作品

概要

作者いちのわ
作品名ごえい 2話目
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-05-13 (日) 00:58:58

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「ちょっとキョン!有希から離れなさいよ!」
 どうやらこいつに言わせると、この状況は俺が長門に対し、いかがわし〜い行為を働いてる真っ最中ということらしい。ああ、そうかい。

 

 俺に向かって怒鳴り散らすハルヒとは対照的に、小さなつむじしか見えない長門はいたって静かだ。
 しかしなんでまた俺は長門に抱きつかれているのか。いや悪い気分ではない、むしろ心地よい。だが意味わかってやってんのか、おい?
 ただ、長門が積極的に動くときは何か問題が起こったときだけだ。とりあえず何か話をして情報を集めておくべきか。
 「あ〜、なんだ、長門よ」
 「……………」
 「その、さ、あんまし近すぎやしないか?」
 「……………」
 反応は無し。ついでにどっかでは危機が迫っているような予定だ。俺が長門に悪戯してるってでハルヒはかなりの不機嫌オーラを撒き散らしている。
 いたしかたあるまい、こんなこと二度とないような滅多なことだろうし、長門にもたいへん申し訳ないが。意を決した俺は長門の両肩に手をそれぞれ置き、右足を一歩、後方へと引いた。が、長門は器用にそれを俺とまったく同じタイミングで、ぴたっとくっついたままで左足を前に出すことで防ぐ。
 今度は逆に右足を前えと出してみると長門は左足を引いてそれに応じる。歩幅は違うにもかかわらず、さらに上半身はまったく動いていない。
 どうすっかな。とにかくこの格好はまずいか。
 「なぁ、長門」
 もう一度説得を試みる。
 「……………」
 「この体勢は危ない。」
 いろんな意味で。
 「もうちょっとどうにかできないか?」
 長門は相変わらず沈黙したまんまだったが微妙な変化を感じた。わかってくれたか?
 そして確かに長門は動いた。
 くっついたままで、今度は俺の正面から鞄を持っていない左手をへと、そしてまた捕まえて離さない。
 ハルヒからはついに炎が上がりそうな剣幕で俺を睨みつける。
 って俺が悪いのかよ。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:43 (3084d)