作品

概要

作者ID:0VxRsZ//
作品名vs文化祭戦
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-03 (木) 07:05:16

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

時は流れ、ふと気が付けば文化祭当日となっていた。
小説の遊び紙ほどの厚さもない薄っぺらな自主制作映画は完成を無事迎え、
団員はそれぞれ己の行動予定表に沿い散り散りになった。
私はクラスの出し物の占いに参加するため、魔女の格好をして出向く。
クラスメイトが声をかけてくる。「頑張ろうね有希ちゃん」
何を頑張ればいいのかさっぱりだ。一応うなづく。
そして校の門は解き放たれ、一般参加の客たちがぞろぞろと入ってくる。
今頃、彼は何をしているのだろうか。彼のクラスの出し物はアンケートであり、
直接彼が働きまわるような仕事は無かったはずである。どこかうろついているのだろうか。
程なくして占いを目的に若い男女が教室に入ってくる。あろうことか私の前に座る。
何を占ってくれるのかと問われた。しまった、何も考えていなかった。うかつ。
ひとまずに昨晩の食事を占ってやり、その場をしのぐ。彼はどこにいるのだろう。
彼の居場所を占ってみたがこのガラス玉は何も映す事は無かった。世は無常である。
カップルの客には破滅を言い渡し続け、その他の客には、明日の外国の大統領の体調や、
駅前のスーパーの特売日、交差点での待ち時間などを占ったりしていると、
ひょっこりと彼が顔を覗かせてきた。ここは私の頑張りぶりをアピールしなければ。
「あなたは五分十五秒後にソフトクリームを買って五分二十八秒後にそれを足に落とし……」
私の立派な占い師っぷりを見、彼は満足そうにその場を去っていった。
私は本日最大の務めを果たした。満足だ。彼が神妙な面持ちだったのは気のせいのはずだ。
残念なのは彼が私に占いを頼んでこなかったことか。
頼まれればすぐに彼と私の十年にわたるプランを占ってあげたのに。
行く行くは郊外に一戸建てを構え、二人の子供とウェストハイランドホワイトテリアを、
と、幸せに至る考えに浸っていると、歩く猥褻物陳列罪と化したバニー涼宮ハルヒが現れ、
何やら学園祭ライブがどうのと持ち出してきた。ライブに出場。
悪くない。彼に私のラブソング弾き語り、そう、長門オンステージを見せるのも悪くない。
情報統合思念体に問い合わせギターの弾き方をダウンロードする。準備は万端。
歌詞は毎晩書きとめたポエ……え? 私はギターだけ? 世は無常である。

 


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:04:08 (1984d)