#navi(SS集)

#br

* 作品 [#sef3868f]

** 概要 [#s588b516]

|~作者      |L  |
|~作品名    |俺と長門の心踊る出来事 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日    |2010-06-28 (月) 10:53:48   |
|~キョン    |登場    |
|~キョンの妹|不登場  |
|~ハルヒ    |不登場  |
|~みくる    |不登場  |
|~古泉一樹  |不登場 |
|~鶴屋さん  |不登場 |
|~朝倉涼子  |不登場 |
|~喜緑江美里|不登場|
|~周防九曜  |不登場   |
|~思念体    |不登場  |
|~天蓋領域  |不登場  |
|~阪中      |不登場|
|~谷口      |不登場|
|~ミヨキチ  |不登場    |
|~佐々木    |不登場  |
|~橘京子    |不登場   |

** SS [#a124487c]

//////////

#br

#setlinebreak(on)

※ 微ヤンデレ注意
#br
#br
#br
#br
 俺の唇にもう一つの唇が重なる。
 いつぞやみたいな灰色の閉鎖空間ではなく、現実の世界でのそれは何ともいえない感覚だった。五感の全てが味覚に集中した後、嗅覚、触覚、聴覚、視覚……。結局のところ五感を今までにないようにフル活用させて、その篤いキスを味わっていた。
 やがては離れていく事は分かっている。だが、やはり耐えられないもので
「長門、もう一度いいか」
「いい、私も。同じだから」
 そう言ってまた篤く濃厚なキスを続ける。その俺の頭の中は長門しか考えられなくなるほど、甘く、深く、俺の心に絡みつくのだった。
 不意に、長門の唇が離れた。
「涼宮ハルヒが、来る」
 もうそんな時間か、続きはまた後だな。
 俺だけに分かるぐらいに長門は肯定し、いつもの指定席に座る。
#br
 いつからだろうか、長門のことがこんなにいとおしく思えてくるのは。
#br
 忘れるはずもない、あの世界の消失事件の後からだ。間違いなく俺はその後から長門のことを異様に気にかけていた。
 クリスマスも終わり、冬休みの出来事だった。
#br
#br
#br
 その日の俺は、ハルヒからの申し出もないのでのんびりまったり過ごしていた。その時、俺の携帯がなったんだ。
 着信は長門からだった、俺はすぐに通話ボタンを押し、会話に入った。
「長門、何かあったか?」
『……会いたい』
「へ?」
 今コイツなんて言った?
 俺には会いたいと聞こえたが。
『貴方はいたって正常、私は貴方に会いたいと言った』
「そうか。そりゃまたなんで?」
『……分からない、ただ、あなたに逢いたかった。それだけ』
「そうか、じゃあ待ってろ。今から行くからな」
『……待ってる』
 俺は携帯をポケットに滑り込ませ、必要最低限の装備をしてから長門の家に向かう。
 自転車を取り出し、猛スピードでそれを走らせると、結構早く着いた。
 そこら辺に適当に止め、708号室のボタンを押す。
「長門、俺だ」
 通話中のこの一言で、ここの自動ドアは勝手にあいてくれる。何とも便利なんだろうな。
 その長門は、自分の家の前に立っていた。
「どうした、長門。珍しくお出迎えか?」
「そう、貴方をずっと待っていた」
 驚きだな、長門がずっと俺を待っていたなんてな。長門なりのジョークかもしれんが、ジョークを言ってくれるぐらい俺に心を開いてくれているろ言う事でもあるんだろうな。嬉しいぞ、パパは。
「入って」
 長門に促されるまま、俺は玄関で靴を脱ぎ、やはり殺風景な部屋の真ん中にあるコタツに向き合って座っていた。
「で、話ってなんなんだ」
 こういうとき、必ずといって言いほど、長門はお茶(ほうじ茶)をだす。
「これ、飲んで」
 今回もほうじ茶ね。
「そうか、ありがたくいただくとするよ」
 今回も飲み干すたびにおかわりが出てくるので、三回目が出される前に俺は聞いた。
「で、用事ってなんなんだ?」
「とても重要なこと」
 なんだって?
 長門が重要なことを話すのがかなり貴重だが、『かなり』をつけることを見るところ、もう俺が感じるレベルではなくなってきているのかもしれん。
「で、それはなんなんだ?」
「これを聞いて貴方に迷惑がかかるかもしれない。でも、できるなら聞いてほしい。いい?」
「ああ、お前の話位いつでも聞いてやるさ」
「そう、じゃあ話す」
 長門はすぅ、少し息を吸ってから一気に話した。
#br
#br
「私は、貴方のことが好き。貴方さえいれば、他には何もいらない。それ位貴方が好きでたまらない。……私を愛して。心が全て溶けるような愛で。私は貴方を愛してみせる、他の誰よりも濃厚で篤い愛で貴方を……」
「よぉし、ちょっと待とうか長門」
「……まだ百四万八千七百五十六分の一も話していない」
「いや、大丈夫だ長門。俺には十分に伝わった」
「……なら、返事を」
 返事ねぇ、アレだけ愛を長門に語られたなら。俺もそれなりの返事をしなければないのか。まぁ、俺の答えは決まっているが。
「ああ、いいぜ長門。俺もお前のことは好きだ」
「そう」
 長門は立ち上がり、こっちに近づき
「なら」
 また一歩近づき
「それを」
「証明して」
「……ね?」
 気がつけば長門が目の前にいた。
「おい、ながっ」
 長門は俺の唇をその柔らかな唇で塞いだ。それこそ冒頭で述べたぐらいのキスを。
 それからだった。そこから俺は長門のことしか考えられなくなった。
#br
#br
#br
 私の計画は完璧。
 後々誰も付け入る隙間さえ与えないために、少しの我慢ならする。
 そう、全ては私と彼のエデンのために。
 何も知らない雌猫と牛乳やガチホモ達を陥れる場面を創造しただけでワクワクする。
 たまらない。
 だから、待ってて。
#br
#br
 私の大好きな貴方。
//////////

#setlinebreak(default)

#br

----

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS