作品

概要

作者G.F
作品名百合繚乱(ひゃくごうりょうらん)
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-03-29 (木) 17:50:14

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「…ハルヒ…大好き」
「…有希…あたしもあなたのことが…大好き」
有希の唇が…あたしの唇にくっつき…そして有希の手が…あたしのセーラー服を脱がせ始めた。

 

昨日は…あたしが有希を犯す夢を見た。
そして今日は…あたしが有希に犯される夢。
あたしは…気が付いてみれば、こんなにも有希のことが好きになっていた。
…どうしよう…もう…団活で…有希の顔をまともに見られないよぉ。

 

有希と初めて出会ったのは…キョンを引っ張って団室の下見に行ったときだった。
文芸部室…現SOS団の団室…で一人、本を読んでいた女の子…それが有希だった。
その時は…こんなに有希のことを好きになるとは思っていなかった。
ただ…変わった女の子がいる…と思っただけだった。
それが…キョンに嫉妬しているあたしに気づいたのは…有希が眼鏡を掛けなくなったあの日。
「眼鏡してないほうが可愛いと思うぞ。俺…眼鏡属性ないし…」
有希は…その前の日に…キョンにそう言われて眼鏡をやめたという。
キョンもたまにはいいこというのね…あたし…見直した。
だって…眼鏡を掛けてない有希は…あたしの目から見ても可愛いもん。
それに…有希はキョンのことが好きらしい…って解った。
絶対…間違っていないと思う。
だって…好きな人に「眼鏡やめたら?」って言われたら…あたしでもやめるかも知れないから。

 

その日以来…二人は…急に接近していくのが目に見えた。
そして…あたしは…キョンに嫉妬している自分に気が付いた。
一見したところ「引っ込み思案気味の女の子」としか見えない有希…でも…キョンは仲良くしている。
有希も…古泉君やみくるちゃんはともかくとして…キョンには心を許せるらしい。
キョンは…どうして…あんなに有希と仲良く出来るんだろう?
あたしだって…有希と…仲良くしたいのに…。

 

「ねえ有希…」
あたしは…もう我慢できなかった。
ある日の団室。
有希と二人きり…これは…告白するチャンスとしか言いようがない。
「有希…あたし…あなたのことが大好きなの」
すると…意外な返事が帰ってきた。
「…私も…大好き」
…ちょっと有希…あたしのことが大好きってどういうこと?
「…なのに…あなたは…最近、朝比奈みくるばかり構っている」
みくるちゃんばかり構ってるって…ああ、みくるちゃんのコスプレ衣装があんなにたくさん用意してあるのが羨ましいと思っていたのね。
ごめんね有希…明日からあなた用のコスプレ衣装も用意してあげるから…ね。
「ところで…キョンのことはどう思ってるわけ?」
「…彼も…大好き」
はぁ?キョンも大好き?
「…彼のことは…男と女として…大好き」
だから最近…妬けるのよ。
「…あなたのことは…女と女として…大好き」
どういうこと?
それ以前に…こういうのって何というんだろう?
…二股かけてる?いや…ちょっと違うかも。
…両刀使い?いや…これもちょっと違うかも。
「有希…」
あたしは次の言葉を出すのを一瞬躊躇した。
「…何?」
有希が本から目を上げて…あたしの顔を見つめる。
「…今…この場で…あたしがあなたを犯したら…どうする?」
いや…あたし…何を聞いているんだろう…こんな可愛い有希に…。
…有希…こんなことを聞いたからって…あたしのこと…嫌いにならないでね。
「…犯して」
有希…それ…マジ?
「…返事は…それからにするから」
その言葉で…あたしの理性は吹っ飛び…あたしは獣と化した。
そして…あたしは…気が付いたら…欲望のままに有希を犯してしまっていた。
「…ユニーク」
有希の返事は…何故か…これだった。

 

「おい…お前ら…いつの間にそういう関係に?」
聞き覚えがある声で見ると…キョンが呆然としている顔がそこにあった。
どうやら…返事がなかったので開けてしまったらしい。
「あーら、キョン…そんなにあたしたちの裸、見たかったの?」
かくなる上は…開き直るしか切り札がない。
「いや…別にそういうわけじゃない…っつーか、そういうつもりで覘いたわけじゃないんだが…」
キョンがしどろもどろで返事した。
…そりゃそうよね…これってあくまでも事故だもんね。
ノックされたときに返事をしなかったあたしたちが悪かったわけだし…ね。

 

あたしが開き直ったのが功を奏したのか…それともキョンが「(如何に事故とは言っても)悪いことした」と思ったのか知らないけど…その週、いつもの喫茶店では…あたしと有希の分をキョンが支払った。
一番、遅刻したのはみくるちゃんだったというのに…みくるちゃんは古泉君とキョンと自分の分を払っただけだった。
「いいんですか?キョン君…遅刻したのは私なんですけど…」
みくるちゃんは…かなりばつの悪そうな顔をしていた。
「いいんですよ。あの二人の分だけは俺が払いますから」
キョンはそういうと…あたしたち二人の方に向かって…苦笑の表情を見せた。
もう…キョンったら…意外に変なところで気を使うんだから…(苦笑)

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:27 (3088d)