作品

概要

作者おぐちゃん
作品名ながキョン 第四話 −KYON SIDE−
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-06 (日) 00:44:46

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

 待ち合わせ場所には、意外なヤツがいた。
 長髪に太眉の美少女。言わずとしれた朝倉涼子だ。
 長門(俺ボディ)は、古泉に見慣れた無表情を向けていた。朝倉もいるということは、古泉に事情を説明したんだろうか。
 俺たちの姿を認めた長門は、こっちを見て凍り付いた。

 

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 涼しげな白のワンピースに、麦わらの帽子。唇にはうっすらとルージュ。
 さっきとはすっかり印象が代わった俺(長門ボディ)に、向こうの三人はあっけにとられている。
「どーよキョンっ! 似合うでしょ」
 なぜかハルヒが誇らしげに胸を張る。
「うわ、キョン君がめがっさ見てるよ! ふふ、もう釘付けかい?」
 そしてこっちには何故か鶴屋さん。
 ……ワンピースを試着した後もハルヒの暴走は止まらなかった。
 さらに百貨店中を駆け回り、俺にあれやこれやとおしゃれをさせようとする。
 店内で出くわした鶴屋さんも巻き込んで、集合時間間際までフル回転だったのだ。
 長門に似合う服を探すというのは、俺も反対はしない。ただ、何故それが今日なんだ?
 口紅を塗られた時は、もう少しで危ない趣味に目覚めるところだったぞハルヒ。
「このワンピは有希が選んだのよ。けっこういいセンスよねー」
「このサンダルいいなあ。私も買えばよかったなぁ」
 きゃらきゃら騒ぐ女性陣とは対照的に、長門(俺ボディ)は硬直してしまっている。
 そしてとどめに、鶴屋さんが新型爆弾を投下した。
「キョン君に耳より情報教えたげるにょろ。
 なんと有希っち、ぱんつとブラもかわゆいのにチェンジ済みさぁ!」
 長門が一瞬、こめかみを押さえてよろめいた。

 

 俺たちは昼食を食べるため、行きつけの喫茶店に向かった。
 長門は俺の脇にすっと近づくと、目線をあわせる事なく囁いた。
「えっち」
 ……すまん長門。ハルヒの馬鹿力には逆らえなかったんだ。だが着替えるときは目を閉じてたぞ?
「へんたい」
 なんだか長門は目に涙すらためているようだ。
「その、お詫びといっちゃ何だが……この服とか、全部お前にプレゼントするから」
「プレゼント……?」
 長門がこっちを向く。ほんの一瞬、表情がゆるんだように見えた。
 だが長門は再び目をそらしてしまう。
「……それとこれとは別」
 そりゃそうだよな。本当にすまん長門。
 と、そこに邪魔者がやってきた。古泉が俺の耳元に口を寄せ、小さくつぶやく。
「仲がよろしいところ申し訳ありませんが、失礼します。
 朝倉さんのおかげで、コレの原因がわかりましたよ」

 



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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:30 (2732d)