作品

概要

作者G.F
作品名北高戦隊SOS団 − 「因縁のカマドウマ」 −
カテゴリーその他
保管日2007-03-16 (金) 19:40:00

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

夏休みのある日。
あたしはキョンと大阪市内の遊園地でデート…のはずだった。
普通…デートといえば二人でするべきもののはず。
なのに…なんでこの子も一緒なのかしら。
気に入らない…シッシッシッ…団長命令、失せろ失せろ失せろ失せろ…。
まったく…キョンもキョンよね…あたしと有希と二股掛けてるなんて…。

 
 

今日は…SOS団全員および涼子、江美里さん、鶴屋さんとで大阪市内の遊園地に来ている。
それにしても…私は…いつになったら彼と二人きりでデートできるのだろうか。
「ねえ…キョン…あのジェットコースター、面白そう」
この性悪女は…いつも二人の邪魔をする。
遊園地の入場料は古泉君が「機関」の伝手で貰った八人分のチケットがあったからよかったようなもので…彼女が持っている乗り物回数券は彼の財布からの支出。
私はそんなことはしない。
だって…そんなことをしたら彼に嫌われてしまうから。
そうなると私…生きていけないから。

 
 

「おや…仮面ライダーみたいなのがいるぞ」
「え?どこ?どこにいるのよ?」
キョンの言葉で見ると…「仮面ライダーカブト」に出てくる仮面ライダーパンチホッパーの着ぐるみみたいなのがいる様子。
あれ…今日、イベントで「仮面ライダーショー」なんかやってたっけな…。
第一…夏休みとは言っても今日は平日だし…他のライダーがいないのが怪しい。
それに…キックホッパーもそうなんだけど…パンチホッパーには触角はないはずなのに…そいつには身長より長いんじゃないかと思える触角がある。
さらに…キックホッパーなら左足に、パンチホッパーなら右腕についているはずのアンカージャッキが付いていない。
「えっ?」
その「仮面ライダー」みたいな奴が…あたしたち三人のいるマクドナルドの園内店に近づいてきた。
そして…何をするでもなくあたしたちの横を通り過ぎた…ような気がする。
「ハルヒ…お前…今、火を噴かなかったか?」
「えっっ?」
キョン…あたしが火なんか吹くわけないでしょ?ゴジラじゃないんだから…と…見たら…
「え?何これ?」
あたしが食べようとしたビッグマックが…口に入れる寸前に灰になって崩れ落ちてしまった。
のみならず…有希のビッグマックとキョンのチーズバーガーも…灰になってしまった。
さらに…あたしたち二人のマックシェークもドリンクもポテトも…みんな灰に…。
「なんじゃこりゃ?」
キョンが驚いている。
「…残念ながら食べられない」
有希…そりゃ当たり前でしょ?とあたしは心の中で突っ込む。
見ると…他のお客さんの注文も…全部灰になっている。
店員さんに文句を言っているお客さんもいる。
「もしかして…さっきの仮面ライダーみたいな奴って…実は邪道魔獣なんじゃ…?」
「…その可能性が非常に高い」
有希…やっぱり…あなたがいてくれてよかったわ。
さっきは邪魔なんて思っちゃって…ごめんね。
キョンがブレスレットで連絡を取ったらしい。
みくるちゃんと古泉君、それから涼子も駆けつけた。
残る二人はどこにいるんだろう?
まあ…そんなことはどうでもいいわ。
さーて…奴は…どこにいるのかしら。
いた…いた…
…なんであそこでゆっくりとベンチに座っているんだろう?
まったく…人の食べ物を食べられなくしといて…ふてぶてしいったらありゃしない。
言っておくけど…食べ物の恨みは恐ろしいわよ!

 
 

「さっきのマクドナルドでの出来事…あれはあなたの仕業なの?」
ハルヒが聞いた。
「その通り」
仮面ライダーの出来損ないみたいな怪人が頷く。
「何故それを…貴様、人を飢えさせる気か!」
…と、これは俺。
「その通り」
仮面ライダーの出来損ないみたいな怪人が再び頷く。
「その理由は何なの?」
再びハルヒ。
「それは…俺がカマドウマ魔獣だからだ!」
カマドウマ魔獣だから人を飢えさせる?何じゃそりゃ…と同時に、「カマドウマ魔獣」という名乗りを受けて思い出したことがある。
そう…「カマドウマ」というと…俺たちには深い因縁があった。
「…そう…異相空間に現れた」
長門…それをいうのはやめてくれ。
思い出してしまったじゃないか。
ハルヒが適当にデザインしたSOS団のマークが原因で出現した…あの化け物カマドウマのことを。
「何?それ…」
朝倉がぽかんとしている。
…そういえば「巨大カマドウマ事件」のとき、お前はいなかったよな。
「そうですぅ…どう見ても奴にしか見えないですよぉ」
朝比奈さんが怯えている。
よほどあのカマドウマがトラウマらしい。
俺と古泉は顔を見合わせた。

 

…どうする?古泉。
…カマドウマってことで思いついたんですが…いっそのことメガビートルかメガスタッグで踏み潰してやりますかね?
…その方が効果的かもしれない。

 

メガビートルは六輪装甲車、片や メガスタッグは無限軌道の装甲車。
そういえば俺、いつも思っていたんだよな…何でテレビの戦隊物では巨大ロボット(あるいはそのパーツになる巨大乗り物)があるのに等身大の時に何でそれで踏み潰さないんだろう…って。
「鶴屋さん…こちら古泉」
どうも古泉も同じようなことを思っていたらしく…古泉が鶴屋さんに連絡を取ろうとしたその時…。
カマドウマ魔獣がいきなりジャンプパンチを食らわせてきた。
「ぐはっっ」
まともに食らう古泉。
「古泉君!大丈夫ですかぁ?」
そしてさらに向き直るとジャンプキックを俺に食らわせた。
「ぐえっっ」
まともに食らう俺。
「キョン!大丈夫?」
強化服を着ていないので…ダメージがかなり大きい…。
どうあっても…一度は等身大のままで戦わなければいけないらしい…。
…ならば受けて立ってやる!
「よし…みんな!行くぞ!」
俺と古泉は…気力で立ち上がった。
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
緑色のインセクトスーツが俺の身を包む。
「チェンジ!マンティス!」
赤いインセクトスーツがハルヒの身を包む。
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
銀色のインセクトスーツが朝倉の身を包む。
「チェンジ!ビー!」
黄色いインセクトスーツが長門の身を包む。
「チェンジ!スパイダー!」
青いインセクトスーツが朝比奈さんの身を包む。
「チェンジ!スタッグビートル!」
黒いインセクトスーツが古泉の身を包む。
そこへ鶴屋さんと喜緑さんが並んで走ってきた。
「チェンジ!ファイアフライ!」
紫のインセクトスーツが鶴屋さんの身を包む。
「チェンジ!スコーピオン!」
白いインセクトスーツが喜緑さんの身を包む。
「情熱のヘラクレスオオカブト!グリーンビートル!」
「希望のパラドキサ!レッドマンティス!」
「怒濤のオニヤンマ!シルバードレーク!」
「知性のスズメバチ!イエロービー!」
「魅惑のジョロウグモ!ブルースパイダー!」
「勇気のギラファノコギリクワガタ!ブラックスタッグ!」
「霹靂のゲンジボタル!パープルフレアー!」
「夢幻のダイオウサソリ!ホワイトスコーピオン!」
「北高戦隊!SOS団!」

 
 

カマドウマ魔獣が戦闘員を呼び出した。
「ビートルブレード!」
ビートルブレードで戦闘員と戦う彼。
「マンティスダブルトンファ!」
ハルヒはマンティスダブルトンファ二刀流で戦闘員に突っかかる。
「ドラゴンフライクロスボー!」
涼子は空中を滑空しながら矢を連続発射。
「ビーサーベル!」
私は空中を滑空しながらビーサーベルで戦闘員と戦う。
「スパイダーマグナム!シューティングモード!」
スパイダーマグナムで戦闘員と戦うみくるさん。
「スタッグダブルソード!」
古泉君はスタッグダブルソード二刀流で戦闘員と戦う。
「ファイアフライキャノン!マシンガンモード!」
マシンガンモードに切り替えるや否や…ポインター部分がマシンガンになり、それを連射する鶴屋さん。
「スコーピオンシザース・シザースモード!アンド・スコーピオンドリル!」
左手に装着したスコーピオンシザースと右手に装着したスコーピオンドリルで戦う江美里さん。

 

そして残るは…カマドウマ魔獣。

 
 

ジャンプして大また開きキックを打ち込むカマドウマ魔獣。
「ふげっっ!」
またもや餌食となる俺…と朝倉。
今度はスーツのアンチハザード機能により、幾らかダメージは緩和されているものの…それにしてもさっきと同じパターンとは俺もつくづく学習能力がない。
さらにジャンプして今度は両手でのパンチを打ち込むカマドウマ魔獣。
「ぐえっっ!」
またもや餌食となる古泉…とハルヒ。
…古泉…お前もさっきと同じパターンかよ。俺も人のことは言えないが…つくづく学習能力がない奴だな。
そしてさらにジャンプして今度は両手でのチョップを打ち込むカマドウマ魔獣。
「ひえぇーっっ!」
「きゃぁーっっ!」
餌食になったのは…朝比奈さんと鶴屋さんのクラスメイトコンビ。
さらにまたジャンプして…今度は膝蹴りを打ち込もうとしたが…
「ほげっっ!」
…動きを見切ったらしい長門が羽根を伸ばしてジャンプしてよけたため、餌食になったのは…喜緑さん。
そして急降下してビーサーベルを突き刺した。
ビーサーベルを抜き取ると…カマドウマ魔獣は爆死を遂げた。
だが…程なく巨大化を遂げた。
「ギガスコーピオン、ギガファイアフライ!めがっさ発進にょろ〜」
すかさず鶴屋さんがインセクトフォンで発進命令を出す。
程なくしてギガスコーピオンとギガファイアフライがやってきた。
二手に分かれて乗り込み、メガインセクト発進。
それからメガインセクトを合体させ、キングインセクトを完成させる。
「キングインセクト!完成!」
それと同時にギガスコーピオンとギガファイアフライが巨大ロボットに変形した。
「ギガスコーピオン・バトルモード!見参!」
「ギガファイアフライ・バトルモード!参上!」
三対一での勝負。
インセクトキングはジャンプキックを、ギガスコーピオンはジャンプパンチを、ギガファイアフライはジャンプチョップを食らいはしたものの…何とか立て直す。
そして反撃開始。
「インセクトサーベル!」
「ボイズンソード!」
「シャイニングカリバー!」
三台の巨大ロボの必殺剣により、巨大カマドウマ魔獣は爆死を遂げた。

 

俺とハルヒと長門はその後…阪急に乗ったその足で3人だけで神戸まで行くことにした。
目的地は…南京町。
さっきのビッグマックの代わりと言ってはなんだが…俺は…豚まんを35個買ってハルヒと長門の元へ持っていく。
「ちょっと有希…これはあたしのよ」
「…駄目…それは私が食べる」
「邪道魔獣を発見したのはあたしでしょ!」
あのー…発見したのは俺なんですが…。
「…倒したのは私」
「待て待て待て!」
俺が慌てて仲裁に入って…結局、豚まんは二人で15個づつ食べることに。
残る5個は俺の腹に入れた。
けっこう楽しそうに食べる二人。
まったく…なんだかんだ言って…結局あの二人、仲いいじゃないか。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:22 (3088d)