲はもちろんあの長門の部屋で聞かせてもらったヤツだ。
 封印したってのは本当らしく、流石に幻視はなかったがその歌声にはみんな聞きほれた。
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 この後は歌いづらいとみんなが尻込みする中、
「私が歌うー」
 と国民的アニメの主題歌を歌い上げた妹を見て、連れてきたのは正解だったなと思ったものだ。
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 気を取り直して妹に続くのは、麗しのマイエンジェル朝比奈みくるさんである。
 この、流行りのアイドルの歌を一生懸命歌う姿をどこぞのスカウトマンが見ていたら、この子をスカウトしないヤツはスカウトマンである資格はない!とまで思うかもしれん。
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 続く喜緑さんは、しっとり系のバラード。
 よく聞くと、この人の声もとても綺麗だ。
 長門の声は涼やかで凛としているが、この方の声はどこか儚げに聞こえる。
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 見た目どおりこういう場ではノリノリになるのか、次に歌った朝倉は非常に楽しそうだった。
 コイツにもアイドルが似合うが、朝比奈さんと違って、昔の、俺たちの親世代のアイドルが似合う感じがするな。
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 後は俺と古泉だが、どうせ知りたくもないだろう気がするので省略。
 一つ言うなら古泉は男性ボーカリストの歌を様になる感じで歌いこなしていたということだ。
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 最後にハルヒがガールズロックを相変わらずの歌唱力でガンガン歌い上げたところでチェックは終了。
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 一人一人が歌う度に何事かをメモしていたハルヒは満足気に頷くと、
「じゃ、後は純粋なカラオケ大会よ!
 得点が一番低かったら人が罰ゲームね。
 全員にワンドリンク奢ること!
 あ、デュエットもありよ!」
 なんてこった!
 ハルヒめ、完全に俺に照準を合わせてきたな!
「大丈夫」
 長門!
「私と組めば最下位を免れる可能性が上がる」
 いいのか?
「いい」
 よし、頼むぜ!
「あ、キョン!
 有希と組むなんてズルいわよ!
 こうなったら見てなさい、絶対負かしてやるんだから!」
「望む所だ!」
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 こうして、意外な組み合わせや順当な組み合わせで大盛り上がり。
 勝ったり負けたりを繰り返したが、妹が負けた時も俺が奢らなければならないというのは厳しかった。
 まさかここまで読んでいたのか、ハルヒよ。
「とーぜんじゃない。
 アンタが甘いのよ、キョン」
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 やれやれ。
 ま、楽しかったからいいけどな。
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 後は出発の日を待つだけか。

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