作品

概要

作者G.F
作品名1/2 パート2
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-06-24 (日) 18:01:54

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「キョンくーん、有希ちゃんから宅急便だってー」
妹の声に…俺は玄関に出て行く。
…って…大型テレビの箱…長門はいったい何を送ってきたというのだ?
まさか…嫁入り道具…ってわけじゃないだろうな?
…だとしたら…かなり気が早すぎるぞ、長門。
「何が入ってるのかなー?」
「さぁ?」
これでも少なくとも「高校男子の平均体力」はあるだろうと思っている俺がようやく足の甲の高さまで持ち上げられるくらいだ。
ん…待てよ…この重さは…気になった俺は箱を開けて中身を取り出した。
ん?どこかで見たような…紫がかった特徴のあるショートカットの…。
「わぁー、有希ちゃんそっくりなお人形さんだぁ。かわいぃい」
すると…いきなり瞼が開いて…
「…お邪魔します」
…その声は…紛れもなく本物の長門の声だった。
「わ…お人形さんが喋った…その上動いた」
妹が腰を抜かした。
もっともその後すぐにスイッチが切れたらしく、瞼が閉じた。
そう…それは「長門有希1/2」とでもいうべき…ロボットだったのだ。
恐らく…長門が操作してるんだろうな。
「ねえ…キョン君、これ、ちょうだーい」
そういうと妹は…「長門」の足を引っ張って…自分の部屋に持っていってしまった。
…ちょっと待て!兄は「やる」ともなんとも一言たりとも言ってないぞ!

 
 

「長門…何事かと思ったぜ。急に自分のそっくりロボットを送って寄越すなんて…」
「…そう」
彼の家に宅急便で送った「有希1/2」は…文芸部室・つまりSOS団の団室にある「涼宮ハルヒ1/2」と同じ技術を使って江美里さんが作ったもの。
「ハルヒ1/2」とはコントロールの方法も同じ。
つまりグローブセンサーとブーツセンサー、ゴーグル、それからヘッドホンマイクで操縦するのだ。
江美里さんによると…周波数は違うので「ハルヒ」と混線する心配はないらしい。
「…あのロボットはかなり細部まで私そっくりに作ってあるから」
「待て、長門…それはどういうことだ?」
「…(ぽっ)」
…脱がせて見れば解る…なんて、そんなこと…いくら私でも言えるわけ、ないでしょ?
「それが…可愛いから…って妹に強奪されて…だな」
「…え?」
あなたのために作ってもらったというのに…もう妹さんに強奪されちゃったの?
「験しに…モニターゴーグルを使って見てみろよ。そこは妹の部屋のはずだから」
言われて私はゴーグルを目に付けて見てみた。
因みにこのゴーグルには「有希1/2」の視界が映るようになっている。
「…確かに」
まあ…いいわよ。
いくらなんでも…あの娘に限って「阿漕な真似」はしないでしょうからね。
「有希、キョン…そこでいったい何を話してるわけよ?」
そこへ…ハルヒの声が響き渡る。
声がしたほうを見ると…部室のマスコットになっている「涼宮ハルヒ1/2」のスイッチがいつの間にか入っていたようだった。
「あたしがいないから大丈夫だと思わないでね」
「…迂闊」
…自分で「有希1/2」を操作していながら…忘れてました。
モニターゴーグルとヘッドホンマイクを付ければ…あなたにこの部屋のこの様子が筒抜け…になってしまうのでした。
「こりゃ…うかうかしていられないな」
そうそう…確かに…ハルヒにしてみれば「強力な防犯カメラ」を手に入れたようなものだし…。

 
 

「うふふ…意外と好評なようですね」
これも…1号ロボットである「ハルヒ1/2」と2号ロボットである「有希1/2」を作ったのは私、つまり喜緑江美里ですから…当然といえば当然なんでしょうけどね。
人間ごときには…あれほどまで精密、かつ精巧な「人形」はともかく、あれほどまで精密、かつ精巧な「サイボット」を作るのは到底無理でしょうから。

 

さーて…次の「1/2サイズのロボット」は…誰をモデルにしようかしら?
涼子?
それとも…みくるちゃん?
もしくは…鶴屋さん?
あるいは…キョン君の妹さん?
「よし…決めた。うふふ…」
私は…早速、製作に取り掛かることにした。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:49 (2710d)