作品

概要

作者G.F
作品名北高戦隊SOS団 − 「参上!レッドスラッガー!」 −
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-06-17 (日) 16:58:02

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ登場
佐々木登場
橘京子登場

SS

 

SS集/747 の続きです。

 

ここは鶴屋山。
インセクトキング、ギガファイアフライ、ギガスコーピオンとハルヒのために作られた新ロボ・レッドスラッガーが戦っている。
言っておくが…別に仲間割れしたわけではないぞ。
そう…これは全てハルヒのための「特別訓練」だからな。
レッドスラッガーはハルヒ専用だから…当然ながらインセクトキングを合体させた後レッドスラッガーに移るという方式だ。
インセクトキングのコクピット内の「本来ならハルヒの座るべき席」にはハルヒの代わりに朝倉が座っている。
これが学校の席での話だったら…俺は命がいくらあっても足らない思いをするところなのだろうが…インセクトキングではハルヒの席は俺の前。
俺の隣に長門と朝比奈さん、俺の後ろ右に古泉、左に朝倉が本来来るところなのだが朝倉の席が当然ながら空席。
その代わりというわけじゃないが…古泉が時折、朝倉の席にあるバックモニターを確認している模様だ。

 

「よしっっ、今日の訓練カリキュラムはこれで終わりっっ」
鶴屋さんの声で…みんなはシートベルトを外してコクピットから飛び降りる。
そして…ヘルメットを外して…要はスーツだけ着た状態…になる。
少し遅れてハルヒがレッドスラッガーのコクピットから飛び降りてきた。
レッドスラッガーはグローブセンサー、ブーツセンサーを通じてコクピットのハルヒと同じ動きをするため、コードを外すのに手間取るのだ。
「疲れた…」
そう言いつつレッドマンティスのヘルメットを外したハルヒ。
髪の毛や黄色のリボンが汗でびしょびしょになっている様子。
それでいて…どことなく満足げな表情だ。
「はーい、ごくろーさまー」
既にゴールドパピヨンのヘルメットを外していた妹が…ハルヒにポカリスエットを渡した。

 
 

さて…その日の午後。
私は…周防さん及び橘さんと…図書館で出会った。
「長門さん、こんにちは」
橘さんが声を掛けてきた。
「――」
「……」
私と周防さんは例によって無言で挨拶を交わす。
言っておくが…別に橘さんを無視しているわけではない。

 

「そういえば…すぐそこにおいしいクレープ屋さんが出来たんですよ」
「…行ってみたい」
「――クレープ――食べたい」
三人で意気投合して図書館を出ることにする。
その途中でどういうわけか…
「筑波山麓四六の蝦蟇 それを鏡で出来た箱に入れると自分の姿のあまりにもの醜さに脂汗をタラーリ、タラリ」
「ガマの油売りの口上」を言いつつ…蝦蟇の邪道魔獣、つまりガマ魔獣が出現。
私たちを見るや否や…背中のイボから液体を飛ばして攻撃してきた。
私たちはよけた。
「わっ!電柱がグニャリと曲がっちゃいました!」
橘さんが指差した方向を向くと…電柱がまるで飴のようにふにゃふにゃになっている。
「――」
更に…周防さんに引っ張られて周防さんが指差したほうを向くと…自動車がグニャグニャになってしまった。
このままでは…と、私と周防さんは顔を見合わせて…
「…チェンジ!ビー!」
「―チェンジ!アント!」
イエロービーとアントソルジャーに変身してビーサーベルとアントハルバードで立ち向かったものの…私と周防さんはピンチに追い込まれた。
「チェンジ!ロングホーンビートル!」
橘さんがロングホーンソルジャーに変身して…ロングホーンプサイクローで何とか助けてくれた。
だが…三人ともピンチに追い込まれた。
そこへ…
「長門!周防さん!橘さん!」
この声は…(ぽっ)…私の大事なキョン様だわ!(はぁと)
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
…と、グリーンビートルに変身して…
「ビートルキック!」
例によって例の如く、どかっ!と一発、回し蹴りをガマ魔獣に食らわせた。
「……」
はぁー、かっこいい…思わずうっとりと見とれちゃう…。
「――」
ん…何でこの子もうっとりと見とれているのかしら?
「2人とも…グリーンにうっとりと見とれている場合じゃないですよ!」
橘さんが…私たちの後ろに回ったガマ魔獣から…ロングホーンダブルプサイクローを使って私たちを防衛してくれた。
それにしても橘さんがいなかったら…どうなっていたことだろうか。
そこへドラゴンフライクロスボーの矢が飛んできて…ガマ魔獣に突き刺さった。
更にバタフライブーメランとジュエルロッドが飛んできて…ガマ魔獣を傷つける。
飛んできたほうを向くと…案の定、空中にはシルバードレークに変身した涼子とゴールドパピヨンに変身した彼の妹さんがいた。
ロープを使って空中ブランコみたいな感じでジュエルソルジャーに変身した美代子ちゃんをぶら下げている。
うん…将来の義姉を助けてくれるとは、さすがは私の将来の義妹…と言いたいところ。

 

そこへハルヒたちが駆けつけた。
「加勢よ!」
ハルヒが叫ぶ。
「チェンジ!マンティス!」
赤いインセクトスーツがハルヒの身体を包み、ハルヒはレッドマンティスに変身した。
「チェンジ!スパイダー!」
青いインセクトスーツがみくるさんの身体を包み、みくるさんはブルースパイダーに変身した。
「チェンジ!ファイアフライ!」
紫のインセクトスーツが鶴屋さんの身体を包み、鶴屋さんはパープルフレアーに変身した。
「チェンジ!スコーピオン!」
白いインセクトスーツが江美里さんの身体を包み、江美里さんはホワイトスコーピオンに変身した。
「チェンジ!スタッグビートル!」
黒いインセクトスーツが古泉君の身体を包み、古泉君はブラックスタッグに変身した。
「僕たちも忘れちゃ駄目だよ!」
この声は…佐々木さん!
当然ながら藤原さんも一緒にいる。
「チェンジ!ホッパー!」
紅色のインセクトスーツ・タイプ2が佐々木さんの身体を包み、佐々木さんはホッパーソルジャーに変身した。
「チェンジ!センチピード!」
赤銅色のインセクトスーツ・プロトタイプ改良型が藤原さんの身体を包み、藤原さんはセンチピードソルジャーに変身した。
「希望のパラドキサ!レッドマンティス!」
「知性のスズメバチ!イエロービー!」
「魅惑のジョロウグモ!ブルースパイダー!」
「霹靂のゲンジボタル!パープルフレアー!」
「怒濤のオニヤンマ!シルバードレーク!」
「可憐のアゲハチョウ!ゴールドパピヨン!」
「夢幻のダイオウサソリ!ホワイトスコーピオン!」
「勇気のギラファノコギリクワガタ!ブラックスタッグ!」
「情熱のヘラクレスオオカブト!グリーンビートル!」
「北高戦隊!SOS団!」
「そして…安寧秩序のショウリョウバッタ・ホッパーソルジャー!僕はいつでもクライマックスさ、くっく」
「明鏡止水のサムライアリ・アントソルジャー!――あなた――私に――釣られてみる?」
「拈華微笑のシロスジカミキリ・ロングホーンソルジャー!私の強さは泣けるのです」
「天衣無縫のヤマトタマムシ・ジュエルソルジャー!…私も戦いますけどいいですか?答えは聞いてませんけど」
「震天動地のオオムカデ!センチピードソルジャー!最初に言っておく。俺はかーなーり強い!…ふっ、既定事項だ」

 
 

ガマ魔獣が戦闘員を呼び出した。
「マンティスダブルトンファ!」
あたしはマンティスダブルトンファで戦闘員を倒していく。
「ビーサーベル!」
イエローが羽根を伸ばして滑空し、ビーサーベルで戦闘員を倒していく。
「スパイダーマグナム!」
「ファイアフライキャノン!」
ブルーとパープルが背中合わせの共同戦法で戦闘員を銃撃する。
「ドラゴンフライクロスボー!」
「バタフライブーメラン!」
シルバーとゴールドは羽根を伸ばして滑空しつつ共同戦法で戦闘員を倒していく。
「スコーピオンシザース!アンド・スコーピオンドリル!」
ホワイトが右手首に装着したスコーピオンシザース及び左手首に装着したスコーピオンドリルで戦闘員を倒していく。
「スタッグダブルソード!」
「ビートルブレード!」
「センチピードチェーンソー!」
ブラックとグリーンとセンチピードはスタッグダブルソードとビートルブレード、センチピードチェーンソーを用いた共同戦法で最初からガマ魔獣と戦っている。
ガマ魔獣が油を飛ばしたようだが…
「言っておくが…俺たちのこのスーツとこの武器にはお前の油は通用しないぞ!」
「残念ながら金属じゃないですからね」
「普通のパワードスーツと違ってアンチハザード機能がある。ふっ、既定事項だ」
はぁー…三人ともかっこいいんだけど…特にグリーン…キョン…は普段消極的なだけにこういうときは余計かっこいい。
「ホッパーヌンチャク!」
ホッパーがホッパーヌンチャクを用いたカンフー技で戦闘員を倒していく。
「アントハルバード!」
アントがアントハルバードで戦闘員を倒していく。
「ロングホーンダブルプサイクロー!」
ロングホーンがロングホーンダブルプサイクローで戦闘員を倒していく。
「ジュエルロッド!」
ジュエルがジュエルロッドで戦闘員を倒していく。
そしていつしか戦闘員は全員倒され…残ったのはガマ魔獣。
まず…
「スパイダーマグナム・ネットシューティングモード!」
ブルーがスパイダーマグナムをネットシューティングモードに切り替えると…スパイダーマグナムで光の網を発生させてガマ魔獣に被せた。
続いて…
「スコーピオンシザース・シールドモード!」
ホワイトが近づいたかと思うと…スコーピオンシザースで挟み込み、スコーピオンドリルをガマ魔獣のイボに突き刺し、抜き取って殴りつけた。
それからブルーがネットの力を強くしたため…油が搾られた。
続いてイエローとシルバーが…
「ビー・ドラゴンフライ・ダブルキック!」
ビー月面キックとドラゴンフライ反転キックを同時に繰り出すダブルキックをガマ魔獣に食らわせた。
更にアントが…
「―アント・ヒールクラッシュ」
…と、踵落としを食らわせる。
「ビートル・トリプルキック!」
グリーンはビートルキック、ブラックはスタッグキック、ロングホーンがロングホーントルネードキックを同時に食らわせた。
結構ダメージが来ているみたいね。
「マンティス・ホッパー・ダブルキック!」
あたしとホッパーはマンティスキックとホッパーキックを同時に繰り出すダブルキックをガマ魔獣に食らわせた。
「とどめは…ファイアフライキャノン・バズーカーモード!これでも食らえっっ!」
パープルがドカン!と一発、ファイアフライキャノンをお見舞いして…断末魔、爆死。
かと思うと巨大化した。
「ギガファイアフライ・ギガスコーピオン、めがっさ発進にょろ〜」
パープルがインセクトフォンを使ってギガファイアフライとギガスコーピオンを呼び出した。
分乗して乗り込み、メガインセクトを発進させて…
「キングインセクト・完成」
「ギガファイアフライ・バトルモード、参上」
「ギガスコーピオン・バトルモード、見参」
そして…
「メガホッパー、メガアント、メガロングホーン、メガジュエル!出発進行!」
ホッパーがインセクトチケットに改札して自分たちのメガインセクトを呼び出す。
そしてメガジュエルがまず開放されたかと思うと…メガアントとメガロングホーンが続いて分離して…
「インセクトライナー、場内進行!」
さらには…
「センチピードエクスプレス!出発進行!」
センチピードがインセクトチケットに改札してセンチピードエクスプレスを呼び出した。
それが変形して…
「センチピードエクスプレス・バトルモード、場内進行!」
向かってくる巨大ガマ魔獣。
よし!そろそろ出番のようね!
「パープル!レッドスラッガーを発進させて!」
「了解にょろ!」
そして…
「シルバー、後は頼むわ!」
「おk」
あたしは…コクピットの自分の席をシルバーに任せ、やってきたレッドスラッガーに乗り移ると…まずはゴールドとの共同作戦を始めた。
メガバタフライをレッドスラッガーの上に載せて燐粉で爆撃するという作戦だ。
戦闘機は戦闘機でもステルスなので気配を消していわば「見える透明戦闘機」として攻撃できるのがありがたいところ。
そして…燐粉とメガジュエルの光で弱らせた。
よし!いよいよ第二形態の出番よ!
「レッドスラッガー・バトルモード!」
シートが後ろに引っ張られたかと思うと…あたしはいつのまにかバトルモードコクピットにいた。
「変形終了!レッドスラッガー・バトルモード、只今参上!」
何しろあたしの手足の動きと連動してレッドスラッガーが動くのだから…こんな操作方法が簡単そうで難しいロボットって…他にいたかな?
「ライナーハリケーン!」
まずインセクトライナーがライナーハリケーンを食らわせ…
「インセクトサーベル!」
「ボイズンソード!」
「シャイニングカリバー!」
「エクスプレスアックス!」
三大ロボの剣とセンチピードエクスプレスの鉞で攻撃して…
「スラッガートンファ!」
最後にレッドスラッガーが…スラッガートンファで巨大ガマ魔獣を爆死させた。

 
 

橘さんが「奢るから」ということで…私とハルヒと涼子と周防さんと橘さんはクレープ屋さんへ向かった。
さっき図書館ではハルヒと涼子はいなかったから…要はドサクサ紛れでハルヒと涼子もついてきてしまったのだ。
「…バナナチョコ追加」
そういうと私は目の前のストロベリーを…ムシャムシャ、モグモグ。
「それにしてもよく食うわね、二人とも…」
涼子がブルーベリーチョコを食べながら呆れていた。
二人というのは、いうまでもなく…私とハルヒ…のこと。
「――」
周防さんまでもが…カスタードチョコを食べながら、呆れたような目つきで私とハルヒを見つめている。
「ヒィーッッ…二人とももういい加減に…」
橘さんが懇願するような目つきでハルヒと私に言った。
「あんた…VISA持ってるんでしょ?だったらいいじゃない。何も現金で払わなくてもVISAがあるんだから」
ハルヒはそういうと…橘さんの気持ちに更に追い討ちをかけるように…
「あ、夕張メロンチョコ追加ねー」

 

橘さんが…最終的にVISAでクレープ代を払わされる羽目になったことは…いうまでもない。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:48 (2711d)