作品

概要

作者G.F
作品名涼子VS京子@キッチンコロシアム
カテゴリーその他
保管日2007-06-08 (金) 21:21:17

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木登場
橘京子登場

SS

 

「みんないるかしら?」
ある日のSOS団団室。
みくるさんの入れたお茶を飲みながらみんなで寛いでいると…ドアが開いて…姿を現したのは涼子。
それにしても涼子が来るとは珍しい。
「どうしたの?」
ハルヒが聞く。
「橘さんが…何を思ったか私に挑戦状を叩きつけてきやがった」
そういって涼子は封筒を私たちに見せた。
「朝倉、橘さんって…あの橘京子のことか?」
彼が聞いた。
「もちろん…私の知り合いで橘ってその橘の他にいないわよ」
涼子は頷く。
「ちょっと拝見」
古泉君が涼子の手から封筒を取って中身を出す。
「ほほう…朝倉さんと料理対決をしたい、ということですか」
…橘さん…涼子に挑戦状っていうから…いったい何かと思ったわよ。
「何々…初めはE.Kさんに挑戦状を送ったけれど、全然取り合ってくれないから、あなたに送ることにしました…何ですか、これ?」
古泉君が呆れたような目つきになって彼に回す。
彼も挑戦状を読み終えて呆れたような目つきになって…私に回してくれた。
イニシャルでしか書いていないけれど、「E.Kさん」というのが私が知っているあの人だとすると…そりゃ取り合わないでしょうね。
だってあの人の口癖は「人間ごときが私と勝負しても勝てるわけはありません」だから。
それでも…みくるさんとはちゃんと勝負した。
もっとも…その時は「みくるさんのほうがあの人の挑戦を受ける形」で勝負に臨んだんだけど…ね。
「で…どうするわけ?」
ハルヒが腕組みして聞いた。
「もちろん受けて立つわよ。堂々と…ね」
涼子は頷いた。
「わかった。涼子…そういうことならパートナーはあたしとみくるちゃんでいいよね?」
当のみくるさんは「ほえ?」と自分の鼻を指し示す。
「みくるちゃんでいいよねって…お前…朝比奈さんにも都合というものがあるだろ?」
彼が突っ込む。
「そんなもん何とかなるでしょ?そんでもって…場所はいつもの鶴屋家のキッチンコロシアム」
聞いていない…彼女の悪い癖だ。
「キョンとキョンの妹ちゃんと有希と古泉君ともう1人が審査員席」
もうそこまで飛躍している。
まあ…「作る」より「食べる」方が好きな私としては審査員席のほうがいいんだけどね。

 

「何だって?」
突然…彼の携帯電話に連絡が入った。
「まあいい。そういうことなら…いいか?佐々木のいうことをちゃんと聞くんだぞ」
そういうと…彼はため息をついた。
「妹を…人質に取られてしまった」
「…え?」
キョン様…それはいったい如何なる意味なのでございますでしょうか?
「どういうわけか…橘さんがパートナーの1人としてうちの妹を指名したらしいんだよ」
彼によると…もう1人はやはりなというべきか、佐々木さんらしい。
もっとも…佐々木なら妹も全く知らない間柄じゃないから、妹を任せても大丈夫かも…と、彼は付け加えた。
「…ってことは…キョンと有希と古泉君と…あと2人は誰になるんだろう?」
ハルヒがちょっと不安になったようだ。
「さあ?周防さんは審査員席決定でしょうから…」
「喜緑さん…じゃないのか?」
鶴屋さんはもちろん「主宰」だからな…と、彼は付け加える。
それにしても…この対決はしょっぱなから波乱万丈の勝負になってしまったようだ。

 

「こっちは前回に引き続き三人ともメイド服ですか」
え?前回に引き続きということは…涼子もメイド服?
「結構似合ってるみたいですよ」
「…それ、貸して」
江美里さんに言われて…私は彼にオペラグラスを借りて涼子のほうを見た。
三人がおそろいのメイド服なのだが…涼子のメイド服は…吹き出しそうになるくらい似合っていた。
「向こうもどうやら前回に引き続きシェフスタイルのようだな」
彼の言葉に…私は思わず彼の妹さんのいるほうを見た。
白い服に赤いマフラー…うん、似合ってる、似合ってる…って何を感心してるんだろう?私。

 

「今日のルールはテーマ食材方式だからねっっ。対決テーマは…これだよっっ!」
肖像画のモーツァルトみたいな服を着込んだ鶴屋さんが風呂敷を取った。
下から出てきたのは…えっ?槍烏賊?
「テーマ食材を使ってあれば何を作っても構わないからねっっ。それではいくよっっ!レディー・ゴー!」

 

「私は『烏賊素麺』と『烏賊飯』よ」
烏賊飯はともかく烏賊素麺は涼子が最初から最後まで一人で担当したんだろうな…と、見た。
他の2人…ハルヒはともかくみくるさんが作ったら下手すると手が絆創膏だらけになってしまうだろうから。
それにしても…素人が作ったとは思えないできばえだ。
「これって…普通の烏賊の刺身よりも細く切らなければいけないだけに難しいんだよな」
彼がいうと…江美里さんも…
「そうですね…さすがは涼子というべきですよね」
そうよね…涼子といえばナイフを使う名人(?)だからきっと包丁裁きも大したものだろうな。

 

「私は『烏賊リング』と『烏賊玉お好み焼き』です」
烏賊リングにはレモンがちゃんと添えてある。
「出来ればレモンで…ソースがよろしければソースもありますけど…」
いや…この烏賊リングにはレモンだけで充分です。
ソースで食べたら…罰が当たりますよ、きっと…橘さん。
お好み焼きは…生地の中に初めからキャベツと烏賊を混ぜ込んだ、いわゆる大阪風だ。
佐々木さんと彼の妹さんが協力し合ってフライパンで焼いた…という。
なんとも微笑ましい光景…うふ…なんて感心している場合じゃなかった。
お願い…間違っても「佐々木さんにキョン君のお嫁さんになってほしい」などとは言わないで…。

 

味について…正直に言います。どっちもおいしかったです。はい。
…というわけで…涼子の「烏賊素麺」+「烏賊飯」と橘さんの「烏賊リング」+「烏賊玉お好み焼き」での対決の審査の結果は…ご想像にお任せします。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:46 (3093d)