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作者 | KANKO |
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作品名 | ぎゅ |
カテゴリー | 長門SS(一般) |
保管日 | 2008-07-07 (月) 21:07:13 |
キョン | 登場 |
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キョンの妹 | 不登場 |
ハルヒ | 登場 |
みくる | 不登場 |
古泉一樹 | 不登場 |
鶴屋さん | 不登場 |
朝倉涼子 | 不登場 |
喜緑江美里 | 不登場 |
周防九曜 | 不登場 |
思念体 | 不登場 |
天蓋領域 | 不登場 |
阪中 | 不登場 |
谷口 | 不登場 |
ミヨキチ | 不登場 |
佐々木 | 不登場 |
橘京子 | 不登場 |
「ど、どうした、長門?」
「…」
俺が話しかけても沈黙を続ける長門。 別に責めている訳ではないんだが
さすがにいつまでもこうしていると俺も動けん。
と言うか、本当にどうしたんだ長門。
いつものお前らしくない。
無言だと相手に伝わりにくいと教えただろう?
それにだ、いつまでも俺の背中に顔を埋めていると、息できないんじゃないか?
「平気。貴方の匂いは心地よい」
「そ、そうか」
だがな、俺の身にもなって欲しい。お前に薦められて早1ヶ月。
ようやく読み終えた本を戻そうと思ったら、いきなり抱きつかれんだ。
驚くなと言う方が無理ってもんだ。
別に嫌と言っているわけじゃないぞ? 部屋で見せるお前の行動は
最初の頃は驚きと戸惑いの連続だったんだ。
でも、お前が無表情ながらも俺に甘えてくれる姿は嬉しいってもんだ。
「貴方といるとエラーが解消される」
「そうか、そりゃ良かった」
だからだ、長門。 いつまでもこうしているわけにもいかんのだ。
周りを見てみろ。 我らがSOS団の面々がどういう顔をしているか。
とりあえずだ、俺としては離れた方が良いと思うんだ。
ああ、お前の部屋でだったら何だってしてやるぞ。
「…迂闊」
「キョン、ちょっと表出なさい」
長門…今日はお前の部屋に行けないかもしれん。
例えるなら能面の如く無表情なハルヒに、俺は長門以外の無表情が
こんなに怖いもんだとは思ずにはいられなかった。