作品

概要

作者G.F
作品名江美里VSみくる@キッチンコロシアム
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-05-31 (木) 17:02:42

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木登場
橘京子登場

SS

 

今日は、みくるさんと江美里さんが鶴屋家にあるキッチンコロシアムで料理対決する、とのことだった。
私は敢えてパートナーではなく「審査員」として彼と一緒に審査することになった。
まあ…私としては「作る」より「食べる」方がいいんだけどね。
「そうすると喜緑さんは誰をパートナーにするんだろうな?」
「さあ?朝倉さんはまず決定でしょうけどね」
彼と古泉君はそういうとオペラグラスで厨房の様子を見ている。
「ええっと…朝倉と…もう1人は周防さんか」
え?周防さん?
周防さんって…あの周防よね?つまり周防九曜。
私は…一瞬耳を疑った。
「…それ…貸して」
彼にオペラグラスを借りて…「チーム喜緑」の構成員の一人が紛れもなくあの周防九曜であることを確認した。
江美里さんは…勝つ気が初めからないのかしら?
それとも…よほど自信があるのかしら?
江美里さんの決め台詞「人間ごときが私に勝つことは無理です」から言って後者だと思いたいけど…。
「朝比奈さんのほうは…涼宮さんと橘さんのようです」
涼宮さん…はいうまでもなく涼宮ハルヒのことだけど…橘さん…って…あの橘京子?
私は…みくるさんのほうにオペラグラスを向ける。
…と、そこにいたのはやっぱり橘京子だった。
道理で…審査員席にいるのは私、彼、彼の妹さん、古泉君、佐々木さんの五人なわけだ…と思った。
「本日、2人に対決してもらうのは…これだよっっ!」
宝塚歌劇団の「ベルサイユのばら」のオスカルみたいなコスチュームに身を包んだ鶴屋さんが風呂敷を取った。
下から現れたのは…えっ?丼?
「いわゆる『丼もの』でありさえすれば何を作っても自由だからねっっ!」
まあ「丼もの」なら…私としては異存はないわよ。
沢山食べる口実になるから…ね。
「あ…因みに所謂『汁もの』も必ず作るように!」
鶴屋さんが慌ててルールをもう一つ説明した。
「それではいくよっっ!レディー・ゴー!」

 

「えぇっと…私は『カツ丼』と『お味噌汁』ですぅ」
みくるさんが恥かしげに話す。
「正直に白状しなさい。この間の事件、あれ、あんたがやったんでしょ?」
ハルヒは彼の前にカツ丼を給仕すると、まるで刑事ドラマの取調室の刑事のようなことを言った。
「はい、俺がやりました…ってこらハルヒ、そりゃ何年前の刑事ドラマだ?」
「アハハハハ…」
けたたましい笑い声で見ると…鶴屋さんにはこの即席コントはかなり受けたらしい。
目下、お腹を抱えて大爆笑中だ。
「なるほど…それがやりたかったから『カツ丼』にしたってわけね。くっくっく」
佐々木さんが彼の妹さんの横で苦笑している。
「全く…困ったものですね、涼宮さんも」
古泉君も苦笑している。

 

「私は『うな丼』と『肝吸い』。丼物の定番ですね」
うな丼に乗っている蒲焼は涼子が裁いて周防さんが串を打って江美里さんが炭火で焼いた、とのこと。
ちゃんと腹開きになっている。
うん。やっぱりウナギの蒲焼は腹開きの「蒸さずに直接焼き」に限る。
「…」
一方…肝吸いは…何といえばいいのだろうか。
ワカメ入りなのはいいのだけれど…そのワカメの分量が多すぎる。
「あのねぇ…これ、『肝吸い』というよりねぇ…『ウナギの肝入りのワカメスープ』だよぉ」
彼の妹さんが…見たままを正直に話した。
江美里さんは…ニコニコしている。
まあ…彼の妹さんが相手なら、いくら江美里さんでも怒れないだろう。
「ウナギの肝入りのワカメスープ」…確かに言いえて妙だ。
「だって…ウナギの肝って当たり前だけど一匹に付き一つしか取れないじゃない?だから一椀につき一つしか入れられないから…その分ワカメで水増ししたってわけなの」
涼子が言い訳のような口調で話した。
まあ…結果としては…「いかにも喜緑江美里らしい肝吸い」になったのだけど…ね。

 

みくるさんの「カツ丼+味噌汁」と江美里さんの「うな丼+肝吸い」での対決の審査の結果は…ご想像にお任せします。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:45 (3087d)