作品

概要

作者ファミリーマアム
作品名涼宮ハルヒの憂鬱 オリジナルストーリー 第2話 その名を神崎 後
カテゴリーその他
保管日2008-07-15 (火) 23:11:44

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

ここで俺は疑問に思ったことを聞いてみることにした。

 

「一つ聞いていいか?」

 

「なんですか?

 

「俺は前にお前に会ったことあるか?」

 

「それは…」

 

と、ここまで話をしてから突然ドアが開いた。俺が聞くときはいつもこうだ。古泉なら殴ってやる。

 

「どうも、遅れてすいません。」

 

古泉か。おれはてっきり朝比奈さんかと思っちまったじゃねーか。

 

あと、顔をこっちに向けろ。殴ってやるから…あ、やっぱりこっちくんな、気持ち悪い。

 

「それは失礼しました。朝比奈さんなら今日は休みらしいですよ。」

 

「な、なんだってー!?」

 

…帰りたくなってきた。ああ、朝比奈さん…。

 

そこで、古泉の携帯が鳴った。

 

「おや。またですか…。」

 

「例の『バイト』ってやつか?」

 

「ええ。近いみたいですし、どうせですからあなたも行きますか?」

 

「却下。」

 

「何故です?」

 

「あんなとこに望んでいくやつなど見たことない。」

 

「確かに。」

 

「あの〜、古泉さん、ちょっといいですか?」

 

「どうかしましたか?」

 

「話し忘れていたことが…。」

 

「でも僕は話をしている時間がないのですが…。」

 

「だったら閉鎖空間に連れて行ってください。そこがちょうどいいです。」

 

いたよ。望んでるやつ。

 

「分かりました。そういうことなら。」

 

「あなたも来てください。いつ見せれるのか分からないので。」

 

「え?」

 

「では、行きますよ!」

 

「え?ちょ、まだ荷物g」

 

話についていけないまま俺は強制的にあの忌々しい空間に来てしまった。

 

「…でその話とは?」

 

「僕の力についてです。」

 

「ほかにもなんかあるのか?」

 

「ええ。あっちの世界からもってきた唯一の私物です。」

 

神崎はそういうと何かを取り出した。

 

「それは…日本刀ですか?」

 

「そうです。」

 

「ちょっと待て!!」

 

「どうかしましたか?」

 

「なぜ学生がそんな物もってる!?」

 

「いいんですよ。世界が消えるよりは。」

 

「それよりその刀の説明をしてもらいたいのですが…。」

 

「あ、すっかり忘れていました。この刀の名前は『黒八文字頃月』といって、家宝でした。」

 

「この刀に機関の人にお願いしてある能力を付けてもらったんです。」

 

能力?なんだそりゃ?

 

「まあ、見ていれば分かりますよ。」

 

すると、神人がこっちに向かってきた。

 

「いきますよ!」

 

神崎は刀を振り上げると、目にも止まらぬ速さで振り下ろした。すると、神人が真っ二つになっている。

 

「…信じられません。超能力者じゃないのに…、何故?」

 

「機関の人に頼んで超能力の力をこの刀に分けてもらったんです。」

 

「そんなことできんのか?」

 

「時間はかかりました。確か、1ヶ月と半ほどだったかな。」

 

ふと、そこで異世界との通信に時間がかかった、と言う話を思い出した。

 

「ところで異世界との通信はどのくらいかかるんだ?」

 

「えーっと…、調子がいいときで3日、酷いと2週間近くですね。」

 

「えらく時間がかかるな…。」

 

「そんなもんですよ。あっちの人は通信の成功すら信じていなかったんですから。」

 

お喋りをしながら神人をばらばらにしていく。なんというか…エグイな…。

 

「やっと終わりました。古泉さん、帰りましょう。」

 

「あ…はい。分かりました。」

 

古泉は俺らの会話も耳に入らないほどの衝撃を受けていたみたいだが、やがていつものスマイルに戻った。

 

「では、行きますよ。」

 

そして、一瞬の立ちくらみを催したかと思うといつもの学校に戻っていた。

 

「……ふう。」

 

やっと帰ってこられた。それだけでホッとする。

 

「もうあんなころには行きたくないな…。」

 

「いいじゃないですか。おかげでいいものが見られましたし。」

 

ドサッ。

 

「「「ドサ?」」」

 

いきなり発せられた擬音に3人とも振り返る。そこには…。

 

「…やばくね?」

 

一般生徒だった。どうやら急に現れた俺らにびっくりして気絶したらしい。

 

しかも隣には長門もいた。俺は見られたことより長門が隣にいることにびっくりしたぞ。 

 

「…何故あなたたちがここに?」

 

それはこっちの台詞だ。何故お前が人と歩いている?

 

なんて疑問符を浮かべまくりながら長門に一通りの説明をすると

 

「……私に任せて。情報の改ざんを行う。」

 

と言って、そいつの頭の上に手を乗せた。

 

「ちょっといいですか?」

 

神崎は長門を制止し、声をかけた。

 

「…何?」

 

「僕に任せてください。」

 

そういうと神崎は長門と同じくそいつの頭の上に手を乗せた。

 

「これが僕のもう一つの能力です。」

 

一体こいつは何をするつもりなんだ?」

 

「―――――――――――――――――――――――」

 

な…何だ?全然聞き取れなかったが…。

 

「終わりましたよ。」

 

「……何故?」

 

「ん?どうかしたのか?」

 

「…何故あなたが情報の改ざんを…?」

 

珍しく長門が理解できない、といった顔をした。多分俺と古泉も同じだろう。

 

「元から持っていた…と言うべきですね。」

 

「?それってどういうことだ??」

 

「説明は後です。それよりこの生徒をどこかへ運ばないと。」

 

「ああ…そうだな。」

 

「そうそう、長門さんは情報改ざんと言いましたがこれは記憶を少しいじれる程度の力しかありません。」

 

「それでも十分だろ。」

 

「というより、『その程度の力になってしまった』と言うべきですね。」

 

さっきからこいつは何を言ってるんだ?俺にはよく分からない。

 

「ただしこの能力には利点と欠点があります。」

 

「何だ?」

 

「利点は長門さんのような僕より改ざん技術の高い人の記憶も変えられる事。」

 

「攻撃を喰らうだろ。」

 

「それが欠点なんです。まあ、目線が合えば記憶は変えられますが。」

 

「そうそう、その能力もすごいがあの刀さばきはすごかったな。」

 

「そりゃそうですよ。僕、こう見えても剣道初段ですから。今の僕なら長門さんの攻撃を防ぎきる自信がありますよ。」

 

「…随分自身があるようだがそれは無理。貴方と私では格が違いすぎる。」

 

「やってみないとわかりませんよ?それとも負けるのが怖いんですか?」

 

「……貴方は実力の差を理解していない。それでもやると言うなら私は手加減しない。」

 

長門が戦闘体制になった。本格的に止めないとやばいな。

 

「おい。二人とも止めろ。ここは学校だぞ?」

 

「…………」

 

長門が俺を見ている。俺を見ないでくれ。何にもできないぞ。

 

「そうでしたね。いや、どうもすいません。僕、こう見えて負けず嫌いで…。」

 

「まったく…。せめて場所を考えてくれ…。」

 

すると長門が本をカバンに入れて帰る支度をしていた。

 

「長門さんも、気を損ねたのなら謝ります。どうもすいませんでした。」

 

「別に良い…。」

 

と言うと長門は正門に向かっていった。

 

「では僕も帰ります。」

 

長門についていくように神崎も帰っていった。

 

「…俺も帰るか。」

 

「ちょっといいですか?」

 

「なんだよ?」

 

やっと家に帰れると思ってばかりいた俺は少し不機嫌に答えた。

 

「いえ、ただ神崎さんは何処に住んでいるのか気になりまして。」

 

確かにそうだな…。あいつ、急に来たから寝る所とか金が無いはずだ。…気になる。

 

「よし、行ってみるか。」

 

「お気をつけて。」

 

「お前は行かないのか?」

 

「ええ。少し用がありまして。」

 

「お前言いだしっぺだろ。」

 

「僕は言っただけですよ?行くとは言ってません。それよりも追わなくて良いんですか?」

 

そうだった。

 

「では。」

 

あいつの声が妙に笑っている気がした。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:26 (3092d)