作品

概要

作者快速いわき行き
作品名有希でGO!!
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-04-22 (日) 11:59:51

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「有希でGO!!」
今日はいつも通り市内探索の日だ。
いつも通り俺が最後に到着して、やはりいつも通り喫茶店で奢らされた。
いつも通りのくじ引きでは長門と俺がペアになった。得に珍しい事ではない。
ここでいつも通り図書館に行ってもよかったが、たまには別なところにでも行
きたかったので試しに長門に聞いてみた。
「なあ長門、ゲームセンターに行ってもいいか?」
すると長門は「そう」とだけ言った。別に構わないようだ。
というわけで俺たちは駅に程近いゲームセンターへと向かった。
いまさらではあるが、普通に図書館に行った方が良かったと思う。

 

ゲームセンターに着くと、俺は格ゲーでもやろうかと奥に進むと、長門が一台の
ゲーム機の前で立ち止まっていた。
それは「電車でGO!!3 通勤編」だった。3ってことは1と2もあったのか?
「ん、長門?これに興味あるのか?」と聞くと長門はミリ単位で頭を縦に振った。
俺はしょうがないなと思いつつ自分の財布に手をかけた。俺がゲーセンに行こうと
言い出したので100円や200円はかまやしないさ。しかし、
長門は「べつにいい」と言い自分の財布を取り出し小銭入れから100円玉を取り出した。
一瞬見えてしまったが、長門の財布には福沢諭吉さんが3人は居た。いったいどこからそんな金が出てくるんだ? 
まさか高校生にふさわしくないバイトとかしてるんじゃないだろうな?
そんな事を考えている間に長門はゲーム機に100円玉を投入して、座席に座っていた。
ちょうど画面にメニューが表示されたところだった。
「ファミリーモードでいいんじゃないか?」
解説には一定区間自由に運転できると表示されていた。
すると長門はファミリーモードを選択し、路線は総武・中央線を選んでいた。
なぜ総武・中央線なんだ?
長門は随時表示されるアドバイスを見ながら電車を発車させた。
次の停車駅は代々木で、目と鼻の先の距離だ。
電車は加速し続け、70キロにまで加速し長門はマスコンを戻した。
しかし残り距離があと300メートルを切っていた。さすがの俺でも少しまずいと思った。
案の定長門はブレーキをかけても電車はなかなか止まらず「キー」というブレーキ音を伴って
3メートルオーバーランしてようやく止まった。
「うかつ、速度を出しすぎた」
そりゃそうだろうよ。
「でも理解した」
100円では次の信濃町まで運転できるようだ。
長門はブレーキを解除して電車を発進させた。
俺は詳しく分からないが今回は順調に走っているようだ。
駅が近づいてくると長門はブレーキをかけ減速していく。さっきとは偉い違いだ。
結局駅には停止位置ぴったりで止まった。Goodと画面に表示される。
ここでお金を入れればまた運転を再開できるが、長門はお金を入れず
「別の路線を運転する」といって画面が元の状態に戻るまで待っていた。
因みにさっきの運転の評価は最初オーバーランしたせいか「不合格」だった。
画面が戻ると長門は再びお金を入れ、今度は通常のモードを選択し、
地域を関東、路線を中央快速線に設定していた。ってこれは中級だぞ、大丈夫なのか?
長門は「東京まで行く」と言って運転を開始した。
するとここでハルヒから電話がかかってきた、何でも今すぐ集合しろと言ったので
俺は運転士になりきった長門を見る。どうやら座席と一体になったようで動きそうに無い。
仕方なくハルヒに事情を説明すると「え、有希が?」といい
「わかったわ、いまからそっちに行くから」と言って電話を切った。
長門は信濃町を2秒早く通過したところだった。
途中長門が運転する電車は順調に走り続け、いまだに減点ゼロのままの状態でハルヒ他がやってきた。
電車は御茶ノ水を発車して交通博物館の上を通過している所だった。
ハルヒが「ふーん、有希って電車好きだったの?」 と言ったが長門は特に反応せず神田を発車した。
結局長門は東京まで減点ゼロで走りきり。点数も497kmだった。
長門は名前をYUKIと入力した。
本日のランキングでは堂々の1位だったが、累計では2位になっていた。1位は一体誰だ?
名前は「クハ401」となっているが・・・。
長門はやや名残惜しそうだったが、ハルヒによって座席から引き剥がされた。

 

帰り道で俺は運転している長門の顔を思い出していた。
いつも通りの無表情だがどこか楽しそうにも見えた。
まさか、このまま鉄オタとかにならないだろうな?
カメラを持って某列車を追いかけたり鉄道模型を買い漁ったり、今度長門のマンションに行ったら
部屋の中が写真や模型や電車の部品だらけになったりしたらどうしようか・・・・。

 

3ヵ月後・・・
俺は野暮用で長門のマンションに行く事になった。
「入って」という長門の声に導かれ俺はドアを開けた。おれは驚愕した。以前は無かった物が大幅に増えていたからだ。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:37 (3092d)