作品

概要

作者G.F
作品名北高戦隊SOS団 − 「長門有希の危機」 −
カテゴリーその他
保管日2007-03-11 (日) 19:03:33

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

町では…アルマジロ魔獣が暴れている。
車に事故を起こさせるわ…人を追い回すわ…散々な状態だ。
警察官が発砲しているが通じない…のは当たり前だからさておいて…
「待て!邪道魔獣!」
俺たちは…奴の前に立ちふさがった。

 
 

「来たな…北高戦隊SOS団!」
まるであたしたちが来るのを待っていたかのような対応の仕方。
あたしは…ムカついた。
「よし…みんな!行くわよ!」
あたしは言った。
「チェンジ!マンティス!」
赤いインセクトスーツがあたしの身を包む。
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
緑色のインセクトスーツがキョンの身を包む。
「チェンジ!スタッグビートル!」
黒いインセクトスーツが古泉君の身を包む。
「チェンジ!スパイダー!」
青いインセクトスーツがみくるちゃんの身を包む。
「チェンジ!ビー!」
黄色いインセクトスーツが有希の身を包む。
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
銀色のインセクトスーツが涼子の身を包む。
「希望のパラドキサ!レッドマンティス!」
「情熱のヘラクレスオオカブト!グリーンビートル!」
「勇気のギラファノコギリクワガタ!ブラックスタッグ!」
「魅惑のジョロウグモ!ブルースパイダー!」
「知性のスズメバチ!イエロービー!」
「怒濤のオニヤンマ!シルバードレーク!」
「北高戦隊!SOS団!」

 
 

「マンティスダブルトンファ!」
マンティスダブルトンファ二刀流で戦闘員に突っかかるハルヒ。
「ビートルブレード!」
ビートルブレードで戦闘員と戦う彼。
「スタッグダブルソード!」
スタッグダブルソード二刀流で戦闘員と戦う古泉君。
「スパイダーマグナム!シューティングモード!」
スパイダーマグナムで戦闘員と戦うみくるさん。
「ビーサーベル!」
「ドラゴンフライクロスボー!」
私と涼子は飛行能力を生かして戦闘員を倒していく。
戦闘員は倒され、残るはアルマジロ魔獣。
「みんな!SOSアタックよ!」
ハルヒの鶴の一声で古泉君がサッカーボールに変身。
涼子・みくるさん・私・ハルヒの順でパスし、最後に彼が思いっきり蹴飛ばすが…。
敵も…アルマジロだけに…ジャンプした後、ボール状に変身して古泉君のサッカーボールに体当たりして…。
「…げ!はじき返された!」
そして…古泉君のサッカーボールは…私にまともに当たってしまった。
「…長門!」
彼の…悲痛な声が響く。

 
 

ぐったりとしている長門。
変身がいつの間にか解けてしまっている。
口元から血が流れている。
さらには…北高セーラーとその上に羽織ったお気に入りのカーディガンまでもが…ぼろぼろになっている。
古泉も…変身こそ解けなかったもののブラックスタッグの姿に戻って倒れていた。
「ブラック…大丈夫ですかぁ?」
朝比奈さんが古泉を揺すぶっている。
「僕だったら大丈夫です…それより…奴は…?」
古泉が起き上がる。
「そういえば…」
俺とハルヒと朝倉が長門に、朝比奈さんが古泉に、それぞれ気を取られている間に…アルマジロ魔獣は姿を消していた。

 

長門のマンション。
つまり朝倉と喜緑さんのマンションでもあるわけだが…そんなことはどうでもいい。
喜緑さんの手で頭と胸と右腕と左足に包帯を巻かれた痛々しい姿の長門が…ベッドに寝ている。
包帯の色が緑っぽいが…これは喜緑さんが包帯を「ワカメエキス」に浸したため…らしい。
「長門さん!すみません!僕のせいでこんな目にあわせてしまって…」
長門に謝る古泉。
「古泉…お前のせいじゃない…俺のシュートがはじき返されたせいだ」
長門…俺が悪かった…許してくれ。
俺は…情報統合思念体・主流派氏にも土下座して謝りたい気分だった。
「…あなたたちの…せいでは…ない」
え?どういうことだ?長門…。
「…SOSアタックがはじき返されるということ自体が想定外だった。だから…はじき返されたボールがどんな軌道を描くか…私でも…計算できなかった」
長門が俺たち二人を庇うように言う。
「そう…そうよ…そうよね…まさか相手がはじき返してしまうなんて思いもよらないよね」
これまで一発必中で命中させてきただけに…ハルヒも…かなりショックだったようだ。

 

長門の看病は喜緑さんと朝比奈さんとハルヒに任せて…俺と朝倉と古泉は朝倉の部屋へ行った。
「身体の損傷の具合が激しすぎる…あれでは…再結合には相当、時間がかかるわ」
ナイフで林檎を剥きながら朝倉が言った。
「相当、時間がかかるって…どれくらいでしょうか?」
林檎をかじりながら古泉が聞く。
「少なくとも…一週間は懸かりそうよ」
朝倉が言った。
「じゃ…その間…長門さん抜き…ってことですか…」
古泉が悲痛な溜息を漏らす。
いつもの「ゼロ円スマイル」をどこかに置き忘れてきたような感じだ。
「長門抜きでも…やるしかない!」
俺は…アルマジロ魔獣へのリベンジの意志を固めた。
…長門…お前の敵は俺が討ってやる!
…っていうか…お前の敵を討つのは…俺しかない!
その時…古泉の携帯電話が鳴った。
「はい、古泉です…あ、新川さんですか、お久しぶりです」
どうやら相手は「機関」の新川さんらしい。
「何ですって?」
ただでさえ曇っている古泉の顔がますます曇っていく。
「どうしたの?」
朝倉が聞く。
「森さんが…拉致された…らしいです」
古泉はそう言い残して帰ってしまった…というか、機関のほうへ向かったようだ。
つまりこの朝倉の部屋に残されたのは…俺と朝倉だけ。
「ねえ…キョン君…」
朝倉が林檎を剥いたあともナイフを持ったまま俺の顔を見つめている。
「今から…私に付き合ってくれないかしら」
俺は半分朝倉に脅されるような格好で朝倉と一緒に外へ出て行った。
…朝倉…どうでもいいが…ナイフの切っ先を人に向けるのは…いい加減やめてくれないか。

 
 

「ねえ、キョン君…アルマジロの強みといったら…丸くなって鉄球みたいに変化できることよね」
私はキョン君に言った。
「それくらいは…お前に教わらなくても知っている」
…センザンコウやハリネズミにも同じような特技がある…と、キョン君は付け加えた。
「つまり…逆にいうと弱点は…グリーンのモチーフであるカブトムシやブラックのモチーフであるクワガタムシと同じで…」
「腹か!」
「そういうこと」
そういうと私は…作戦をキョン君に打ち明けた。
キョン君は始めぽかんとしていたが…すぐに納得したらしい。

 
 

そこへ鶴屋さんから連絡が入った。
「アルマジロ魔獣が…また出現したにょろ!」
…長門のリベンジだ!
俺と朝倉は互いに頷きあい、走りながら…
「チェンジ!ライナサーズビートル!」
「チェンジ!ドラゴンフライ!」
…グリーンビートルとシルバードレークに変身して暴れている現場に駆けつける。
見ると…レッドマンティスに変身したハルヒ、ブラックスタッグに変身した古泉、ブルースパイダーに変身した朝比奈さんの三人が既に駆けつけてはいるものの…戦いを躊躇しているようだ。
その理由は…。
「やっぱりそうだわ。森さんが人質にされてる」
朝倉が言った。
「よし…人質救出作戦優先で行くか」
俺と朝倉はわざと三人とは合流せずに…こっそり後ろの方へ向かった。
そして…朝倉が俺の肩でジャンプして羽根を伸ばして滑空、アルマジロ魔獣に対する陽動作戦に出た。
その隙に俺が突っ込んで森さんの元に駆けつけ、森さんを取り囲む戦闘員をビートルブレードで薙ぎ倒し…。
「古泉!森さんのロープはお前が切れ!」
…そして…古泉がスタッグダブルソードで森さんを縛り付けているロープを切った。
「森さん!逃げてください!」
「ありがとう…古泉君…そしてキョン君」
逃げる森さん。
「あんたら…ねぇ…」
あまりにも突然のことに呆然としているハルヒと朝比奈さん。
だが…さすがにハルヒも俺と朝倉が遅れたことに対して文句は言わなかった。
いや…言えなかった…というべきか。
「搦手攻め作戦・成功」
朝倉がブイサインを送る。
「何ですか?その…『搦手攻め』って」
朝比奈さんがさらに呆然としている。
朝比奈さん…それは要は「裏門攻め」ってことですよ。
因みに「正面攻め」のことを「大手攻め」っていうんですがね。
…とのんきに説明していたのが間違いだった!
アルマジロ魔獣がボール状になって…俺たちに襲い掛かってきた。
次々と弾き飛ばされる俺たち。
そして元の姿に戻るアルマジロ魔獣。
そこへ見覚えがあるサーベルが飛んできて…アルマジロ魔獣に突き刺さった!
弱点を突かれて苦しむアルマジロ魔獣。
あのサーベルの持ち主は…と、俺たちは振り向く。
…長門よ…何故そこにいる?
そう…そこには…イエロービーに変身した長門が…立っていた。

 

「イエロー…無理しちゃ駄目よ」
ハルヒが嗜める。
「普通なら…いくら早くても一週間くらい懸かるはずなのに…?」
朝倉が驚いている。
「は…一週間…?」
ハルヒが思わず耳をそばだてて朝倉の方を向く。
「いや…こっちの戯言」
朝倉は適当に誤魔化した。
「長門…大丈夫か…」
「…大丈夫」
長門はいうと…俺にウィンクして空を見上げる。
…そうか…情報統合思念体・主流派氏が…つまりお前の親父さんが…特別にデータを送り込んで修復してくれたのか。
道理で治るのが早いと思った。
「…さすがに『宇宙一の親バカ』と言われるだけのことはありますね」
古泉も真意を悟ったらしく、ハルヒと朝倉と朝比奈さんに聞こえないように俺に話しかけた。
「そうだな」
俺も他の三人に聞こえないように話す。
よし…6人揃った今こそ…俺と朝倉の考えた新・必殺技を試すときだ!
その間にアルマジロ魔獣はビーサーベルを抜き取って俺たちの方へ投げつけた。
避ける俺たち。
地面に突き刺さったビーサーベルを抜き取る長門。
「朝倉!」
「了解!みんな!インセクトクラッシュ・レッドバージョンよ!」
俺と朝倉はみんなに指示する。
古泉と俺、朝比奈さんと長門がそれぞれ背中合わせになって並び…まず朝倉が俺と長門の方からジャンプして矢を射る。
そして身の危険を避けたと安心したのか、アルマジロ魔獣が元に戻った隙を突いて…ハルヒが古泉と朝比奈さんの方からジャンプしてマンティスダブルトンファで切りつけ…身体を切り裂いた。
ハルヒが再びジャンプしたところで爆発するアルマジロ魔獣。
だが…蘇ったかと思うと巨大化した。
「鶴屋さん!メガインセクトを発進させてください!」
俺はブレスレットで鶴屋さんに連絡を取る。
「了解にょろ!」
鶴屋さんの声が聞こえたかと思うと…程なくしてメガインセクト登場。
俺たちはメガインセクトに乗り込んですぐキングインセクトを完成させた。
そして…キングインセクトを使った巨大戦も…勝利を収めた。

 
 

その夜。
私は…彼と一緒に夜空を見上げた。
「親父さん…娘さんを危険な目に合わせて…本当に申し訳ありませんでした!」
彼が思念体に…私のお父さんに謝る。
すると思念体の声が…私と彼の心に響く。
「いいんだよ…キョン君…それが君たちの使命なんだからな」
どうやら思念体は…過失とはいえ、娘に大怪我を負わせた彼を…許してくれたらしい。
「お父さん…ありがとう」
私は…思念体に身体のことと彼のことの礼を述べた。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:19 (2734d)