作品

概要

作者主流派万歳=十六夜
作品名主流派と谷口 その四 〜旅行セールスマン→虫〜
カテゴリー思念体SS
保管日2008-09-28 (日) 20:55:39

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

 俺の名は谷口。
全国一千万の女性ファン達よ、久しぶりだな。
何に対して久しぶりなのかはこっちの話だから気にしないくれ。
そして唐突ですまんがちょっと昨日の出来事を聞いてくれ。

 

 金曜の事だ。俺はキョンを誘って休日に街に出ようと声をかけた。
ちなみに国木田には「勉強があるから」とすでに断りを受けている。
休み明けが定期テストだからって真面目な奴だぜ、まったく。
なんで勉強できる奴が遊ばないのか理解できないな。

 

 しかしキョンは違う。

 

俺とキョンの頭のデキはよく似ているから、勉強する前に息抜きが必要という
俺の思考回路のように試験勉強前の休日は遊びたいたいはずだ。

 

谷口「そんなわけでキョン。明日はゲームセンターでもいかねぇか?」
キョン「『そんなわけ』でというのを俺にもわかるよう説明してほしい。
    しかし悪いな。普段の俺ならホイホイついていくが、
    明日は朝十時から図書館で勉強する予定なんだ」
谷「図書館……って一人でか?」
キ「いや、長門と一緒だ。昨日、ちょっとわからん所を教えてもらったんだが、
  非常に分かりやすくしてくれてな。前のテストもお世辞にも良いってわけじゃないし、
  思い切って長門に『今度の休日、勉強を教えてくれないか?』って頼んだんだ」
谷「頼んだら……まさかOKもらえたのか!?」
キ「そう。ありがたいことに承諾してくれてな。
  条件としてマンツーマンなんだが、これは何人もいると集中できないからだろうな。
  長門自身も勉強があるのに、俺の面倒まで見てくれるとはしばらく頭が上がらん」
谷「……こ、この」
キ「ん? どうした谷口?」
谷「裏切りものぉぉおおおーーー!!」

 
 

 そんなわけで異性関係と勉強の二つを裏切ったキョンの野郎を妬みながら
街を朝っぱらからウロウロと徘徊しているのであった。

 
 

谷「なんであいつには涼宮は置くとしても、Aランクマイナーの長門有希や
  最上ランクに君臨する朝比奈さんが周りにいるのんだよ。
  あー、世の中、不公平だぜ」
?「そう。この世の中、不公平だ」
谷「ん、誰だ? どこかであったような気もするが……」
?「久しぶりだな、谷口君。君が覚えていないのも無理もない。
  時間的にもずいぶん経っているし、情報操作も受けているからな」
谷「よくわからんがどっかで会った事はあるのか。
  すまんが名前すら思い出せないのだが、そこからお願いできねぇか?」
主流派「私の名は主流派。長門有希の父親でもある」
谷「おお、あの長門の父親か。……って何度かこのやり取りをした記憶が」
主「今はそのことは置いとこうじゃないか。
  ところで君も言ったように世の中、不公平だ。
  私が有希ちゃんと目を合わせる機会といったら月に一回あるかどうか。
  しかし、あのキョンという小僧には毎日毎日……。
  これが不公平でなくなんであろうかっ!」
谷「確かになぁ。ところでちょいと気になったんだが、
  「目を合わせる機会」以外には長門有希とは会わないのか?」
主「いやー、会うとは言っても有希ちゃんをつけて遠くから見るだけだから」
谷「一歩間違えば警察に通報ものだが……、それにしても不公平だな」
主「そうなんだよ、谷口君!
  ただ有希の(マル秘)を(省略)(さらに省略)(もういっちょ省略)
  しただけなのにこの扱い。酷いと思わないか?」
谷「その(マル秘)とか(省略)の中身がばれたらどこかの住民にフクロにされるぞ。
  それで、俺に一体何のようなんだ?」
主「ああ、うっかり本題を忘れていたよ。
  君も私も言うようにあのキョンという人物と比べて我々は不公平だ。
  この現状をどうにかしたいんだが、何かいい案は無いかと思って声をかけたんだ」
谷「そりゃ、一番簡単なのは俺達が『キョンになる』ってことだが
  変身なんてできないし、それ以外っていうのはそうは簡単にいかないだろうな」

 

主「そ、そうかっ! 『変身』!! その手があったかっ!」

 

谷「その手っておっさんよお。変身なんてできるわけないだろ。
  もっと現実を見ろ。妄想に逃げるな。前を見て進め」
主「貴重な意見をありがとう、谷口君。いやー、ヒトとは素晴らしい生き物だな。
  それでは、さらばだ。またどこかで会おう!」
谷「あっ、いっちまった。人の話も聞きやしないで、どうなってもしらねぇぞ。
  ……ふぅ。なんだかすっかり興ざめしちまったし、俺もテスト勉強でもするか。
  あ〜あ。俺は一人で勉強。キョンは長門と二人きりで勉強か。
  世の中、不公平だぜ」

 
 

〜〜〜所、変わって図書館前
キ?「おーい。有k……じゃなくて長門。またせたな」
長門「……だれ?」
キ?「えっ。えー、だ、だれって、俺だよ、俺。
   見てわかるだろ。キ、キョンだよ」

 

長「…………。情報統合思念体主流派と断定」

 

主「おわっ! 即効で見破るとはやるじゃないか有希ちゃん」
長「なんの用?」
主「……怒らない?」
長「いいから説明を」
主「……えっとね、あのキョンに変身して有希ちゃんと一緒に勉強しようと思って」
長「なぜ?」
主「そりゃあ、有希ちゃんと一緒に居たいからに決まっているじゃないか」
長「……。情報統合思念体主流派の外見的構成要素を変更する。
  そしてあなたの行動を制限したのち、
  変更後の姿にてこの場にいることを許可する」
主「条件付とはいえ許してくれてパパは嬉しいよ。
  ……ところで二つ質門していいかい。
  まず、『制限』って具体的にはどんなこと?」
長「見ざる、言わざる、聞かざる」
主「三猿とは手厳しいね、有希ちゃん」
長「いやならいい」
主「うっ。……了解。
  二つ目の質門だけど、なぜ外見を100%似せたのにパパだとわかったのかな?」
長「……。上手くは説明できない。
  けれど言うならば、彼独特の温かみがなかった。」
主「それは体温とはまた異なるのかい?」
長「違う。一緒にいるだけで伝わる何かがある。
  これ以上は言葉として出すことはできない。
  ……彼がきた。これ以降の会話は禁止する」
主「わかった。一緒にいてるだけでもパパは嬉しいさ」

 

主(我々に立ち塞がる自立進化の扉。
  これと開ける鍵は涼宮ハルヒにではなくこの有希の手にあるのかもしれん。
  もしくは鍵は二つ、いやそれ以上の可能性も……。
  なんにせよ、状況はいい方向には進んでいるようだ)

 

〜〜〜図書館、中
キ「え〜っと、長門。この問題はどの公式を使えばいいんだ?」
長「これは先ほどの覚えた公式の応用」ピトッ
キ「な、長門! そんなにひ、引っ付かなくても大丈夫だ」
長「今はそれよりこの問題と解く事に集中するべき」スリスリ
キ「って、そんなにスリ寄られると余計に……」
長「これは似た形式で出る可能性が高い。
  先ほどの例題を解いたあなたならできる。がんばって」ペッタリ
キ「む、むぅ」

 
 

主(さっき有希ちゃんが言っていた『一緒にいるだけで伝わる何か』
  今なら見ざる、言わざる、聞かざるの私にもわかる。
  有希ちゃんが感じたものとは違うだろうが
  確かに言語として表すのは難しいものだあるな。
  なんとうか妬ましいというか、羨ましいというか、その役を変われとか。
  まあ今、この姿で一番叫びたいのは)

 
 

       / / ̄主ヽ
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      ||L.|   ム |
      ヽ ヽ_ ∀/     <世の中、不公平だと思わんかね?
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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:27 (2704d)