作品

概要

作者快速いわき行き
作品名有希と磯遊び
カテゴリーその他
保管日2007-07-29 (日) 20:56:01

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

俺は今海岸に来ている。
・・・といってもここには砂浜やビーチパラソルなどは無く、
代わりにごつごつとした岩場がある
そう、俺たちは磯に来ているのだ。

 

事の発端はいつものハルヒの発作なので詳しい経緯などは割愛させていただく。
「さーて!磯の生き物たちと楽しくふれあいましょーー!!」
ハルヒが一人で張り切っている。
長門は特に何の関心もなさそうな無表情を保っている。
朝比奈さんは初めて来るであろう磯に戸惑っている。この様子じゃ朝比奈さんの時代に磯があるかどうか怪しいな。
古泉は通常通りのニヤケ面だ、恐らくこの中で一番磯が似合わない奴だろう。
ちなみに全員水着を着ていて、ポリバケツ等を持っているのは言うまでもない。
なお古泉だけなぜか荷物が多い。

 

「みんな変な生き物を見つけたら必ず捕まえてあたしの所に持ってきなさい!!普通のヤドカリとかじゃダメだからね!」
そういうとハルヒはいつもの爪楊枝くじを取り出して組み分けを始めた。
ハルヒ曰く「バラバラで動いても率が悪いから」だそうだ。
組み分けの結果、ハルヒと朝比奈さんと古泉、俺と長門となった。
なんだか最近このパターン多くないかい?長門、何もしてないだろうな?

 

というわけで俺と長門は磯の生物の観察を始めた。
磯には砂浜ではあまり見られないヤドカリやイソギンチャクやウミウシ、小さいカニや良く分からない魚などがいた。
俺は磯に来るのは小学5年の頃以来だったので、こういった生き物は少し懐かしかった。
しばらくして長門の方に目をやると、長門は半分潮溜まりに使った状態で岩場の一点を注視していた。
「長門、何見てるんだ?」
「・・・イソギンチャク」
そういや長門も磯に来るのは初めてだっけか、去年の孤島に行ったときも海は砂浜だけだったもんな。
イソギンチャクも本で見た事はあっても実物を見るのは初めてだろう。
長門は指でイソギンチャクをつついてしぼませた。
長門よ、楽しいか?
「ユニーク」
そうかい。
その後長門は素手でカニを捕まえようとして逃げられたり
海綿とスポンジの関連性について薀蓄を語ったり
やや深い所に生えていたわかめになぜかおびえていたりしていた。

 

そうこうしている内に長門は岩場の隙間に開いた穴に手を突っ込んでいた。
すると一瞬長門がビクッと反応し、ゆっくりと手を引き抜くと長門の手にはタコが絡み付いていた。
「・・・たこ」
いや、タコはわかるよ。というか思いっきり吸い付かれているぞ。
「わ〜有希!すごいの捕ったわね!」
いつの間にかそこにはハルヒ達がいた。
「こっちなんか古泉君が海に潜ってウニ拾ってきたのよ!!」
古泉のバケツにはバフンウニと思われる物体が十数個に加え。サザエやアワビもいくつか入っていた。
古泉、お前は海女か?
「ってキョン!あんた何も捕ってない訳?!」
「どうせ逃がすんだから捕ってもしょうがないだろ」
「だから有希や古泉君みたいに食べられるもの捕りなさいよ!」
おいおい何時から食料採集になった?
つーかハルヒは何を捕ったんだ?ハルヒのバケツにはわけのわからないグロテスクな物体が入っているが。
「アメフラシよアメフラシ!中国では高級食材らしいわよ」
そう言ってハルヒはアメフラシを掴み朝比奈さんに押し付けようとした。
「ひえーーーー!!!」アメフラシから逃れようと暴れた朝比奈さんの手に弾かれてアメフラシが宙を舞い俺と長門がいる方に飛んできた。
「おわ!」俺はとっさにアメフラシを回避した。しかし・・・
「べちゃ!!」アメフラシは俺の隣にいた長門に当たってしまった。
アメフラシはそのまま潮溜まりに落ちた為無事だったが、当たった長門はアメフラシから分泌された紫色の液体にまみれていた。
「わっ!ごっごめん有希!」
まったく、悪ふざけも程ほどにしろ!
その後長門は腕に装着されていたタコを取り外し(もちろん吸盤の後が付いた)
潮溜まりに入って紫色の液体を洗い流した。
その後5人がまとまったりバラバラになったりしながら岩場に張り付いてる貝のうち食べられそうな物選んで(しゅうり貝)採取したり岩のりを取ったりした。

 

しばらくして
「・・・これ」長門がヒトデを掴んでいた。
「ん?長門、ヒトデは食べられないぞ」
そんな悲しそうな顔をするな、大体長門の胃袋を満たすだけの食料はここでは取れそうにない。
まあそれはハルヒにも言える事だが。
またしばらくして、
「長門?何やってんだ?」
「・・・カキ」
長門は岩にへばりついたカキを素手で引き剥がそうとしていた。
「おいおいいくらなんでも素手じゃ取れないだろ?」
「******(高速詠唱)****むぐ!」俺はとっさに長門の口を手で塞いだ。いくらなんでもそれはヤバイ。
「やめとけ、カキぐらい無くてもいいだろ」
またそんな悲しそうな顔をするな。しょうがない、何かいいものはないか・・・?
「これを使ってください」古泉は小さい金槌とマイナスドライバーを差し出した。
「おお、サンキュー」ここは素直に感謝しておこう。

 

途中昼になって朝比奈さんが作ってきた弁当で昼食を済ませ(早速ここでウニとカキの一部が犠牲になった)、磯遊びもとい食料採集は午後の部に突入した。
午後は長門が古泉に対抗意識を持ったのか海に潜ってやはりウニなどを捕ってきた。やはりなぜかわかめが生えている所は避けていたようだが・・・。

 

そして時刻は2時を過ぎようとしていた。
「潮もだいぶ満ちてきましたし、そろそろ帰りましょうか?」古泉がそういうと、
「そうね、夕飯の支度もしなきゃいけないからそろそろ帰りましょう。
ついさっき決まった事だが、帰りがけに近くの市場(といっても魚屋がいくつか集まったような所だが)に寄って魚とかを買い、それを持って長門の家に行ってみんなで食べようというのだ。
ちなみに磯での収穫物の中には長門や古泉が捕った新鮮でうまそうな物からハルヒが捕った得体の知れない物まであった。ハルヒは恐らくこの得体の知れない生物も料理するのだろう、なんせセミをてんぷらにして食べるとか言い出すぐらいだからな。

 

続かない。

 
 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:52 (3084d)