作品

概要

作者G.F
作品名北高戦隊SOS団 − 「アルティメット・ファイター」 −
カテゴリーその他
保管日2007-05-14 (月) 21:00:36

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ登場
佐々木登場
橘京子登場

SS

 

土曜日。いつもの団活。
その日の籤はあたしと有希、みくるちゃんとキョンと古泉君が組になった。
キョンがみくるちゃんと一緒になっちゃったのは気に食わないけど…古泉君が一緒ならまあいいかな。
心配なのはキョンの貞節なんだけど…まあ、古泉君がいる限りはいくらみくるちゃんでも奪えないわよね。
で…またもや大した収穫もなく、有希と一緒に喫茶店に戻るその途中でのこと。
「有希…あれ…」
カメムシの邪道魔獣…カメムシ魔獣…が暴れているのを発見した。
「…」
頷く有希。
「チェンジ!マンティス!」
赤いインセクトスーツがあたしの身体を包み…あたしはレッドマンティスに変身した。
「…チェンジ!ビー!」
黄色のインセクトスーツが有希の身体を包み…有希はイエロービーに変身した。
だが…あたしたちが…防毒完備のヘルメットを装着していても臭ってくるあまりにもの臭いの臭さに…負けそうになってしまった。
あたしは…一瞬、スカンク魔獣のときのこと(SS集/634を参照)を思い出した。
あの時は…確かあたしと有希と涼子とみくるちゃんの声が互いに入れ替わっちゃったんだっけ。
それで…有希の名案…入れ替わった声の本来の持ち主の代わりに「チェンジ!○○!」と「変身文句」を叫ぶ…でなんとか変身は出来たんだけど…。
まさか…また今度も…有希の声とあたしの声が入れ替わっちゃうわけ?
「…その心配は…ない…と思う」
よかった…いつもの有希の声だ。
そこへ…。
「ハルヒ!長門!」
ほらね、キョンがちゃんと助けに来てくれたわよ。
ああ…これも…キョンとあたしの愛のなせる業なのね。
「レッド!イエロー!」
みくるちゃんも一緒にいる。
まあ一緒に散策していた以上は一緒にいたって当たり前なのかもしれないけどね。
…ってことは古泉君も…って見当たらない。
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
緑色のインセクトスーツがキョンの身体を包み…キョンはグリーンビートルに変身。
そしてそのまま…
「ビートルキック!」
ドカッ!と、一発、回し蹴り。
グリーンビートルの時のキョンは…普段のキョンからは信じられないほど積極的でかっこいい!
思わず…うっとりと見とれちゃう。
「…」
…って…何でこの子もうっとりと見とれてるわけ?
ヘルメット越しだし、どうせヘルメットの下の顔はいつもの無表情なんだろうけど…手を組んでるから解るわよ。
「チェンジ!スパイダー!」
青いインセクトスーツがみくるちゃんの身体を包み…みくるちゃんはブルースパイダーに変身した。
「レッド!イエロー!」
ほらね、古泉君もちょっと遅いながらちゃんと助けに来てくれた。
「チェンジ!スタッグビートル!」
黒いインセクトスーツ・タイプが古泉君の身体を包み…古泉君はブラックスタッグに変身した。
…って…古泉君と一緒に走ってくる女の子が。
あれは…えっ?誰かと思えば…涼子じゃない?
いったい…どこで出会ったんだろう?あの二人…。
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
銀色のインセクトスーツが涼子の身体を包み…涼子はシルバードレークに変身した。
そうこうしているうちに…カメムシ魔獣が逃げるつもりなのか…ビルの壁をよじ登り始めた。
「せぇのぉ…」
それを追って…のことなんだと思うけど…なんと…ブルーが同じビルの壁をよじ登り始めた。
「ヒエェーッッ…ブルーがぁ…みくるちゃんがぁ…」
あたしは…喋り方が「みくるちゃんが吃驚したときの喋り方」になってしまうくらい仰天した。
「朝比奈さん…いつの間にあんな運動神経を?」
グリーンが呆然としている。
キョン…あれで案外「努力家」のみくるちゃんのことだから…きっとこっそり特訓していたんじゃないの?。
「まるで…スパイダーマンじゃないですか」
ブラックが唖然としている。
あのね古泉君…だから…みくるちゃんは「ブルースパイダー」です…っての。
「あの怖がり屋さんが…信じられない」
シルバーが愕然としている。
うん、そうよね、涼子…まさかあの普段は気が弱いみくるちゃんが「壁登り」やっちゃうとは思えないよね。
何といっても…あたしが驚いたくらいだから…キョンと古泉君と涼子はかなり吃驚しているみたい。
「…」
イエローは何も言わないけど…ヘルメットの下の有希の顔はさぞや吃驚した顔になってるだろうな。
まさか…この期に及んでいつもの「つんと澄ました能面」ってことはないだろうね?有希。
そうこうしているうちにブルーは追いついたらしく…
「捉まえましたぁ」
そう言ったか言わなかったかのうちに、カメムシ魔獣の足を掴んで…引きずり落とす。
そして自分はスパイダーマグナムのワイヤーショットモードで光線の糸を屋上のほうに引っ掛けるとゆっくりと降りてきた。
それにしても…カメムシのことだから…捉まえるときに臭いがしなかったはずはないと思うんだけど…はて?ブルーはどうやって防いだのだろう?
そうこうしているうちに…キョンの妹ちゃん、佐々木さん、周防さん、橘さん、美代子ちゃんが駆けつけてきた。
「加勢よ!」
佐々木さんが叫んだ。
「チェンジ!バタフライ!」
金色のインセクトスーツがキョンの妹ちゃんの身体を包み…妹ちゃんはゴールドパピヨンに変身した。
「チェンジ!ホッパー!」
紅色のインセクトスーツ・タイプ2が佐々木さんの身体を包み…佐々木さんはホッパーソルジャーに変身した。
「―チェンジ!アント!」
藍色のインセクトスーツ・タイプ2が周防さんの身体を包み…周防さんはアントソルジャーに変身した。
「チェンジ!ロングホーンビートル!」
小豆色のインセクトスーツ・タイプ2が橘さんの身体を包み…橘さんはロングホーンソルジャーに変身した。
「チェンジ!ジュエルビートル!」
玉虫色のインセクトスーツ・タイプ2が美代子ちゃんの身体を包み…美代子ちゃんはジュエルソルジャーに変身した。
「私たちも忘れないでねっっ」
この声は…と見ると鶴屋さんと喜緑さん。
「チェンジ!ファイアフライ!」
紫のインセクトスーツが鶴屋さんの身体を包み…鶴屋さんはパープルフレアーに変身した。
「チェンジ!スコーピオン!」
白いインセクトスーツが喜緑さんの身体を包み…喜緑さんはホワイトスコーピオンに変身した。
「希望のパラドキサ!レッドマンティス!」
「知性のスズメバチ!イエロービー!」
「魅惑のジョロウグモ!ブルースパイダー!」
「霹靂のゲンジボタル!パープルフレアー!」
「怒濤のオニヤンマ!シルバードレーク!」
「可憐のアゲハチョウ!ゴールドパピヨン!」
「夢幻のダイオウサソリ!ホワイトスコーピオン!」
「勇気のギラファノコギリクワガタ!ブラックスタッグ!」
「情熱のヘラクレスオオカブト!グリーンビートル!」
「北高戦隊!SOS団!」
「そして…安寧秩序のショウリョウバッタ・ホッパーソルジャー!僕はいつでもクライマックスさ、くっく」
「明鏡止水のサムライアリ・アントソルジャー!――あなた――私に――釣られてみる?」
「拈華微笑のシロスジカミキリ・ロングホーンソルジャー!私の強さは泣けるのです」
「天衣無縫のヤマトタマムシ・ジュエルソルジャー!…私も戦いますけどいいですか?答えは聞いてませんけど」

 

カメムシ魔獣が戦闘員を呼び出した。
「マンティスダブルトンファ!」
あたしはマンティスダブルトンファで戦闘員を倒していく。
「ビーサーベル!」
イエローが羽根を伸ばして滑空し、ビーサーベルで戦闘員を倒していく。
「スパイダーマグナム!」
「ファイアフライキャノン!」
ブルーとパープルが背中合わせの共同戦法で戦闘員を銃撃する。
「ドラゴンフライクロスボー!」
「バタフライブーメラン!」
シルバーとゴールドは羽根を伸ばして滑空しつつ共同戦法で戦闘員を倒していく。
「スコーピオンシザース!アンド・スコーピオンドリル!」
ホワイトが右手首に装着したスコーピオンシザース及び左手首に装着したスコーピオンドリルで戦闘員を倒していく。
「スタッグダブルソード!」
「ビートルブレード!」
ブラックとグリーンは共同戦法で最初からカメムシ魔獣と戦っている。
「ホッパーヌンチャク!」
ホッパーがホッパーヌンチャクを用いたカンフー技で戦闘員を倒していく。
「アントハルバード!」
アントがアントハルバードで戦闘員を倒していく。
「ロングホーンダブルプサイクロー!」
ロングホーンがロングホーンダブルプサイクローで戦闘員を倒していく。
「ジュエルロッド!」
ジュエルがジュエルロッドを用いた技で戦闘員を倒していく。
そしていつしか戦闘員は全員倒され…残ったのはカメムシ魔獣。

 
 

私たちに襲い掛かるカメムシ魔獣。
…すると、そこへ手裏剣が飛んできてカメムシ魔獣の腕に突き刺さる。
飛んできたほうを見ると…登場したのは藤原さんだった。
「参戦する。ふっ…既定事項だ」
藤原さんはそういうと…裏側にムカデの図柄が描かれた携帯電話に似たものをポケットから取り出した。
一世代前のタイプの携帯電話…「折り曲げることが出来ないタイプ」の携帯電話に似ている。
「あの携帯電話型のアイテムは…もしかすると…インセクトスーツのプロトタイプの装着用アイテム?」
えっ?鶴屋さん…それ、どういうこと?…私は思わず鶴屋さんのほうを見た。
「藤原さんが…『携帯電話じゃ面倒くさい。ふん、既定事項だ』って…それで今の『声紋認識形ブレスレット』になったんだよっっ」
つまり…藤原さんも実はインセクトスーツの開発に関わっていた…ということらしい。
なるほど、それで…私は「佐々木さんたちがインセクトブレスレットを持っていた」ことにも納得した。
多分…タイプ2は…インセクトスーツの開発技術を使って藤原さんが作ったものなのだろうな。
藤原さんは…携帯電話型ツールに暗証番号らしいものを打ち込んだかと思うと…
「チェンジ!センチピード!」
そして…赤銅色の「インセクトスーツ・タイプ3」とでもいうべきインセクトスーツに似た強化服が藤原さんの身体を包んでいく。
鶴屋さんに言わせると「あれこそがプロトタイプだよっっ。ちょこっと改良してあるみたいだけど」ということになるらしいが…
「震天動地のオオムカデ!センチピードソルジャー!」
藤原さんが変身した戦士は…そう名乗りを上げた。

 

「ムカデとは…また悪趣味もいいとこね」
ハルヒが言った。
「そうそう…ムカデって見ただけで虫唾が走りますよぉ」
みくるさんが頷く。
「ムカデは今でこそ嫌われ者だけど…あれで昔は…上野の赤城山の御神体や毘沙門天の使いとして神格化されていたんですよ」
江美里さんが答えた。
「ユーターンはすることこそあれ、決して『後戻りはしない』ように見えることから、『一歩も譲らない』ということで戦国武将の旗指物として用いられたこともあるらしいわよ」
涼子が追加で説明した。
「そういわれてみれば…確か、武田信玄の伝令部隊はムカデの旗指物を使ってましたね」
古泉君が納得している。
「それより…あれ見ろよ、あれ…」
彼に言われて…みんなは藤原さんのほうを見る。
「センチピードチェーンソー!」
なんと、藤原さんは…「13日の金曜日」のジェイソンみたいに…「チェーンソー」に似た武器を使うようだ。
そして…向かってきたカメムシ魔獣に切りつけた。
カメムシ魔獣は…相当ダメージを負ったらしい。
それを見て…ハルヒと佐々木さんが頷きあったかと思うと…
「マンティス・ホッパー・ダブルキック!」
よし!とどめは私たちよ、涼子!
「ビー・ドラゴンフライ・ダブルキック!」
キックを立て続けに5発…涼子の「ドラゴンフライ反転キック」は一回キックを食らわせて反動でジャンプしてまたキックを食らわせるという性質上、2発だから合計で5発…も食らって…さすがのカメムシ魔獣も爆死を遂げた。
カメムシだけあって爆死のときに凄い臭いがしたようだが…スーツのアンチハザード能力で臭いが少しに抑えられているだけなので実際は「『超』が付くほどの物凄い悪臭」といったほうがいいかも知れない…直に収まったようだ。
…かと思うと巨大化した。
「ギガファイアフライ・ギガスコーピオン!めがっさ発進にょろ〜」
鶴屋さんがインセクトフォンでギガファイアフライとギガスコーピオンを呼び出す。
やってきたギガファイアフライとギガスコーピオンに分乗して…ギガファイアフライからはメガマンティス、メガビー、メガドラゴンフライ、メガバタフライを、ギガスコーピオンからはメガスパイダー、メガスタッグ、メガビートルを発進させた。
「メガホッパー・メガアント・メガロングホーン・メガジュエル!出発進行!」
佐々木さんがインセクトチケットをインセクトパンチで改札してメガホッパー・メガアント・メガロングホーン・メガジュエルを呼び出した。
「センチピードエクスプレス!出発進行!」
藤原さんが佐々木さんのと似たインセクトチケットにインセクトパンチで改札してセンチピードエクスプレスを呼び出した。
そのセンチピードエクスプレスは…正面から見ると東海道・山陽新幹線に新しく入るというN700系車両に似ているようだが…上空から見ると確かにムカデみたいだ。
「インセクトキング、完成!」
「ギガファイアフライ・バトルモード、見参!」
「ギガスコーピオン・バトルモード、参上!」
「インセクトライナー、場内進行!」
「センチピードエクスプレス・バトルモード、場内進行!」
そして向かってくるカメムシ魔獣に…メガバタフライの燐粉とメガジュエルの光を浴びせて…弱らせて…
「ライナーハリケーン!」
インセクトライナーがキックとパンチを食らわせて…
「インセクトサーベル!」
「ボイズンソード!」
「シャイニングカリバー!」
「エクスプレスアックス!」
三大ロボの剣とセンチピードエクスプレスの鉞で…巨大カメムシ魔獣に断末魔を迎えさせた。

 

「さっきのみくるちゃん…吃驚したよぉ」
いつものファミリーレストランで…今日ばかりは割り勘での食事、となった。
「だって…カメムシ魔獣を追ってビルの壁を登って…まるでスパイダーマンみたいだったもん」
ハルヒは未だ興奮冷めやらぬ様子だった。
「だからぁ…私はスパイダーですよぉ」
みくるさんが苦笑している。
「そうだ…今度『スパイダーガール』のコスプレ、してよ」
「それ面白いかも…どう、みくる…やってみなよ」
鶴屋さんがハルヒに賛意を示した。
「エェーッッ?恥ずかしいですぅ」
私も想像してみて…少し赤面する。
よく考えたら…スパイダーマンの衣装は身体に張り付く衣装なので…身体のラインがくっきりと出てしまうのだ。
「敵キャラは…まさか私じゃないでしょうね?」
江美里さんが…にこやかに聞いた。
よく考えてみたらマーベル・コミックスのスパイダーマンの敵怪人の一人は…スコーピオン…なんだっけ。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:43 (2711d)