作品

概要

作者主流派万歳=十六夜
作品名主流派と鶴屋さん 〜The Last Leaf〜
カテゴリー思念体SS
保管日2008-05-20 (火) 13:50:30

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

鶴屋さん「一人で街に買い物に来たのはひッさしぶりだねっ。
     今日は一人ぶらりとスモチ探索でもいこうかなっと、おや?
     はるか前方に見えるあのお二人組みはキョン君と有希っこじゃないかっ」

 

長門「……」
キョン「……」

 

鶴「女の子殺しの鈍感だとは思ってたけどしっかり逢引なんてしちゃってるとは、
  キョン君も以外と隅におけないね〜。
  ……ふむ! あたしが声をかけちゃうとお邪魔虫になっちゃうにょろね。
  ここはひとつ、そっとしてあげようっかな」
?「……」
鶴「と、思ったんだけど、おやおや〜?
  なんかめがっさ不審な人がキョン君と有希っこをずっと眺めてるね」
?「ぐぬぬぬぬ、あの小僧め。
  有希ちゃんとお買い物なんてこの私ですらしたことがないというのに。
  いっそのこと、この街全部を情報連結解除してやろうか」
鶴「こらっ、そこのオジサン! 一体全体、有希っこ達を観察して何してるのさっ!?」
?「おぅわ! 急に声をかけないでくれ。
  有希ちゃんの一挙一動を見逃すともったいないだろう」
鶴「やっぱ、有希っこ達をストーカーしてたんだねっ。
  今すぐ立ち去らないとこのお二人のお友達、鶴屋さんが警察に突き出しちゃうよっ」
主「ま、待ってくれたまえ。私は長門有希の父親であり主流派という。
  ただのストーカーではなく、一人の父親が一人の娘を心配しているだけだ。
  しかしなんだな……。その『有希っこ』という呼び方はいいな。私も今度してみるかな」
鶴「へぇ〜、あの有希っこのお父さんかいっ。こりゃ以外な人に出あっちゃったね」
主「ほう。なんの証拠もないのに私を有希の父親と認めるのか。
  ヒトはこんな状況であると疑い深くなるものだとこれまでのデータから弾き出されていたが、
  君は違うみたいだな。中々、面白いヒトのようだ」
鶴「あっはっはっー。良く言われるさー。
  でもまあ、オジサンがウソをついてるかついてないかなんて、顔見れば一発さっ!」
主「若き娘よ。それはどういった理論でわかるのだ?
  ヒトの思考形式とは個体によって異なり、その自身がおく状況下によってもまた然りだ。
  故にその場その場の言語の真偽を見分けるのには、ヒトにとっては並大抵ではないだろう」
鶴「んー、オジサン、ムズかしいコト言ってるけど、あたしの答えとしては
  『ただなんとなく』としかないねっ。自分でも安易で根拠無く、おもいっきし主観のみ
  だとわかってけど、これまでずっとこうして生きてきたんだからねっ!
  あたしはあたし自身感じる事をそのまま受け取る事にしてるのさっ」
主「重要な論証仮定を飛ばし結論を出す……か。私達、情報統合思念体には考えられん。
  しかし、これにもまた、進化の鍵に関する一つかもしれんな」
鶴「有希っこのお父さんは大学で人間学や心理学とかやってる教授か何かかいっ?
  まあいいさ。ところで、話し込んでる間に、有希っこ達カップルはどっかいっちゃったにょろよ」
主「ぬわぁー! しまったぁぁー!
  このままだと私の有希ちゃんがあのキョンとかいう奴の毒牙に……」
鶴「ややっ。オジサンは有希っことキョン君の仲には反対なのかいっ?」
主「当たり前だっ! 可愛い可愛い有希ちゃんが私以外の男とつるむなど言語道断!
  こうしておれん。今すぐ駆けつけるからねー、有希ちゃーん!」
鶴「ちょいと待ちなよっ。父親といえど有希っこの幸せを壊すのはこのあたしが許さないっさ」
主「有希の幸せだと? そしてその幸せを壊すのが私だと?」
鶴「そうにょろ!」
主「有希の幸せというのはこの私と一緒にいることに決まっているだろう?
  それを壊すのがあのキョンとかいう小僧だろう」
鶴「それは間違ってるさっ。
  オジサンが有希っこの事を大事に思ってるのはわかるけど、有希っこにも有希っこの
  気持ちがあるんだからねっ。その気持ちをちゃーんと理解してあげないといけないよっ」
主「有希の気持ち? わかっているに決まっているじゃないか。
  今は私が愛してやまない有希ちゃんが一人の男に寝取られないかどうかだ!」
鶴「いいかいっ? これまで自分で手塩にかけて育ててきた有希っこが
  選んだ男の子なんだからさっ、信じてあげないのはおっかしいにょろ!」
主「はっ!」
鶴「それにそんな事ばっかりしてると逆に有希ちゃんに嫌われるよっ」
主「そ、それじゃあ、最近、一緒にご飯食べてくれないのも……」
鶴「うん。これの可能性があるね」
主「全然、目を合わせてくれないのも……」
鶴「うんうん。有希っこの本当の気持ちを理解してあげないっからさー」
主「有希に似合うだろうとダンボール一杯の下着をプレゼントしたのに、
  受取拒否したのも……」
鶴「それは父親の道から外れてるにょろ」
主「わ、私が間違っていた……のか……」
鶴「落ち込まなくてもいいさ。オジサンはよかれと思ってやってことなんだからっ。
  有希っこに限ってこんなことは無いけど、
  もしダメだと思いつつイケナイ男に付き合っていたら、
  一番有希っこを思ってるお父さんが助けるんだからっ。
  でも! 有希っこが選んだキョン君はそんな心配ないねっ。
  キョン君はきっと有希っこを幸せにできるにょろ!」
主「……ふう。……そうだな。
  それが有希の幸せためになら私はそれに従おう。
  それに私が有希をこの宇宙で一番愛している事実は変わらないのだからな」
鶴「そうそうっ! それで十分にょろっ!」

 
 

〜〜〜後日
長「あなたに伝えたい事がある」
鶴「おんや〜、有希っこじゃないっか! どうしたんだいっ?」
長「……ありがとう」
鶴「ん〜、なんかよくわかんないけどいいってことさっ。
  まっ。これからもキョン君とめがっさお幸せになるにょろよっ!」

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:18 (2713d)