作品

概要

作者G.F
作品名アゲイン・ライブアライブ
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-02-13 (火) 19:49:25

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

設定参照
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SS集/492 SS集/499 SS集/502 SS集/507 SS集/510 SS集/512 SS集/517

 
 

「こちらのご主人の『本当の奥様』って…その方だったんですか?」
最近、近所に引っ越してきた…あの「ENOZ」のベース担当・財前舞さんによく似た若い奥様…と思ったら意外にも「本人」だった。
「ENOZ」というバンド自体はメジャーになって存続しているものの、彼女だけは結婚を機に引退した、という。
だから今、ベース担当は別の人になっているらしい。
「ええ…覚えてらっしゃる?あの時リードギターを担当した…因みにあたしがボーカル兼リズムギターだったんですけど」
この文化祭のライブのときのことは今でもハルヒの自慢になっているようだ。
そう…怪我をして出られなくなってしまったENOZのメンバーの代役としてハルヒと私がステージに立ったあのライブ。
「ええ…覚えてますわ。あの時は本当にありがとうございました」
「…こちらこそ」
私も頷く。
「意外と変わっていらっしゃらないんですね」
あの〜…舞さん、その台詞…かなりグサッと来るんですが…。
「多分…ご主人の顔も見覚えがあることだろうと思いますよ」
そこへ当の夫がハルヒのレプリカを運転して来た。
夫は多分、副担任の江美里さんと打ち合わせのために「密会」していたに違いない。
うー…妬ける…何でよりによって江美里さんが副担任なのよ…。
「あ…確か…キョンさん…と呼ばれていた方ですね」
「ええ…俺は今、母校で国語を教えています。ちなみに妻の有希は養護教諭、いわゆる保健室の先生です」
そういうと夫はガレージのシャッターを開け、レプリカを入れるとシャッターを閉じ、キーをハルヒに返した。
その代わりとして夫のセカンドマシンであるオフロードをハルヒが運転することもある。
排気量は同じ250cc。ハルヒの免許は普通の自動二輪免許なので運転できるのだ。
因みに夫の免許は大型自動二輪免許。夫のメインマシンであるサイドカーはヤマハの1000cc車ベースだからハルヒには運転できない。

 

さて…家に入る。
「久しぶりに…バンドでもやってみたいな」
ハルヒが目を輝かせて言った。
バンドといえば…一回SOS団でバンドをやってみたことがあったんだっけ。
「…ベースは舞さんに頼めばいい、と思う」
「そうね。SOS団バンドのときはあたしがボーカル、有希がリードギター、キョンがベースで古泉君がドラムだったけど」
因みにみくるさんはベースを無音にして弾く真似だけしてた(音がしていたのは夫のベースのみ)んだっけ。
まあその後…何も出来ないのは悔しいからって頑張って…今では教会でパイプオルガンを弾ける腕前になったんだけどね。
先日のバイクの件といい…あの人、本当に努力家なんだな…と感心してしまう。
「みくるちゃんはキーボード…涼子は何かできるっけ?楽器…」
涼子が何か楽器を演奏できるという話は聴いたことがない…まあ練習さえすれば何とかなるだろうけど…。
…ってハルヒ…あんたもしかして「初代SOS団女性陣(ハルヒ・有希・みくる)」+舞さん+涼子ってメンバーを考えてるわけ?
「練習は…どこでしようかなぁ?」
早くも結成が決まったかのように…この妄想癖だけは本当に昔から変わってないんだから…。
「言っとくがうちは駄目だぞ」
夫に先制攻撃で釘を刺されてしまったハルヒ。
「妹の気が散るからな」
そういえば夫は…先週の金曜日を以て義妹と美代子ちゃんをSOS団の団長・副団長の座から「引退させた」と言っていた。
当人たち、特に義妹は活動を続けたがっていたようだから…同じ日…義妹が保健室に飛び込んできて「キョン君の馬鹿ぁ…」と、私に抱きついて泣いて訴える姿は見るに忍びなかった。
でも…義妹よ…お兄さんはあなたのためを思って断腸の思いで決断を下したんだからね。
義妹は可哀想だった。活動を続けたい気持ちもわからなくはなかった。
だけど…さすがに私もこればかりは夫に言えなかった。
「そういえば…近所の楽器屋に防音完備の練習室があるって聞いたような気が…」
夫が言った。
「じゃ…そこ、予約しておこうか」
…相変わらず気が早い。
まあ、私は構わないんだけど…問題は他の人が何というか、だな。

 

P.S
翌日、学校で涼子にこの話をしたら…けっこう乗り気で「じゃ、私、ドラム」って言い出した。
…本当に大丈夫なのかな…先行き不安な私だった。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:07 (2713d)