作品

概要

作者G.F
作品名妹VSミヨキチ@キッチンコロシアム
カテゴリーその他
保管日2007-06-19 (火) 20:20:27

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ登場
佐々木登場
橘京子登場

SS

 

「…あなたの妹さんに対して助力となることを要請したい」
長門から電話が掛かってきた。
妹とミヨキチが今度の土曜日に鶴屋さんの家の地下一階にある「キッチンコロシアム」で料理対決することになった…と、今日、SOS団のミーティングのときに話したら、早速、関心を持ったらしい。
…長門…どうでもいいが、小学生相手にあまりむきになるんじゃないぞ。
「実は…さっき、朝倉からも同じような内容の電話があってだな…」
「…それなら…ちょうどいい」
「キッチンコロシアム」のルールは「パートナーは二人」だから…というわけだ。
携帯電話を切ると…立て続けに携帯電話が鳴る。
相手はハルヒだ。
「ヒャッホー…妹ちゃんのパートナー、決まった?」
「まだ決めてないらしい」
「じゃ、宜しく言っといてねー」
そう言って電話を切るハルヒ。
それから10分も経たないうちにまたまた携帯電話が鳴った。
「もしもし…あの…不束者ですが…妹さんに宜しくお願いできないでしょうかぁ?」
相手は…案の定というべきか…朝比奈さんだった。

 

さて…その週の土曜日。
「何で妹ちゃんはあたしをパートナーとして選んでくれなかったのよ!」
ハルヒが…俺の姿を見るや否や、襟を掴んで文句を言ってくる。
どうもハルヒは…妹が断りの電話を入れるまで…「当然、自分を選ぶもの」と思い込んでいたらしかった。
「まあまあ涼宮さん…選んでもらえなかったのはお互い様ですよぉ」
…と、これは朝比奈さんだ。
つまり…うちの妹のパートナーは…長門と朝倉…なのだ。
「ハルヒ…頼むからその理由は妹に直接聞いてくれ。俺じゃ解らん」
…第一、誰を選ぼうが妹の勝手だろ?
「有希と涼子をパートナーとして選ぶとは…さすがはお宅の妹さんですね」
喜緑さんがニコニコと笑顔を湛えている。
それを聞いて…ハルヒの目つきが更に険しくなったのはいうまでもない。
「はぁ…」
そういえば古泉が来ていない。
まあ…ハルヒがこの状況だと…古泉がいないのは当たり前…というべきなのだろうか。
どう見ても「閉鎖空間発生間近」という感じだから…恐らく古泉は「バイト開始」なのかもしれない。
その代わり…周防さんが程なくしてやってきたから…ということは…
「美代子ちゃんのチームは…佐々木さんと橘さん…ですね」
…大概そんなことだろうと思った。
「ちょっと待て…ということは何だ、審査員席で…野郎は俺一人だけか?」
「――そういう――ことになる―らしい」

 

「対決素材は…これだよっっ!」
鶴屋主宰は…そういうと風呂敷をぱっと取った。
下から現れたのは…ん…「ラーメン」?
それも…縮れた「生麺」だ。
「それではいくよっっ!レディー・ゴー!」

 

「私のは『海鮮三昧ラーメン』です」
ん…ミヨキチ…何だよこれは?
あからさまに審査員席のうちの一人に喧嘩を売っているような感じだが…。
佐々木と橘さんも…何故ミヨキチを止めようとしなかったのか気になる。
そう。エビとカニ蒲鉾と烏賊と帆立貝…それとメンマはまだいいとして…更にその上にはワカメが大量に乗せられていた。
「へぇ…そう、そうなんですか…へぇ…」
喜緑さんが…不気味な笑いを浮かべた。
まあ…いくら喜緑さんでも…さすがに小学生相手ではむきになれないだろうから…な。
そこまで大人気ない喜緑さんでもないようだから…。

 

「私のは『担担麺風叉焼麺』だよぉ」
それは…スープは芝麻醤(中華風の胡麻ダレ)が利いていて、しかもボイルされた青梗菜が乗っているあたりは確かに担担麺だが、通常なら「豚ミンチのそぼろ」のところがそうではなくて、その代わりが「厚切叉焼」…という代物。
「辛いですぅ」
朝比奈さんの目が…スープの辛さに潤んでいる。
どうやら…朝比奈さんの「本来の時代」には普通の「ラーメン」はあっても「担担麺」なるものはないらしい。
「みくるちゃん…だから言ってるでしょ?『担担麺風叉焼麺』だって」
妹の作った「担担麺風叉焼麺」のおかげでハルヒの御機嫌は治ったらしい。
どうもこの担担麺のスープはハルヒの好みの味だったようだ。
「そうですよ。担担麺が辛くなくてどうするんですか」
喜緑さんにまで突っ込まれる朝比奈さん。
もっとも喜緑さんはいつも突っ込みに徹しているわけなのだが…。
「あ、キョン…ほら、麺と具だけ食わずにスープまで全部飲みなさいよ。せっかく妹ちゃんが作ったんだから…ね」
ハルヒが不気味な笑いを浮かべて…俺の丼を取り上げたかと思うと…俺の口の中に…担担麺のスープを流し込んだ。

 

妹とミヨキチの「勝負の結果」は…想像にお任せすることにしよう。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:48 (2732d)