作品

概要

作者G.F
作品名キョン家のお風呂にて
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2007-01-28 (日) 12:58:58

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

設定参照
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ある春休みの日の夕食後。
夫、ハルヒ、私の三人でお風呂に入る。
我が家のお風呂はかなり広い。
夫とハルヒが足を延ばして対面する形で湯船に浸かれるくらいだ。
私が夫あるいはハルヒに後ろから抱かれる形にすれば三人で入ることも可能。
ハルヒは初めのうち恥かしがっていたようだが、じきに慣れたようだ。
「有希…その胸じゃ赤ちゃんが出来てもミルクが満足に出ないわよ」
最近はこういいながら私の胸に触って揉むようにすらなった。
「駄目ですぅ…駄目ですってばぁ…」
はっ…これじゃまるでみくるさんじゃないの。
「…ったく、女の胸を揉む癖は相変わらずだな、ハルヒ」
夫が苦笑している。
「ところで有希はもう知っているかもしれないけど…」
「何?」
二人が声を揃えて夫のほうを向く。
「俺、新年度は1年5組を担任することになったから」
夫は教師生活スタートとなる昨年度は2年生担当だった。
副担任、なおかつ新米同士の涼子とのコンビネーションは二人がもともと親友同士だっただけに確かに息が合っていた。
9月9日まで「フィアンセ」、それ以後は「妻」であるこの私が妬いたくらいだった。
私も一般の教職の方が良かった…と後悔したが既に時は遅すぎたようだ。
でも夫は「お前には白衣が似合うから」と言ってくれた。
「1年5組?」
「そう、ハルヒ、覚えてるだろ?お前と俺が出会ったあの教室だよ」
「思い出した…確かキョンはあたしの前の席だったよね」
ハルヒはクラスの初めてのミーティングのときのあの発言「この中に宇宙人・未来人・超能力者がいたら私のところに来なさい」のせいでクラスの中でも浮いた存在だったのだが、夫が初めて声を掛けてくれたことで夫に恋してしまった。
そして…夫がハルヒに無理矢理引っ張ってこられた文芸部室で今度は私が夫に恋してしまった。
つまり…ハルヒは自分で気付かないまま「キューピッド役」をしてしまったってわけ。
そのために…私が2年生になってからハルヒにいじめられる羽目になってしまったんだけど。
もっともハルヒに言わせると「あんたの旦那に先に唾つけてたのはあたしだったから」ってことになるらしい。
言っておくけどハルヒ、夫との「本当の初めての出会い」が早かったのは…うっ、悔しいけれどそれもあなただった。
そう。ハルヒと夫、それから私と夫の「本当の初めての出会い」になるのは奇しくも同じ11年前の七夕の夜。
みくるさんと夫が一緒に「時間旅行」していたときだった。
でもね…その時の夫はハルヒにとっては永遠の憧れの人…つまり「ジョン・スミス」として出会っていた。
つまり「キョン」としての夫との出会いが早かったのはこの私だったということになるのよ。
TPDDをなくして困り果てたみくるさんに「長門なら何とかしてくれるかも」と一緒に私が去年の私の誕生日まで住んでいたあのマンションのあの部屋を訪ねてきたんだっけ。
その時、眼鏡を除いて3年後とまったく変わってなかった私の姿に驚いていた。
あ、その点ではみくるさんにも感謝しなければね。
今から思うと「真のキューピッド役」はみくるさんだったのかも。
夫とみくるさんがそれから「時間の流れを凍結した部屋」で3年間何をしていたのか…本当は覘いてみたくてしょうがなかった。
「男女間のこと」にまったく興味がなかったと言えば嘘になるからね。
まあ3年後に起こしに行った(その前に夫の異時間同位体が部屋に来たことがあるんだけど)ら…2人の着衣に乱れはなかったから「ただ寝てただけ」みたいだったけど。
もっとも時間を止めた以上は動けなくなってしまっているってことだから…以下自粛。
「俺のクラスの副担任は喜緑さん」
う…よりによって江美里さん…やっぱり私も一般教職の方が…って今更悔やんでも遅すぎるんだっけ。
「そうするとキョンの妹ちゃんは?3年でしょ?」
「あいつのクラスの担任は涼子さんだって聞いた。副担任は新人」
夫が「涼子さん」と「名前」に「さん」をつけているのは…そう。明日から涼子の苗字が「朝倉」から「古泉」になるから。
夫にしてみれば…苗字で「古泉」と呼び捨てにすると涼子の旦那さんになる人…つまり古泉一樹君…のことになってしまうし、だからといって古泉君の手前まさか呼び捨てで「涼子」というわけにもいかず、そこで古泉君も使用している「涼子さん」というわけ。
ところで涼子いわく「どうもキョン君の妹さんには嫌われているらしい」とのこと。
それはしょうがないでしょ。だって涼子の担当科目は数学。それは義妹の苦手科目だからね。
どうも夫と義妹は「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」の「呪縛」(?)から逃れられなくなってしまったらしい…。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:59 (2713d)