作品

概要

作者ばんぺい
作品名長門さんとインフルエンザ
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-03-04 (日) 01:13:22

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「珍しいな、長門が風邪ひくなんて。ていうか風邪引く事って有ったんだな」
「こちらへ来てはいけない。この病原性ウイルスは空気感染する」
「俺は予防接種したから多分平気だ。で、大丈夫なのか?」
「現在、肉体の修復機能の一部に障害が発生している。これ以上の深刻な問題が発生すれば情
 報統合思念体からの干渉があると予想されるが、風邪程度の問題であれば特別の措置は取ら
 れない。むしろ肉体の修復機能の復旧に手を回している」
「よくわからんが、自分で治せって事か。それにしても見事な鼻声だな。どれ、熱は……かな
 りあるな。おまえに人間用の薬が効くのかどうか解らんが、一応解熱剤持ってきたぞ」
「必要ない」
「効かないのか? それともまさか、苦い薬は飲みたくないとかじゃないよな?」
「……飲みたくない」
「我侭言うんじゃありません」
「薬など必要ない。わたしが調べた所によれば、風邪は簡単に治せる。そのためにはあなたの
 助けが必要」
「看病ならしてやるが、宇宙人パワーを使わずに簡単に治せる方法があるのか?」
「ある。しかしその方法を取るわけにはいかない」
「どうしてだ? 俺に出来る事なら遠慮なく言ってくれ」
「拒否する。あなたに危害が加わる」
「風邪を治すだけなのにか? いいから言ってみろ」
「……だめ」
「そこまで言ったら、言わなきゃズルいぞ」
「……わかった、説明する。しかしあなたはその行為を行わなくていい」
「いいや、お前の風邪が治るなら大抵の事はする」
「なら、やはりだめ」
「あーうそうそ、冗談だよ。ほら、何だって?」
「……」
「……」
「……風邪は、うつすと治るらしい」
「へ?」
「風邪をうつすには粘膜同士の接触が高確率」
「ちょ、長門?」
「だから、あなたとの粘膜接触によりあなたに風邪をうつすことで風邪を治す事が可能」
「……長門、それはなんか違うんじゃないか?」
「わかっている。あなたはわたしを特別視していない。そのような相手とそのような行為を
 行う事をあなたは望まない」
「え、ちょっと待て。なんか話がおかしな方向に行っ」
「別に問題はない。なんとも思っていない。寂しくなどない」
「おい、お前熱でもあるんじゃないか? ってあたりまえか」
「だからわたしの事は放っておいて」
「……風邪の時は人恋しくなるし、弱気になるっていうからなぁ……」
  チュ
「…………!!!」
「ほれ、これで治るか?」
「〜〜〜!! 〜〜〜〜!!!」
「お前でも病気の時はちょっと変になるんだな。おまじないしてやったんだから、さっさと寝
 て治せ」

 

 -・-- ・・- -・- ・・ ・・・・ ・- -・- -・-- --- -・ -・ -・ --- -・-- --- -- ・

 

 翌日、長門の風邪は見事に治っていた。やはりというかなんと言うか、昨日は情報処理系に
異常がとか言ってたな。
 そして長門の言う通り、俺は見事に風邪をひいているのだった。
 俺の看病をする長門が妙に嬉しそうに見えるのは、きっと俺の情報処理系に異常が発生して
いるからに違いない。

 
 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:16 (2729d)