作品

概要

作者G.F
作品名みくるVS森@キッチンコロシアム
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-07-25 (水) 20:25:41

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木登場
橘京子不登場

SS

 

ある日のSOS団団室。
「朝比奈さん」
古泉君がみくるさんに声をかけた。
「森さんが…朝比奈さんにこれを渡してくれと…」
え?森さん…ってあの…「機関」の森さん…よね?
「…森園生?」
「そうです」
私の疑問に古泉君がうなずく。
「朝比奈様へ」
みくるさんは開封し、中身を取り出した。
「あなたに料理対決を申し込みます。以上」
中身には…それだけしか書かれていなかった。
「で…受けるの?」
ハルヒが聞く。
「受けなさいよ、折角の『メイド対決』でしょ?」
横から涼子が茶々を入れた。
「は、はい…受けます」
二人の前に…みくるさんは頷かざるを得なかったようだ。
「…というわけで…パートナーはあたしと涼子。決定」
「決定って…おい、こら!それは朝倉の都合を聞いてから決めろ!」
彼が…横槍を出したまではよかったが…
「あーら、キョン君…私がみくるさんのパートナーだと何か都合が悪いことでもあるのかしら?」
涼子が…「トレードマーク」のナイフを彼の首筋に突きつけた。
涼子にしてみれば…「乗り気」になっているところへ彼が横槍を出したのが面白くなかった…らしい。
…だから…「都合が悪いこと」とはずばり涼子のその「悪い癖」のことがあるからなんでしょうが…私は涼子にそう突っ込んでやりたいところをやめておいた。
結局、涼子は…「ちょっと脅すだけ」で、別段、彼に危害を加えるつもりでもなんでもなかったようだ。

 

「で…森さんのパートナーなんだが…誰と誰なんだろう?」
土曜日。
鶴屋さんの家の「キッチンコロシアム」。
私と彼、古泉君、江美里さん、佐々木さんが集合していた。
「…一人は…どういうわけか阪中…なのね」
私は江美里さんから借りたオペラグラスを覗きながら当の一人の口真似をする。
「長門…阪中の真似はやめたほうがいい」
ハルヒや朝倉ならともかくお前には似合わんから…と、彼は付け加えた。
私はぺロッと舌を出す。
「一回やってみたかったんでしょう?」
江美里さんが苦笑いしている。
「もう一人は…お宅の妹さんですよ」
古泉君が彼に言った。
え?キョン様の妹ってことは…私の「将来の義妹」?
「解ってる。森さんから妹に電話が来たから」
彼が言った。
そのためか…ハルヒがちょっと…いや、かなり…不機嫌そうだ。
「今日は…珍しい魚が手に入ったからねっっ」
鶴屋主宰がカートを押してきて風呂敷を取った。
「鶴屋さん…その魚のどこが珍しいんですか?」
江美里さんが聞く。
そう…その魚は…どこからどう見ても鮭にしか見えなかった。
「ケイジだよっっ」
「ケイジ…って…鮭とは違う魚なんですか?」
古泉君がちょっと考え込んでいる。
「…同じ」
審査員席の面々が一斉に私のほうを向いた。
「…鮭の児と書いて『ケイジ』と読む」
そう…それは「一万匹の中に一匹か二匹混じっていればいいところ」の、まさに「幻の鮭」。
普通の鮭が海で三年回遊してから帰ってくるのに対し、ケイジは一年足らずで海から帰ってきてしまう。
そのためか…普通の鮭よりも脂が乗っていておいしい…らしい。
「その通り。有希っち、めがっさ詳しいねっっ」
鶴屋さんに褒められてしまった。悪い気はしない。
「『そこら辺の鮭とは違うのだよ、そこら辺の鮭とは…』ってところか」
彼が(該当箇所は二重鍵括弧内です)「ガン○ム」のジオン側のキャラクターの一人の口真似をしたところ…
「ギャハハハハ…キョン、それ傑作」
…ハルヒと涼子に受けてしまった。
のみならず、古泉君と佐々木さん、それから阪中さんと鶴屋さんも大爆笑だ。
「どうしたんですかぁ?」
みくるさんはなぜ六人が大爆笑しているのか…解らなかったらしい。

 

先攻は森さん。
「私は『ケイジのムニエル・ワカメサラダ添え』です」
私は思わずムニエルに添えられているワカメサラダに合掌してしまった。
「おい、長門、お前…何を拝んでるんだよ」
彼に突っ込まれてしまった。
「いかにも有希がやりそうなことです…ね」
「そのようですね」
江美里さんと佐々木さんが二人で苦笑していたのがやけに印象的だった。

 

続いて…みくるさんの出番となる。
「えっとぉ…私は『ケイジのちゃんちゃん焼き』ですぅ」
みくるさんはホットプレートを押して持ってきた。
「北海道名物」のキャベツやねぎなど「野菜の水分」を使って「味噌で煮るように焼く」料理だ。
問題はみくるさんが「ちゃんちゃん焼き」を知っているのかどうか…ということなのだが…もし「本来の時代」に「ちゃんちゃん焼き」があれば知っている可能性が高いのだが…もし「本来の時代」にない、ということならハルヒか涼子のどちらかが教えたのだろう。
だが…ハルヒが教えるとは到底思えないし…教えたのは涼子に違いない、と私は踏んだ。
「へえ…見た目といい味といい『鮭のちゃんちゃん焼き』とぜんぜん変わりませんよ」
…って古泉君、それは先ほども言ったとおり「鮭」なんですが。(大汗)
彼と佐々木さんと江美里さんが…大真面目な表情の古泉君の前に必死で笑いをこらえている様子だった。

 

審査結果は…想像にお任せします。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:52 (2732d)