作品

概要

作者G.F
作品名北高戦隊SOS団 − 「タマムシの美少女」 −
カテゴリーその他
保管日2007-05-09 (水) 19:48:46

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ登場
佐々木登場
橘京子登場

SS

 

ある日のこと。
私は…周防さんと…行きつけのコンビニエンスストアで出会った。
「……」
「――」
無言で挨拶を交わす。
これでハルヒだったら…喫茶店へでも行くところなんだろうけど…

 

レジでお弁当の代金を払うと周防さんも雑誌を買って出ようとしていた。
コンビニエンスストアを出たのはほぼ同時だった。
「――」
周防さんが無言で指差す方向を見ると…ゴキブリの邪道魔獣が人を襲っていた。
「……」
「――」
互いに無言でうなずき合う二人。
「…チェンジ!ビー!」
黄色のインセクトスーツが私の身体を包み…私はイエロービーに変身した。
「―チェンジ!アント!」
藍色のインセクトスーツ・タイプ2が周防さんの身体を包み…周防さんはアントソルジャーに変身した。
そして…ビーサーベルとアントハルバードで…ゴキブリ魔獣に向かって行った。
ビーサーベルを突き刺し…アントハルバードで切りつける。
やすやすと技に懸かったようだが…まだ生きている模様。
そして…逆に私たちが…負けそうになってしまった。
そこへ…。
「長門!周防!」
…ああ…これも…私と彼の愛のなせる業なのね。
「イエロー!アント!」
…え?何故…あなたが…彼と一緒に?
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
緑色のインセクトスーツ・タイプが彼の身体を包み…彼はグリーンビートルに変身。
「チェンジ!ホッパー!」
紅色のインセクトスーツ・タイプ2が佐々木さんの身体を包み…佐々木さんはホッパーソルジャーに変身した。
「ビートルキック!」
彼はいつものように回し蹴り。
「ホッパーキック!」
佐々木さんは…いつものようにジャンプキック。
そうこうしているうちに…ハルヒ、涼子、彼の妹さん、古泉君、橘さんが駆けつけてきた。
「四人に加勢よ!」
ハルヒが叫ぶ。
「チェンジ!マンティス!」
赤いインセクトスーツがハルヒの身体を包み…ハルヒはレッドマンティスに変身した。
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
銀色のインセクトスーツが涼子の身体を包み…涼子はシルバードレークに変身した。
「チェンジ!バタフライ!」
金色のインセクトスーツが彼の妹さんの身体を包み…彼の妹さんはゴールドパピヨンに変身した。
「チェンジ!スタッグビートル!」
黒いインセクトスーツが古泉君の身体を包み…古泉君はブラックスタッグに変身した。
「チェンジ!ロングホーンビートル!」
小豆色のインセクトスーツ・タイプ2が橘さんの身体を包み…橘さんはロングホーンソルジャーに変身した。
「私たちも忘れちゃ駄目ですよぉ」
この声は…と見るとみくるさん。
鶴屋さんと江美里さんもいる。
「チェンジ!スパイダー!」
青いインセクトスーツがみくるさんの身体を包み…みくるさんはブルースパイダーに変身した。
「チェンジ!ファイアフライ!」
紫のインセクトスーツが鶴屋さんの身体を包み…鶴屋さんはパープルフレアーに変身した。
「チェンジ!スコーピオン!」
白いインセクトスーツが江美里さんの身体を包み…江美里さんはホワイトスコーピオンに変身した。
「希望のパラドキサ!レッドマンティス!」
「知性のスズメバチ!イエロービー!」
「魅惑のジョロウグモ!ブルースパイダー!」
「霹靂のゲンジボタル!パープルフレアー!」
「怒濤のオニヤンマ!シルバードレーク!」
「可憐のアゲハチョウ!ゴールドパピヨン!」
「夢幻のダイオウサソリ!ホワイトスコーピオン!」
「勇気のギラファノコギリクワガタ!ブラックスタッグ!」
「情熱のヘラクレスオオカブト!グリーンビートル!」
「北高戦隊!SOS団!」
「そして…安寧秩序のショウリョウバッタ・ホッパーソルジャー!僕はいつでもクライマックスさ、くっく」
「明鏡止水のサムライアリ・アントソルジャー!――あなた――私に――釣られてみる?」
「拈華微笑のシロスジカミキリ・ロングホーンソルジャー!私の強さは泣けるのです」

 

ゴキブリ魔獣が戦闘員を呼び出した。
「マンティスダブルトンファ!」
ハルヒが…マンティスダブルトンファで戦闘員を倒していく。
「ビーサーベル!」
私は…羽根を伸ばして滑空し、ビーサーベルで戦闘員を倒していく。
「スパイダーマグナム!」
「ファイアフライキャノン!」
みくるさんと鶴屋さんが…背中合わせで戦闘員を銃撃する。
「ドラゴンフライクロスボー!」
「バタフライブーメラン!」
涼子と彼の妹さんが…羽根を伸ばして滑空しつつ共同戦法で戦闘員を倒していく。
「スコーピオンシザース!アンド・スコーピオンドリル!」
「スタッグダブルソード!」
「ビートルブレード!」
江美里さんと古泉君と彼も共同戦法で戦闘員を倒していく。
それにしても江美里さんと彼のタイミング…うー妬ける。
「ホッパーヌンチャク!」
佐々木さんがホッパーヌンチャクで戦闘員を倒していく。
「アントハルバード!」
周防さんがアントハルバードで戦闘員を倒していく。
「ロングホーンダブルプサイクロー!」
橘さんがロングホーンダブルプサイクローで戦闘員を倒していく。
そしていつしか戦闘員は全員倒され…残ったのはゴキブリ魔獣。

 
 

「僕たちのほうの4人目が今日から参入するんですが…よろしいですか?」
佐々木が鶴屋さんに声をかけた。
「4人目って…藤原か?」
俺は佐々木に聞く。
「やっぱりそう思う?…ちっちっちっ…それが違うんだなぁ」
佐々木は指を立てて手を振った。
ヘルメットの下の顔が見えるようだ。
藤原じゃないなら…誰なんだ?俺と古泉は顔を見合わせる。
長門と朝倉と喜緑さんも顔を見合わせている模様。
「4人目なら…ふっ…あそこから…フルートの音とともに歩いてくるあの子だよ」
佐々木がそういって指し示した方向からフルートを吹き鳴らしながら歩いてくるのは…。
…えっ?ミ・ヨ・キ・チ!?
「ミヨちゃん!?」
俺のみならず妹までもが驚いている。
「美代子ちゃんが?」
俺たち二人が吃驚したくらいだから…ハルヒたちの驚きようは物凄いものがあったようだ。
「そう…ミヨキチこと吉村美代子…実は彼女こそがインセクトスーツ・タイプ2の4人目なんです」
橘さんが頷いた。
いったいミヨキチは…いつの間に…?
「美代子ちゃん!これで…ジュエルソルジャーに変身よ!」
佐々木がブレスレットを投げた。
ところであのブレスレットの模様…橘さんのブレスレットのカミキリムシに似ているけど…。
「チェンジ!ジュエルビートル!」
ミヨキチが叫ぶ。
「え…?おいハルヒ…ジュエルビートル…って何のことだ?」
俺はハルヒに聞く。
「いきなり聞かれても解るわけないでしょ?…ねえ、イエロー…ジュエルビートル…って何?」
もっともそのハルヒによると…直訳すると「宝石のような甲虫」ってことらしいが…?
「宝石のような甲虫」…カナブン?うーん…違うような…。
「…タマムシ。その羽根の光り輝きの美しさから…古くから法隆寺金堂の玉虫厨子の装飾など装飾品として用いられた」
長門が答えた。
因みに更に…長門によると…タマムシの羽根の光り輝きは死んでもなお失われることがない…のだそうだ。
だからこそ玉虫厨子に使われている…とのこと。
「天衣無縫のヤマトタマムシ・ジュエルソルジャー!…私も戦いますけどいいですか?答えは聞いてませんけど」
ミヨキチが変身した戦士は…そう名乗りを上げたかと思うと…
「ジュエルロッド!」
…「西遊記」で孫悟空が使用した「如意棒」みたいな武器を手に…ミヨキチはゴキブリ魔獣のほうへ向かっていく。
ところでミヨキチが着用しているジュエルソルジャーのスーツ及びヘルメットは…変わった色だ。
全体的に一見したところ「濃い目のメタリックグリーン」に見えるが…でも見る角度によって…光の反射によるのだろうが…色が変わって見える。
「タマムシの特徴をよく捉えているスーツねっっ」
え?鶴屋さん…タマムシの特徴というと…?
「光の反射によって色が変わる…ってことだよっっ」
「…そう…そのことから『どっちつかずの状態』のことを例えて『玉虫色』という」
そういうと長門は…心なしか…俺を睨みつけているようだった。
いや…ヘルメット越しなのだしヘルメットの下はどうせ無表情なのだろうが…それでも俺には長門が俺を睨んでいるのがよく解る。
そして…ハルヒのほうに、佐々木のほうに、ミヨキチのほうに…ちらちら、と視線をやっているようだ。
その佐々木は…といえば…。
「レッド!」
「オーケー!」
そしてハルヒと佐々木とでジャンプして…
「マンティス・ホッパー・ダブルキック!」
ダブルキックをまともに食らってぶっ飛ぶゴキブリ魔獣。
だが…ゴキブリのことだからしぶとく起き上がる。
続いて…俺と古泉と橘さんとで…
「ビートル・トリプルキック!」
俺は地上での回し蹴り、古泉は少しジャンプしての回し蹴り、橘さんは空中から回転しながらトルネードキックを食らわせた。
大概の邪道魔獣ならこれでダメージが相当来るところなのだろうが…ゴキブリだからか、かなりしぶとい。
「ファイアフライキャノン・バズーカーモード!これなら一発だろっっ」
鶴屋さんが…バズーカーモードに切り替えたファイアフライキャノンを一発お見舞いしたが…
「げ!」
ゴキブリ魔獣は腹に穴が開いた状態でまだ生きている。
これならどうかと思ったのか…朝比奈さんがスパイダーマグナムを至近距離から打ち込む。
さらに喜緑さんがスコーピオンシザース及びスコーピオンドリルで攻撃するが…
「ヒエェーッッ!まだ生きてますよぉ」
「相当しぶといですね」
もっともしぶとくなかったら恐竜が生きていた時代よりはるか前からその姿を変えずに生きられないだろうけど…。
「イエロー!シルバー!ゴールド!」
その時…ミヨキチが何かを思いついたらしく、長門と朝倉と妹を呼んだ。
「お願いします!奴を空中へ運んで…突き落としてください!」
「了解!」
長門と朝倉と妹はゴキブリ魔獣に組み付いて…羽根を伸ばして空中へ運んでいった。
よく考えてみたら…三人のスーツのモチーフ昆虫はハチとトンボとチョウ。
空を飛ぶのがお得意芸の昆虫ばかりだ。
ミヨキチと大の仲良しである朝倉はともかくとして、長門はちょっと複雑そうな様子だったが…それでも淡々と指示に従ったようだ。
そしてかなり上空に運んで行ったかと思うと…思いっきり突き落とす三人。
「倒していい…ですよね?答えは聞いていませんけど…」
そういうと落ちてきたゴキブリ魔獣に思いっきりジュエルロッドを突き出すミヨキチ。
ゴキブリ魔獣はようやく爆死を遂げた…と思ったらいつものパターンで巨大化。
「ギガスコーピオン!ギガファイアフライ!めがっさ発進にょろ〜」
鶴屋さんがインセクトフォンで呼び出す。
俺たちはギガスコーピオンとギガファイアフライに分譲して乗り込み、メガインセクトを発進させる。
「インセクトキング、完成!」
「ギガスコーピオン・バトルモード、見参!」
「ギガファイアフライ・バトルモード、参上!」
そして巨大戦が始まった。
「メガホッパー!メガアント!メガロングホーン!メガジュエル!」
佐々木は…切符みたいな感じの四枚のカードに車掌用の改札パンチみたいなハサミでチェックを入れた。
「出発進行!」
佐々木は切符みたいなカードを宙に投げた。
すると…メガホッパーを先頭にした4両編成の電車みたいな連結形態でメガホッパー、メガアント、メガロングホーン、メガジュエルが登場した。
ミヨキチの乗ったメガジュエルがまず分離したかと思うと…続いて他の三人が乗った三台も分離する。
「インセクトライナー・完成!」
合体してロボット形態のインセクトライナーになるのはメガホッパー、メガアント、メガロングホーンの三台だから…ミヨキチの乗ったメガジュエルは後方支援用らしい。
ちょうど俺たちのほうで妹の乗ったメガバタフライが後方支援用なのと同じような発想…か。
「ライナーハリケーン!」
まずインセクトライナーがパンチとキックを繰り出す。
そしてメガバタフライとメガジュエルが燐粉と光で相手を弱らせて…
「インセクトサーベル!」
「ボイズンソード!」
「シャイニングカリバー!」
三大ロボの必殺剣で…相手を切り裂いた。

 
 

「あー長門、さっきはすまん、悪かった、俺が悪かった、この通りだ、許してくれ」
彼が合掌して一生懸命私に謝っている。
彼の言葉を信じるとすれば…どうやら佐々木さんと彼が一緒にいたのはあくまでも「偶然」だったらしい。
だが…彼と佐々木さんが話し込んでしまった…というのは事実のようだ。
「…許す」
ふと見ると…ハルヒと涼子と佐々木さんと彼の妹さんと美代子ちゃんがサッカーボールで遊んでいる模様だった。
ハルヒはどうやら…佐々木さんと意気投合して…サッカーチームでも作るつもりでいるらしい。
「…ただし…条件がある」
今の彼なら…どんな条件でも呑むに違いない。
そう思った私は…彼の耳にささやいた。
「…今から…一緒に…図書館へ行きたい」

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:42 (2704d)