作品

概要

作者G.F
作品名続・フィーリング・ツーリング
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-02-09 (金) 19:46:01

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

設定参照
SS集/427 SS集/428 SS集/430 SS集/439 SS集/445 SS集/447 SS集/449 
SS集/450 SS集/451 SS集/455 SS集/468 SS集/479 SS集/485 SS集/487
SS集/492 SS集/499 SS集/502 SS集/507

 

SS集/507 の続き…って感じです。

 

「みっくるちゃぁん…明日はいよいよ本番よぉ〜」
ハルヒが携帯電話で楽しげにみくるさんに電話している。
電話の向こうのみくるさんは…もう生きた心地がしていないに違いない。
「高速道路を通るからねぇ〜、覚悟はい〜い?」
『ヒィーッッ…高速道路ですかぁ?もう勘弁してくださぁい』
みくるさんの台詞はあくまでもこっちの憶測だが…そんな声がこっちにまで聞こえてきそうだ。
ここのところ、「通勤日」になると必ずハルヒが「特訓」と称して250ccの「レプリカ」の後部に乗せて学校まで送迎するからだ。
「しかも海の上を通るからねぇ〜」
明日の行き先は確かに「海の上」だ…私は夫のほうを向き、「夫にだけわかる苦笑の表情」を浮かべる。
「有希、ハルヒ…」
夫が声を掛ける。
「どうだ?…風呂、入る?」
「…入る」
去年の1月に夫の家に来て以来、私は夫と一緒にお風呂に入るのが日課になっている。
「うん、入る、入る」
ハルヒも交えて3人で入るようになったのは今年の1月からだ。
しかし…夫は不思議な人だ。
何故なら美女二人の裸を目前にして最後まで理性を保てるのだからして…いや、何でもない。

 

「さて…明日のツーリングの行き先だが…確か…淡路島経由で四国まで、だったよな?」
夫がシャンプーを使いながら聞いた。
トニックシャンプー独自の香りがツーンと心地よい。
「そう…明石海峡大橋・大鳴門橋・撫養橋を渡って徳島県まで往復。それが明日の日程」
私が浴槽で答える。
「ハルヒ…朝比奈さんを吹っ飛ばすなよ。運が悪いと朝比奈さんが渦潮に巻き込まれちまうからな」
「あれだけ練習したから…もう大丈夫だと思うけどね」
ハルヒも浴槽に漬かって答えた。

 
 

翌日…ハルヒは「みくるちゃんの家に寄ってから喫茶店に行く」と言ってバイクで出て行った。
私は夫と一緒にサイドカーで待ち合わせ場所の喫茶店に向かう。
そう…SOS団の集合場所として使っていた、あの思い出の喫茶店。
「待ってましたよ」
古泉君と涼子が先に来ていた。
「ところで涼宮さんは?」
「あいつなら朝比奈さんのところへ行った」
「やっほー、みんないる?」
そこへ当のハルヒの声が。
「悪い、悪い…着替えさせるのに手間取っちゃって…」
そういうとみくるさんを引っ張り込むハルヒ。
「涼宮さぁん…いったい何なんですかぁ?この服…」
みくるさんは相当恥かしそうだ。
それというのも…その服は身体のラインがくっきりと出る…ハルヒとは色違い・デザイン共通のライダースーツなのだからして。
「さしずめ…鈴鹿8耐の『チームSOS団』ってところか?」
夫のこの一言がきっかけで…
「それ、いいかも…」
…ハルヒが乗り気になってしまった。
もっとも…ハルヒのバイクはレーシングバイクを模した「レプリカ」なのだからして、乗り気にならない方がおかしいのかも。
「チーム専属レーシングギャルはみくるちゃんで決まり。で、ライダーが…あたしとキョンっての、どう?」
何で夫を引っ張り出すわけ?…と聞き返そうとして、私はそれが愚問であることに気が付いた。
何故ならこの中で自動二輪の免許を持っているのは夫とハルヒしかいない。
もっとも夫の免許は大型自動二輪、ハルヒの免許は自動二輪という差はあるけど…。
私は原付しか運転できないし、古泉君と涼子は免許証上は原付なら運転できるが実際に乗ったことはないようだ。
その上、みくるさんは無免許と来ている。
「じゃ…そろそろ出発する?」
朝食をとった後、六人で出発した。
ハルヒとみくるさんはハルヒのレプリカ、夫と私は夫のサイドカー、古泉君と涼子は古泉君のポルシェ。
目指すは明石海峡大橋・淡路島・大鳴門橋・撫養橋経由・徳島県!

 
 

後日談

 

「私も…免許取っちゃいましたぁ」
バイクの独自の「風の当たり方」があまりにも気持ちよかったのか、みくるさんは一念奮起。
自動車学校に通い始め、ついには自動二輪免許を取得してしまった。
そして…ハルヒと同じタイプのカワサキのレプリカまで買ってしまった。
結果…みくるさんを背中に密着させてのタンデム走行が楽しめなくなってしまったハルヒががっかりしてしまったのは…いうまでもない。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:03:05 (2625d)