作品

概要

作者ID:bUxary3X
作品名vs晩ご飯戦
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-03 (木) 07:39:20

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

節分から数日を経たその日の晩のことである。
説明すると長くなるのでそこは省くが、彼と朝比奈みくるが私の部屋にやってきた。
また何かややこしいことをやっている。未来人を私の部屋に泊めることになった。
正直断りたかった。だって、あの乳と寝泊りしなければならないのだ。
朝比奈みくるその彼女自体を敵対視しているわけではない。乳が悪いのだ。
しかし、彼の頼みとあっては断ることはできない。彼のためなら耐え切ってみせる。
話の流れで、彼に対して説教じみたものを語ってしまった。
うるさい女と思われただろうか。嫌われなければいいのだが。少し反省。
お詫びの意味をこめ、彼にお茶を出すことにする。キッチンへ向かう途中、
良いことを思いついたので提案してみる。「晩ご飯?」すっかり晩飯時であった。
思いついたのはいいのだが、食料がカレーとキャベツしか無かったのは迂闊だった。
仕方ない、質より量で勝負することにする。愛の多さでは誰にも負ける気がしない。
調理を終え、三人で食器を鳴らしながら食べ進む。ふと、思った。
そういえば。この部屋で誰かとご飯を食べるのは、これがはじめてのような。
──悪くない。食べ物以外の暖かさが、この身をそっと優しく撫でていく。
これで朝比奈みくるがいなければ最高なのに。何度同じことを思ったことか。
食事が終わると、彼がすっくと立ち上がり、「俺はこの辺で」と言い出した。
「えっ。キョンくんも泊まるんじゃないんですかぁ?」私の台詞を取るな乳。
流石の私も動きを止め、彼の返答に期待する。泊まるよね。
ここで彼が「それもいいですね」と言った場合の妄想が質量無限大の速度で駆け巡る。
情報構築で用意したパジャマを彼に貸し、それを着た彼が湯上りの髪を無造作に拭き、
その横で私がこくこくと飲んでいた牛乳をそれとなく彼に差し出してみたり、
和室に二組の布団を敷いて彼を誘い朝比奈みくるには寝袋でも放り投げてやり、
関係ないのに何故か脳内スクリーンにアップで朝倉涼子が登場したあたりで我に返る。
朝倉涼子、空気を読め。彼が帰ってしまったではないか。ホンジュラスに飛ばしてやる。
この鬱憤を未来人に悪夢を見せるという形で発散させよう。それくらい、いいよね。

 


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:19 (1888d)