#navi(SS集)

#br

* 作品 [#x2844004]

** 概要 [#x5e2fd06]

|~作者      |有希っこの  |
|~作品名    |ナガモンの付き人  第四回 |
|~カテゴリー|長門SS(一般)|
|~保管日    |2006-08-07 (月) 01:47:50   |

** SS [#nb09efc3]

//////////

#br

#setlinebreak(on)

いかん、寝ちまった。
主人公が敵の宇宙船に潜入したあたりで話が止まっている。
長門はと言うと・・・・
何と!俺の肩に寄り添ってクゥクゥと寝息を立てているではないか。
俺の読み方が詰まらなかったのか、はたまた長門も盲目で疲れていたのか。
原因はどっちにしろ、一男子高校生としてはかなりおいしい状況であることには疑いの余地も無い。
公園のベンチに座って二人で寄り添ってお昼寝をしている様は平和そのものだったろう。
写メを取っていた人が居たらご一報いただきたい。
#br
もうしばらくこうしていたい気もしないでもなかったのだが、携帯が鳴った。
「こぉらアホキョン!どこほっつき歩いてんのよ!早く来なさい。30秒以内!」
ハルヒの怒号で長門も目が覚めてしまった。
#br
「もう?」
#br
目をこしこししながらなにやら意味深な発言をしたが、
それよりもどうやって皆の前に現れようかと案を練っていた。
3人に疑われぬように長門のガイドを務めるには・・・・
#br
「何かいい案はないか?」
もはや神頼みに近い感覚だったが、
寝起きでぽえーっとしているアンドロイドは寝ぼけ眼で行動に出た。
#br
小さな手で俺の太もも、横腹、二の腕、肩とぺたぺたと触り首元で手が止まった時に、
何を思ったのか長門は突然俺の首の左側に噛み付いてきた。
ああ、何か注入するんだな。そう思っていると長門は数分噛み付きっぱなしで俺の心拍数は急上昇していた。
微かにかかる長門の息が俺の首筋を刺激する。
#br
「ナノマシンを侵入させた。あなたの視覚情報を知覚可能」
そんなことができるなら最初からやってくれよ、とかまれた部位を軽く抑えながら照れ隠しにぶつぶつ言った。
「限界使用時間は20分。連続での使用は推奨できない」
「なんでだ」
「シグナルは私が感知できる最低レベルまで弱くしてある。
 ただし、20分以上使用するとあなたの周囲の人間もあなたの視覚を知覚する可能性がある」
「それはまずいな」
長門は深く息を吸って一拍おいてこう言った。
#br
「ずっと私を見ていて欲しい」
#br
別のシチュエージョンで是非言ってほしいフレーズ集にまたひとつ項目が増えた。
#br
「私の周囲の情報をより多く得るため」
もっともらしいことを付け足すが、長門、ちょっとまばたきが増えているぞ。
#br
詰まるところ、これが最終手段なわけだ。
ところで長門、首じゃなくても良かったんじゃないか?
触ってみると歯形が残っているのが分かる。
「脳に早く達するために首を選択した」
ブラックパールの瞳に若干の潤いが確認できた。
#br
さて、宇宙的パワーで一時的に俺の視点を覗き見できるようになったらしい長門なのだが、
こうしてみると、朝比奈さんの豊満なバディを堪能できないという状況だ。
#br
長門にはどう見えているのかわからないがともかくこの20分間で片を着けねばなるまい。
俺は長門に後ろからついていくことにした。
そうすれば長門の視界も確保できるからな。
#br
「もう!遅い!まさか有希に変な事してたんじゃないでしょうね!?」
「するわけないだろ」
#br
むしろされたのは俺のほうだと言いたかったのだが、黙っておいた。
「さ、もう一回くじ引きよ」
#br
ぷりぷりおこりながら即席クジを取り出す。
まず俺がくじを引いた。
#br
「何?」
#br
引いたのは印なしの楊枝だった。
つまりこれで3人行動が確定してしまったわけだ。
#br
長門はゆっくりとくじを引き、無印を確認する。
まあ、確かにお前と組んではいるが・・・
スリーカードは注文していないつもりだったんだがな。
長門に目を向けるも俺を無視して、一時的に視覚を得たために注文したミルクセーキをストローでちうちうしている。
//////////

#setlinebreak(default)

#br

----
トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS