作品

概要

作者G.F
作品名VSハルヒ戦@キッチンコロシアム
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-05-18 (金) 17:47:19

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「有希、料理で勝負よ!」
ある日…ハルヒが私に言った。
「あたしと有希で…どっちがキョンをうならせることが出来るか!」
ハルヒは自信満々な様子だ。
「それ、めがっさ面白いかもねっっ」
この声は…と見ると、いつの間にか鶴屋さんがそばで聞いていたらしい。
「この間、キョン君と古泉君が対決した…うちのキッチンコロシアムで試合すればいいにょろ」
私は…古泉君が若竹煮、彼がインディアンスパゲティで対決した…時のこと(SS集/686を参照)を思い出した。
彼はどこかのレストランのシェフ、古泉君はどこかの料亭の板前さんみたいな格好で対決していた。
「主宰」の鶴屋さんはどういうわけか音楽室にある肖像画のバッハかハイドンかモーツァルトみたいな服を着てたんだっけ。
その時…涼子と二人で古泉君の若竹煮のワカメに合掌して江美里さんの失笑を買った…ということも思い出した。
「ちゃんとキッチンコロシアムの対決ルールに則ってもらうからねっっ」
鶴屋さんはそういうと…。
「対決ルールその1…パートナーは1人につき2人」
だから古泉君は「機関」の多丸兄弟、彼は谷口君と国木田君をパートナーにしていたんだっけ。
だったら…私はちょうどいい。
涼子と江美里さんにパートナーを頼めばいいから。
問題はハルヒのほうのパートナーだけど…少なくともみくるさんは脅してでも引っ張ってくるだろうから…もう一人は誰かな?
「対決ルールその2…主宰が『フリーテーマ』を指定した以外のときは主宰が指定するメイン食材を使用すること」
「フリーテーマ」かどうかは主宰が決める…とのことだ。
主宰はいうまでもなく鶴屋さんだ。
そういえばあの時は「フリーテーマ」だったからこそ「若竹煮」と「インディアンスパゲティ」だった…と思い出した。
「逆にいうと…『メイン食材』が使ってあれば何を作っても構わない、ということだよっっ」
「面白そうね」
ハルヒが俄然として乗り気になってきた。
負けるもんですか。受けて立ってやるわ!

 
 

土曜日。
俺と妹は鶴屋家に向かう。
今日は…ハルヒと長門が鶴屋家にある「キッチンコロシアム」で対決する、とのこと。
…で…俺と妹と古泉と佐々木と周防さんに…「審査員を勤めてくれ」とのことだった。
俺は二つ返事でOKした。
「料理対決の審査員」くらいなら体力を使う度合いは皆無に近いだろうし…な。
ことと場合によると「閉鎖空間発生」はあるかも知れないが、そうなると困るのは「機関」であってこっちにゃ関係ないだろう。
気になるのはハルヒと長門、それぞれのパートナーなのだが…パートナーの選び方によっても味が変わってしまうからな。
「ええっと…涼宮さん側は…朝比奈さんと阪中さんですのね」
「古泉…頼むから阪中がいるからって『阪中の口真似』だけはやめてくれ」
「失礼しました」
…お前にそれをやられるとめちゃめちゃ気色悪いからな。
「それで…長門のほうは誰なんだ?」
「TFEI3人娘ですね。こう言えば誰と誰かわかるでしょうけどね」
つまり…朝倉と喜緑さんか。
図らずもチーム涼宮・チーム長門ともに…2年生2人+3年生1人…という構成になってしまったようだが…。
「今日、2人に対決してもらうテーマ食材は…これだよっっ」
モーツァルトみたいな服を着込んだ鶴屋さんが…風呂敷を取った。
下から出てきたのは…。
「神戸牛っっ」
山積になった牛肉を前に…長門が…朝比奈さんを見つめている様子。
「おいおい長門…その肉は『黒毛和牛のそれ』であって『ホルスタインやジャージーのそれ』じゃないぞ」
俺は苦笑して…思わず長門に声を掛けてしまった。
「…解った?」
…解るぞ、いかにもお前の連想しそうなことだから。
「…?」
当の朝比奈さんは…長門が「山積になった牛肉からいったい何を連想したのか」が解らなかったらしく…ぽかんとしている様子。
俺の横では…佐々木が苦笑していた。
「確かに…いかにも長門さんの連想しそうなことだなぁ、くっくっく」
佐々木にも…「牛肉」=「牛」=「牛乳」=「ミルク」=「朝比奈さん」…という「長門の連想」は解ったらしい。

 

因みに…作った料理というのは…ハルヒがドミグラスソースを効かせた「煮込みハンバーグ」で、長門がビーフカツとビーフカレーを組み合わせた「カツカレー」だった。
どちらも美味かったのはいうまでもないのだが…さて…どちらかを選ぶ段になって…俺は…正直言って迷った。
長門の札を挙げればハルヒに怒鳴られる…かといってハルヒの札を挙げれば長門に悲しい目をされる。
このどちらかになるであろうことが目に見えているからだ。
「キョン君!早く挙げなよっっ」
鶴屋さんにせかされた。
因みに古泉と妹は「ハルヒ」の札を、佐々木と周防さんは「長門」の札をそれぞれ挙げている。
つまり…俺が挙げればどちらが勝つか…決まるらしい。
俺は…ついに「決断」を下すことにした…。

 

…というわけで、俺が「どっちの札を挙げたか」は想像にお任せすることにする。
ヒントは「いくら俺だって命が惜しい」だ。
何?「それだけじゃ解らない」って?
「どちらの陣営にパートナーとして誰がいたのか」を考えてみてくれ。
そうすれば答えは自ずから解る…と思うから。

 


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:44 (2711d)