作品

概要

作者いちのわ
作品名ごえい 0話目
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-05-02 (水) 05:43:24

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

 ……この数日、エラーの蓄積が激しい。原因は不明……ではない、その断定もできないが。

 

 この一週間、彼とまともに話もしていない。

 

 与えられたマンションの一室の中で、一人、自分の思考にかなりの矛盾を感じる。
 先週から涼宮ハルヒは活発に行動している、それに伴い彼は忙しく走り回る。昨日の市内探索に至っては位相差空間を発生させた。その空間は午後の部に彼女とペアになった彼が彼女を満足させることでなんとか消したが、探索が終わると楽しそうだった彼女とは対照的に、彼は疲れたと言ってすぐに帰ってしまった。古泉一樹は現象についての考察を聞いてきたが。
 わたしは午前の部は彼女と、午後の部は朝比奈みくると古泉一樹。見ているだけだった。
 それにもともと彼とは…わたしは必要以上に他者とのコミュニケーションをとらない。涼宮ハルヒであろうと、彼であろうと。そして、それはわたしの役割でもあるのだから。
 彼と接さずに一日を終えることもめずらしいことではない、よくあること。なのに、それがなぜエラーの原因となるのか。理解は、できない。
 ただ、わたしの何かがこれが原因だと決めつける。わからない。

 

 しかし、今は原因を取り除かなければ危険な状態。なんとかしなければならない。結果がどうなるかは、もうわかっている。
 回避できなかったバグ、世界改変。わたしの造りだした朝倉涼子に刺され、目の前で崩れ落ちた彼。メモリに焼きついた病室での彼の言葉。
 あのようなことは二度と起こしたくない。そのために変わろうと行動した。
 絶対に、彼の信頼を裏切りたくない……またエラー発生を感知。なぜ彼を思考すると?

 

 ひとまず情報統合思念体に緊急時の操作能力の封鎖を申請する。もしものとき、彼の負担を軽減するためなのだが、
<却下>
 情報統合思念体の返信に、わたしは、少し、戸惑う。詳細を求めるが伝達されない。なぜ?
その疑問は新たに下された命令によってさらに深度が増していく。

 

 ………………………………………………………………………?

 

 詳細を求める。急進派、もしくは他の派閥からの罠、またはわたし自身がもうすでに異常になっていないか。
 が、すべては正常、他の派閥やインターフェイスにも審理を要請までしたにもかかわらず。
 気がつくと日が昇り、感じたことの無いエラーが広がっていた。

 

 今日、わたしはどうなってしまうのだろうか…。

 
 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:40 (3093d)