作品

概要

作者おぐちゃん
作品名ながキョン プロローグ
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-06 (日) 00:33:39

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

 なんだここは。
 目覚めたとき、俺は強烈な違和感に襲われた。
 ここは俺の部屋ではない。だが、確かに見覚えのある天井。そう、電灯の形とか天井の模様とか。
 落ち着くために素数を数えていたら、唐突に気づいた。ここは長門の部屋じゃないか、はは。
 ……………………なんで長門の部屋で俺が寝てるんだ?
 昨日は確かに家に帰って寝たはずだ。眠ろうとしたらシャミセンのやつが布団に入ってきたのを覚えているし。
 まさかこれは、俺をかついで笑い物にしようという涼宮ハルヒの陰謀か。だとしたらハルヒは隠れて俺を見てるはず。
 俺は瞬時に起きあがった。なんだか体が軽い。一瞬で押入にかけ寄って開ける。
 ハルヒはいない。ちっ、ここでは無いか、迂闊。
 …………。
 再び違和感を感じた。なんだか、いつもと見える風景が違うのだ。
まだ寝ぼけてるのか?
 目をこすろうとして手をあげる。妙に小さく、とても白くて綺麗な手だ。
 ……………………。
 俺は再びダッシュした。居間を抜けて洗面所に駆け込んで、
「なんじゃぁこりゃああああ!!」
 ジーパンをはいた刑事さながらの叫び声をあげた。なぜなら、

 
 

 鏡の向こうから見返しているのは、俺ではなく長門有希だったからだ。

 
 

 驚きのあまりぶっ飛んだ俺の意識は、ドアをノックする音に引き戻された。
 おそるおそる玄関のドアに近づく。ノックの音は止まない。
 扉の覗き窓に目を当てた俺は、一瞬で状況を理解した。
 ドアの前にいるのはまさしく俺だ。みんなからはキョンという不本意なあだ名で呼ばれる健全な一男子高校生。
 だが、そこにいる俺は、いかなる感情も顔に出してはいない。
 その表情は、俺のよく知る女の子のものだった。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:22 (3087d)