作品

概要

作者G.F
作品名北高戦隊SOS団 − 「驚愕!人間氷柱製造工場」 −
カテゴリーその他
保管日2007-05-25 (金) 18:04:16

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口登場
ミヨキチ登場
佐々木登場
橘京子登場

SS

 

私と涼子は町を歩いていた。
そこへ…声を掛けられた。
「へい、そこの彼女」
見ると…谷口君だった。
「…何だ、朝倉さんと長門さんか」
知っている人だったとは…という感じでがっかりしたような調子の谷口君。
「何言ってるのよ、谷口君…本当は嬉しいんでしょ?」
涼子はそういうと…谷口君の肩を叩き、私ににやっとする。
「まあいいか…ちょうど良かったよ。行きたい場所があるから」
谷口君の行きたい場所って…怖いような、どきどきするような…いったいどこなんだろうか。
そうすると…谷口君はどういうわけか倉庫の立ち並んでいる場所に入っていこうとする。
「行きたい場所というのは…ここだよ」
谷口君は…慣れた手つきでそのドアを開けた。
なんだか寒い…どこなの?ここは…?
…氷があって冷凍マグロがあって…ということは…巨大冷凍庫?
「そう…これからお前たちを入れた氷柱を作らせて貰うぜ」
私たちを入れた…氷柱?
見ると…
「キャーッ!」
涼子が叫んで指差したほうを見ると…そこには人間、それも女の子が入れられた氷柱が5本ほどあった。
「出来上がるのが楽しみだ。何といっても…トリプルAとAマイナーだからな」
谷口君はそういうと…私たちを突き飛ばして出て行こうとした。
「何よ…逆にあんたを氷柱にしてやるわ!」
涼子がナイフを出して谷口君に襲い掛かる。
しかし谷口君は怖がらなかったばかりか…にやりとして…涼子の手からナイフを叩き落した。
そこへ…
「――その谷口は―偽者」
周防さんが駆けつけてくれた。
「さすがは周防九曜…いや、アントソルジャーだけのことはあるな」
偽者の谷口君が…ゲジゲジの邪道魔獣、つまりゲジ魔獣の姿になった。
「やっぱりそうだったのね!…行くわよ!有希!九曜ちゃん!」
涼子が叫ぶ。
「…チェンジ!ビー!」
黄色のインセクトスーツが私の身体を包み…私はイエロービーに変身した。
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
銀色のインセクトスーツが涼子の身体を包み…涼子はシルバードレークに変身した。
「―チェンジ!アント!」
藍色のインセクトスーツ・タイプ2が周防さんの身体を包み…周防さんはアントソルジャーに変身した。
だが…逆に私たちが負けそうになる。
そこへ…
「長門!朝倉!周防さん!」
この声は…私の大事なキョン様!
ああ…これも…私と彼との愛のなせる業なのね。
「イエロー!シルバー!アント!」
涼子…よかったわね、古泉君も来てくれたわよ。
「チェンジ!スタッグビートル!」
黒いインセクトスーツが古泉君の身を包み…古泉君はブラックスタッグに変身した。
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
緑色のインセクトスーツが彼の身を包み…彼はグリーンビートルに変身した。
「谷口のナンパが成功する確率は限りなくゼロパーセントに近いはずだからな。尾行して正解だったぜ」
だが…そこへ…既にセンチピードソルジャーに変身していた藤原さんが登場したかと思いきや…なんと、彼と古泉君に襲い掛かった。

 
 

ゲジ魔獣と並んだ藤原。
藤原は…どうやらゲジ魔獣に操られているらしい。
「それでは…藤原さん、あなたにはしばらく大人しく伸びていてもらいましょうか」
手をバキバキと鳴らす古泉。
「お前の決め台詞を借りれば…これも『既定事項』だからな。悪く思うなよ、藤原」
俺も頷く。
そしてすかさず…
「ビートルダブルキック!」
俺は地上での回し蹴りとなるビートルキックを、古泉は少し前方にジャンプしての回し蹴りとなるスタッグキックを…思いっきり藤原に食らわせた。
「…うーん」
急所は外しておいたのだが…藤原は変身が解けたその上、伸びてしまった。
まあこの技は邪道魔獣の急所に決まれば相手が爆死することがあるくらいだから…な。
そこへハルヒ、朝比奈さん、鶴屋さん、妹、喜緑さん、佐々木、橘さん、ミヨキチが駆けつけてきた。
「加勢よ!」
ハルヒが叫ぶと佐々木が頷く。
「チェンジ!マンティス!」
赤いインセクトスーツがハルヒの身体を包み、ハルヒはレッドマンティスに変身した。
「チェンジ!スパイダー!」
青いインセクトスーツが朝比奈さんの身体を包み、朝比奈さんはブルースパイダーに変身した。
「チェンジ!ファイアフライ!」
紫のインセクトスーツが鶴屋さんの身体を包み、鶴屋さんはパープルフレアーに変身した。
「チェンジ!バタフライ!」
金色のインセクトスーツが妹の身体を包み、妹はゴールドパピヨンに変身した。
「チェンジ!スコーピオン!」
白いインセクトスーツが喜緑さんの身体を包み、喜緑さんはホワイトスコーピオンに変身した。
「チェンジ!ホッパー!」
紅色のインセクトスーツ・タイプ2が佐々木の身体を包み、佐々木はホッパーソルジャーに変身した。
「チェンジ!ロングホーンビートル!」
小豆色のインセクトスーツ・タイプ2が橘さんの身体を包み、橘さんはロングホーンソルジャーに変身した。
「チェンジ!ジュエルビートル!」
玉虫色のインセクトスーツ・タイプ2がミヨキチの身体を包み、ミヨキチはジュエルソルジャーに変身した。
「希望のパラドキサ!レッドマンティス!」
「知性のスズメバチ!イエロービー!」
「魅惑のジョロウグモ!ブルースパイダー!」
「霹靂のゲンジボタル!パープルフレアー!」
「怒濤のオニヤンマ!シルバードレーク!」
「可憐のアゲハチョウ!ゴールドパピヨン!」
「夢幻のダイオウサソリ!ホワイトスコーピオン!」
「勇気のギラファノコギリクワガタ!ブラックスタッグ!」
「情熱のヘラクレスオオカブト!グリーンビートル!」
「北高戦隊!SOS団!」
「そして…安寧秩序のショウリョウバッタ・ホッパーソルジャー!僕はいつでもクライマックスさ、くっく」
「明鏡止水のサムライアリ・アントソルジャー!――あなた――私に――釣られてみる?」
「拈華微笑のシロスジカミキリ・ロングホーンソルジャー!私の強さは泣けるのです」
「天衣無縫のヤマトタマムシ・ジュエルソルジャー!…私も戦いますけどいいですか?答えは聞いてませんけど」

 

ゲジ魔獣が戦闘員を呼び出した。
「マンティスダブルトンファ!」
ハルヒがマンティスダブルトンファで戦闘員を倒していく。
「ビーサーベル!」
長門が羽根を伸ばして滑空し、ビーサーベルで戦闘員を倒していく。
「スパイダーマグナム!」
「ファイアフライキャノン!」
朝比奈さんと鶴屋さんが背中合わせの共同戦法で戦闘員を銃撃する。
「ドラゴンフライクロスボー!」
「バタフライブーメラン!」
朝倉と妹は羽根を伸ばして滑空しつつ共同戦法で戦闘員を倒していく。
因みに…朝倉と妹がいつからこんなに仲がよくなったのかは…実の兄である俺にもよく解らない。
妹よ…朝倉に変なことを頼むなよ。
「スコーピオンシザース!アンド・スコーピオンドリル!」
喜緑さんが右手首に装着したスコーピオンシザース及び左手首に装着したスコーピオンドリルで戦闘員を倒していく。
「スタッグダブルソード!」
「ビートルブレード!」
古泉と俺はスタッグダブルソードとビートルブレードを用いた共同戦法で最初からゲジ魔獣と戦っている。
「ホッパーヌンチャク!」
佐々木がホッパーヌンチャクを用いたカンフー技で戦闘員を倒していく。
「アントハルバード!」
周防さんがアントハルバードで戦闘員を倒していく。
「ロングホーンダブルプサイクロー!」
橘さんがロングホーンダブルプサイクローで戦闘員を倒していく。
「ジュエルロッド!」
ミヨキチがジュエルロッドで戦闘員を倒していく。
そしていつしか戦闘員は全員倒され…残ったのはゲジ魔獣。
そこへ手裏剣が飛んできてゲジ魔獣の腕に突き刺さる。
飛んできたほうを見ると…やはりなというべきか…それは藤原だった。
「お前…ゲジ魔獣の洗脳が解けたのか?」
「洗脳だったら…さっきお前と古泉に思いっきり蹴りを食らったことで解けた。ふっ…これも既定事項だ」
藤原はそういうと…フォンチェンジャーをポケットから取り出した。
そして…フォンチェンジャーに暗証番号を打ち込んだと思うと…
「チェンジ!センチピード!」
そして…赤銅色の「インセクトスーツ・プロトタイプ改良型」が藤原の身体を包んでいく。
「震天動地のオオムカデ!センチピードソルジャー!…ゲジ魔獣!貴様、よくもさっきは俺を洗脳した上でいいようにこき使ってくれたな!…センチピードチェーンソー!」
…藤原…何もゲジ魔獣はお前を「いいようにこき使った」って程ではないと思うぞ…俺はそうツッコミを入れてやろうとしてやめた。
藤原は自分のほうに向かってきたゲジ魔獣に切りつけた。
ゲジ魔獣は…相当ダメージを負ったらしい。
それを見て…ハルヒと佐々木が頷きあったかと思うと…
「マンティス・ホッパー・ダブルキック!」
モチーフ昆虫のジャンプ力が強いからこそ可能なマンティスキックとホッパーキックを同時に繰り出すダブルキックをゲジ魔獣に食らわせた。
続いて長門と朝倉が…
「ビー・ドラゴンフライ・ダブルキック!」
ビー月面キックとドラゴンフライ反転キックを同時に繰り出すダブルキックをゲジ魔獣に食らわせた。
ドラゴンフライ反転キックは一回通常のキックを食らわせ、反動で空中でバック転してもう一回食らわせるという技だから…ここまでで合計5発。
更に周防さんが…
「―アント・ヒールクラッシュ」
…と、踵落としを食らわせる。
それでは…とどめは俺たちが刺すとするか。
「ビートル・トリプルキック!」
俺はビートルキック、古泉はスタッグキック、橘さんはロングホーントルネードキックを同時に食らわせた。
さすがにチェーンソーで切りつけられた上、キックを8発も食らっては爆死せざるを得なかったようだ。
…かと思うといつものパターンで巨大化した。
「ギガファイアフライ・ギガスコーピオン、めがっさ発進にょろ〜」
鶴屋さんがインセクトフォンを使ってギガファイアフライとギガスコーピオンを呼び出した。
分乗して乗り込み、メガインセクトを発進させて…
「キングインセクト・完成」
「ギガファイアフライ・バトルモード、参上」
「ギガスコーピオン・バトルモード、見参」
そして…
「メガホッパー、メガアント、メガロングホーン、メガジュエル!出発進行!」
佐々木がインセクトチケットに改札して自分たちのメガインセクトを呼び出す。
そしてメガジュエルがまず開放されたかと思うと…メガアントとメガロングホーンが続いて分離して…
「インセクトライナー、場内進行!」
さらには…
「センチピードエクスプレス!出発進行!」
藤原がインセクトチケットに改札してセンチピードエクスプレスを呼び出した。
それが変形して…
「センチピードエクスプレス・バトルモード、場内進行!」
そして向かってくる巨大ゲジ魔獣に…メガバタフライの燐粉とメガジュエルの光を浴びせて…弱らせて…
「ライナーハリケーン!」
インセクトライナーがキックとパンチを食らわせて…
「インセクトサーベル!」
「ボイズンソード!」
「シャイニングカリバー!」
「エクスプレスアックス!」
三大ロボの剣とセンチピードエクスプレスの鉞で…巨大ゲジ魔獣に断末魔を迎えさせた。

 
 

「あ、国木田、阪中…そういえばお前ら、谷口を見なかったか?」
向こうから来た国木田君と阪中さんに彼が聞いた。
そうそう、何といってもゲジ魔獣は谷口君に化けていたのだから…その谷口君を探さないことには…。
「その谷口なら…」
「あそこで縛られてるのね」
国木田君と阪中さんがコンテナを指し示した。
コンテナに駆け寄る私たち。
見ると…谷口君は亀甲縛りで縛られた上で口に粘着テープを張られている。
その様子があまりにも似合いすぎていて…おかしい。
「怪しいわね」
ハルヒが感じていたことを私も感じていた。
「そうだな…この縛り方が特に…」
彼もまた同じことを感じていたらしい。
それというのも…単に「谷口君に化けて私たちを襲って濡れ衣を本物の谷口君に着せる」という目的のために「本物の谷口君を身動き出来なくする」というだけなら「亀甲縛り」というのはないはずだからだ。
…っていうか、普通に「ぐるぐる巻き」のほうが手間がかからないはずだ。
…と、すると…私はふと、「縛りなおし」をやりかねない人物が自分の目の前にいるのに気がついた。
その人物が…情報操作で単なる「ぐるぐる巻き」から「亀甲縛り」に縛りなおしたのに違いない。
「ま、こいつはこのまま…ほっときましょうよ」
「そうね…この程度なら何もあたしたちがわざわざ解いてあげなくても…こいつが自分で解けないこともないだろうしね」
涼子の提案に…思わず頷くハルヒ。
「お、朝倉…お前もたまにはいいこと言うな」
彼がにんまりしている。
「そうそう、僕もあの程度なら自分で解けるはずだ…と思ったから解かなかったんだよ」
国木田君の言葉に阪中さんも頷く。
私たちは…それでも後ろ髪を引かれる思いをしつつ…その倉庫を後にした。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:44 (2729d)