作品

概要

作者主流派万歳=十六夜
作品名主流派と半身浴
カテゴリー思念体SS
保管日2008-05-20 (火) 13:41:49

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

ァ繊繊
現在、亥の刻。
俺は『両親と妹が旅行にて外泊』という放置プレイにより、
一人寂しく夕飯をすませたところである。
さっさと風呂に入りベッドの上で同じく放置されたシャミと仲良く
ゴロゴロしようかと思っていた矢先にインターフォンが来客を告げた。
やれやれと某パ・リーグ監督みたくぼやき、脱ぎかけたTシャツを再装着し玄関を開けると
お風呂セットが入るぐらいのカバンを持った長門がちょこんと立っていた。
「どうしたんだ、長門。こんな時間に何か用事か?」
「そう。教えてほしいことがある」
「それならわざわざ来なくても電話でも良かったのに」
「言葉だけでは情報の伝達に齟齬が発生する可能性がある。
 実際に私が行うのを見て、その問題点があれば指摘してほしい」
「それはかまわんが……、とりあえず中に入ろう。
 今日は両親も妹もいないから遠慮しないでくれ」
「では失礼する」
居間へと案内し座布団に座るよう促すと、ぽすんっとカバンと共に腰を下ろした。
「ところで長門。そのカバンには何が入っているんだ?
 教えて欲しいコトってその中身に関係しているのか?」
「そう」
長門はそのお風呂セットが入るぐらいカバンから洗面器、大小のタオル、シャンプーに石鹸、
最後にパジャマとマジにお風呂セットを取り出した。
「半身浴」
「へ?」
呆気に取られていた俺の間抜けな返事に長門が再び、
「半身浴」
と続けた。
その単語を聞いた俺の脳内に一週間ほど前の記憶が顔を出した。

 
 

 繊繊訴課後、部室
「ホント、みくるちゃんってお肌が綺麗よね〜。『もち肌』って言葉の由来が今わかったわ。
 つきたてのお餅みたいに白くて、なめらかでふっくらしてるもの。食べれるんじゃないかしら」
自分の頬と朝比奈さんの頬をスリスリしているハルヒが、
じゅるりという音響を部室に響かせ話す。くそ。俺にその役を代わってくれ。
「みくるちゃん、何か特別のことってしてるの?
 こんなにもおいしそうなお肌を独り占めっていうのは独占禁止法に違反するわよ」
「え、え、え〜。そ、そんなあたし何も特別なことなんてしてないですぅ〜。
 ……あっ、でも、最近は半身浴とかよくしてますけど」
想像したらたまりません、朝比奈さん。
「入浴時、体を半分だけつかる半身浴ですか。
 これには新陳代謝を活性させる効果がありますから肌にもいいのでしょう」
俺の妄想タイムを邪魔するな古泉。
「それなら聞いたことがあるわね。他にもダイエットにもいいし、……胸も大きくなるとか」
ここで俺は確かに見た。読書を中断セーブし、ハルヒの最後の一文に反応する長門に。

 
 

◆繊繊舛海海念戝供■達諭帖弔任呂覆思念体サイドへ
主「そんなわけであの日以来、毎日、有希ちゃんは半身浴をしている」
穏「その気持ちもわからなくもないですね。
  有希ちゃんはその、えー、同世代に比べると成長が芳しくないですから」
急「確かにな。うちの涼子と比べたらどんぶり鉢とおちょこだからな」
主「わかってない、わかってないなぁ、二人とも。それがいいんだろう」
穏「そうとしてもあまりに不憫なのでは……」

 
 

Α繊繊塑討咼ョン宅
「昨日で一週間になるが全く変化がない」
「えーっとだな、何の変化だ?」
一応聞いておくことにしよう。
「胸……ではなくお肌。そう、お肌。決して胸囲ではない。お肌」
頑なに否定する長門を愛玩動物を見る目をしていた俺だが、
色々問題があるだろうことに今更、気付く。
そりゃあ、この長門のお願いは自分の入浴タイムを見てくれと言っているわけであり、
さらにはパジャマまで持っているところを見ると今日はお泊りするつもりでは無いだろうか。
まあ、今日はもう夜も遅いし俺が覗く、覗かないにも関わらず、
この我が家でお風呂を入る気満々の長門をこんな時間に帰すわけにもいかない。
体にバスタオルを巻いて入ってもらえば、特に問題ないはずだ。
俺はその入浴様子をほん一瞬だけ見て、問題点があれば指摘すればい。
うん。きっとそうに違いない。
「ところでなんで俺の家なんだ? 長門のマンションじゃダメなのか?」
「……だめ。(もう一つの目的があなたの家に泊まることだから)」

 
 

〜〜〜思念体サイド:セカンド
急「ところで主流派。一つ聞いていいか?」
主「ん、なんだ? 胸の大きさの好みについては私は断然、小さいほうが好きだぞ」
急「そんなの聞きたくもねぇよ。聞きたいのはなんでお前が有希ちゃんが毎日、
  半身浴をしているのを知っているのかが不思議でな」
穏「そう言えばそうですね。まさか覗いているわけ……ありませんよね?」
主「そ、そ、そ、そ、そんなわけ、な、な、な、な、ないじゃないか。
  ほら。なんてゆうか……。そう。私と有希ちゃんには心と心が繋がっているんだ。
  だから、わかるのだよ、諸君」
穏「怪しさてんこ盛りです」
急「そうだな」
長門「……」
主「!!ああっと!!」
穏「おや有希ちゃん」
急「ゲームオーバーだな、主流派」

 
 

ぁ繊繊
長門「情報統合思念体主流派。あなたは私の許可を得るまで半身浴」

 
 
 

           「\
           〉 〉         /7
          / /         〈 〈
         /  |          | |
        /  /            /  /
        〈  〈         /  /
        \ `\       |  |
          \   \      /  /
           \   \  /  /
             ヽ    ヽ/   /
           __|    ´   /___
                      <……それっていつになるのかな、有希ちゃん?

 
 

А繊繊舛澆燭咫▲ョン宅
「それでは今から入るので指摘をお願いする」
「わかった」
長門が風呂の前でバスタオル一枚に身をくるみ俺のほうを見つめている……のだろう。
「それではだめ。あなた後ろを向いたままではできない」
そんな事言われてもな。俺もそんなにじっくりねっとりお前を見るわけにもいかんだろう。
「許可する」
……ええい、ままよ。ここは長門の言う通りにしよう。
俺は長門がシャワーで体を軽く流すのを見届けると、今から長門の言う半身浴をするという。
しかし半身浴なんて、わざわざ指摘するほど難しいポイントなんてないよな。
ただお湯に体半分つかるだけだろ?
長門はその細い足から湯につかり湯船に腰を下ろす。
そう。それだけだよな。
……なのに長門はそこから頭を水面につけ、体をぐるっと逆立ちするように縦方向に回転させ
すっかり隠れた上半身の代わりに下半身が出てきて、胸の上でしか止めていなかったバスタオルが
ペロッとめくれて、上から順につま先、足首、ふくらはぎ、太もも、おしr……って、
「長門ーー!! 逆、逆ーー!!」

 
 

*〜〜〜前の数字は時系列

 


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:18 (3085d)