作品

概要

作者ファミリーマアム
作品名涼宮ハルヒの憂鬱 オリジナルストーリー 第1話 新たなる珍入者
カテゴリーその他
保管日2008-07-15 (火) 22:38:37

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 
 
 

俺がいつも通りの生活をしていてもおかしい事はおきてしまう。

 

おかしなことの中心はハルヒであり、規定事項だ。慣れたといっても良い。断言できる。

 

しかし、それ以上の出来事が起こるとは想像もつかなかった。

 

そう、それは1週間前の事だった…。

 
 
 

「あの〜、ここがSOS団ですか?」

 

珍しく遅れてやってきた長門に連れられてやってきたのはいかにも気の弱そうな青年だった。

 

身長は長門と同じくらい。これから伸びるのか?しかもどちらかと言うと童顔。

 

女子と言ったほうが通じると思う。というか、長門が連れてきたってのが驚きだが。

 

それに、どこかで見たことあるような気がするんだけどな…。気のせいか?

 

「そうよ!ここが我がSOS団!ところでいったいどんな相談なの?」

 

「いえ、相談というわけではなくて…」

 

「じゃあ一体なぜSOS団に来たんだ?」

 

ハルヒが聞く前に俺はその青年に聞く。

 

「実は…」

 

そのあとに来た言葉はノストラダムスの大予言をはるかに上回る驚きを呼んだ。

 

「SOS団に入りたいのですが…いいでしょうか?」

 

「…………………………」

 

この三点リーダは俺、古泉、朝比奈さんのだ。一瞬世界が変わったかと思ったがそんな様子はない。多分。

 

俺ら3人が驚いてるなかで、ハルヒは黙り込んだ。

 

そしてしばらくの間沈黙したかと思うとハルヒは少し不満げに、

 

「不思議な要素はなさそうね…。まあ、そんなに入りたいっていうなら雑用として雇うわ。」

 

「ちょっと待て。」

 

いきなりの衝撃発言からなんとか立ち直った俺はSOS団に入れようとしているハルヒを止め、

 

SOS団に入りたいというこの青年に聞いた。

 

「それは、このSOS団ポスターの活動内容を見て僕にぴったりだと思って…。」

 

あのポスターを見てしまったのか。早めにはがしておけばよかった。

 

「僕、不思議な事ってとっても好きなんです。宇宙人や超能力者に一度でもいいから会ってみたくって…。」

 

その青年は2重人格かと思わせるほどの熱弁をした後、いすに座った。

 

「この部活ならきっと僕の心を満たしてくれると思って…」

 

「どうやら自分の趣味とこのSOS団の活動内容があったから入る、という事ね?」

 

「そうです。それに僕、部活は入ってないからいつもひまで…」

 

「そういう事なら大歓迎!でもあのポスターにそこまで人を引き寄せる力があるなんて…もっと張ってこなきゃ!」

 

そういうとハルヒはソ●ック顔負けのスピードで走り去った。

 

「…ふう。」

 

やっと一息つける。そう思うだけで気が楽だ。

 

「あの〜」

 

「ん?」

 

青年がまだ言いたそうな顔をしている。

 

「僕の事に関していくつか話していない事が…。」

 

一体なんだ?もしかして普通の人間じゃなかったりしてな。

 

「その通りです。」

 

「…へ?」

 

あまりの出来事に俺は変な声を上げてしまった。

 

「僕がここに来る事は、誰も予想できなかったのです。」

 

こいつは一体何を言ってるんだ?

 

「つまり僕はこの世界の人間ではない、という事です。」

 

それじゃあ、朝比奈さんみたいな未来人か。

 

「未来人ではありません。朝比奈さんはこの世界の未来人で、僕はこの世界とは違う世界からきたんです。」

 

今までの俺ならいきなりそんなことを言われても信じないだろう。

 

しかし、これまでに起きた奇天烈な展開に慣れた俺はこいつの言うことをすんなりと受け入れた。

 

「お前が異世界人ということは信じるとして、もう一つ疑問が残る。」

 

「何でしょうか?」

 

「なぜお前はこの世界に来たんだ?」

 

「実は…」

 

と言ったところで空気の読めない某団長様がドアを押し破ってきた。壊すなよ、文芸部室のドアなんだから。

 

持っていったポスターはすべて貼ってきたらしい。来週には何枚はがされる事やら。

 

「みんなー!会議を始めるわよ!」

 

「…話の続きはまた今度ですね。」

 

できればこれ以上変なやつが来るのはごめんだ。

 

「だれか俺に安息の地と普通の人間を与えてくれ…。」

 

俺は誰にも聞こえない声で無理な願いを唱え続けていた。

 
 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:25 (2708d)