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作者 | 753k |
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作品名 | 雑談〜三人のお風呂 |
カテゴリー | 長門SS(一般) |
保管日 | 2006-11-06 (月) 23:45:44 |
キョン | 不登場 |
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キョンの妹 | 不登場 |
ハルヒ | 不登場 |
みくる | 不登場 |
古泉一樹 | 不登場 |
鶴屋さん | 不登場 |
朝倉涼子 | 登場 |
喜緑江美里 | 登場 |
周防九曜 | 不登場 |
思念体 | 不登場 |
天蓋領域 | 不登場 |
阪中 | 不登場 |
谷口 | 不登場 |
ミヨキチ | 不登場 |
佐々木 | 不登場 |
橘京子 | 不登場 |
有希「最終フェーズの正常終了を確認。」
江美里「ストレージの転送を開始…3…2……完了しました。」
涼子「ダストを回収、破棄。」
有希「プロセス停止。」
………
涼子「終わったぁ。」
江美里「ご苦労様。」
涼子「ねぇ。最近私たちの仕事増えてないかしら。」
江美里「そうね。お父様たちも動いているみたいよ。」
涼子「そういえば、この所ちょっかいかけて来ないわね。」
江美里「でも、一番大変なのは有希よね。」
有希「私は平気。」
涼子「私たちの前でくらい、強がらなくてもいいのに。」
有希「……。」
涼子「それじゃ、私たちは帰るわね。」
有希「…待って。」
江美里「どうしたの?」
有希「お風呂。」
涼子「?」
有希「…一緒に入って。」
涼子「持ってきたわよ、お風呂セット。」
江美里「私も持ってきたわ。」
有希「私のを使えばよかった。」
涼子「いやよ、自分に合ったものを使いたいのもの。」
江美里「女の子の髪と肌は大切よ、有希。」
涼子「ちゃんとケアしてなきゃ彼にも嫌われるわよ?」
有希「え。」
江美里「大丈夫よ。彼はそんなことで嫌ったりしないわ。」
有希「(ほっ)」
涼子「そうは言っても、男の子にとって見た目は相当大事よ?」
有希「!」
江美里「もう涼子ったら。じゃあ有希、今日は私のシャンプー使ってみる?」
有希「みる。」
涼子「あ、江美里さん思索堂の使ってるんだ。いいなあ。」
江美里「ええ、ちょっと高いけど。コレが一番いいわ。」
涼子「私はS&Jとイノベート。本当はもっとこだわりたいんだけど。」
有希「??」
江美里「涼子は一番髪が長いから大変ね。」
涼子「本当。すぐなくなっちゃうの。有希は何使ってるの?」
有希「コレ。お父さんが送ってきた。」
涼子「あっ、MainStream?じゃない。有希、コレはやめた方がいいわよ。」
江美里「そうね。あまり良い評判は聞かないわね。」
有希「…そうなの?」
江美里「今度、一緒に買いに行きましょうか。」
有希「行く。明日。」
涼子「明日?おじさんが送ってくれた分がまだ残ってるでしょ?」
有希「……今、連結解除した。」
涼子「あー。」
江美里「(…おじ様、お可哀そう。)」
涼子「…ねえ、そろそろお風呂入らない?」
有希「準備は万端。」
江美里「…じゃあ、入りましょうね。」
(ぬぎぬぎ)
有希「……。」(じー)
涼子「何見てるのよ、有希。羨ましいのは分かるけど。」
有希「別に羨ましくなどない。」
涼子「あ、そう。」
有希「……。」(じー)
江美里「どうしたの、有希。早く脱ぎなさい。」
有希「…うん。」
涼子「先に入ってるわよ。」
有希「……。」
江美里「有希もそういうこと、気にするようになったのね。」
有希「…別に。」
江美里「あら、そうだった?」
有希「…。」
涼子「ちょっと有希。」
有希「なに?」
涼子「準備万端ってこういう事?」
有希「?」
江美里「アヒルのおもちゃがいっぱい浮いてるわね。」
有希「…ヒヨコ。」
江美里「あら。」
涼子「でもま、有希にはお似合いだけどね。幼児体型の有希には。」
有希「!」(しゅびっ)
涼子「いたっ!何するのよっ!」
有希「私じゃない。今のはピヨさん。」
涼子「何がピヨさんよっ。壁っ子っ!」(しゃばっ)
有希「山眉。」(びしゃっ)
涼子「誰の眉毛がよっ!このぉ……、っ!?」
有希「…っ!」
江美里「………。」(ずーん)
涼子「(江美里さん、…怒ってる!?)」
有希「……江美」
江美里「二人とも、ちょっとそこにお座りなさい。」
涼子「…はい。」
有希「…うん。」
江美里「目を瞑って。」
涼子「…。」
有希「…。」
(ばっしゃーーーん)
涼子「きゃっ!?」
有希「!?」
涼子「え、江美里さん?」
江美里「ねぇ、みんなで入るお風呂なんだし、背中流しっこしましょ?」
涼子「え、あ、じゃあ私…」
有希「私、江美里洗うの。」
江美里「あら。じゃあ、有希に洗ってもらおうかしら。」
涼子「あーん、有希ずるーいっ。」
有希「早い者勝ち。」
江美里「涼子は私が洗ってあげるわ。」
涼子「!!」
有希「!!」
(しゃか、しゃか、しゃか)
涼子「(あぁ、幸せ…。)」
(わしゃ、わしゃ、わしゃ)
江美里「涼子のお肌ってすべすべね。」
(ごしゅ、ごしゅ、ごしゅ)
有希「っ。っ。っ。」
(ばっしゃーーーん)
――回れ右――
(しゃか、しゃか、しゃか)
涼子「江美里さんもお肌きれい。」
(わしゃ、わしゃ、わしゃ)
江美里「そお?ありがとう。有希もきれいね。」
(ごしゅ、ごしゅ、ごしゅ)
有希「………。」
(ばっしゃーーーん)
涼子「この浴槽、みんなで浸かるには狭いかしら?」
有希「大丈夫、入れる。」
江美里「有希が真ん中ね。」
(ちゃぷん)
江美里「あぁ、いいお湯ね。」
涼子「うん、気持ちいー。」
有希「ぶくぶくー。」
涼子「ちょっと狭いけど。」
江美里「みんなでくっついて入るのがいいのよ。ピヨさんたちもね。」
涼子「でもピヨさん多すぎでしょ、コレ。」
有希「ピヨさんはこの子。他はみんな違う名前。」
涼子「全部に名前がついてるの?」
有希「そう。」
涼子「例えばコレは?」
有希「コレはコレと二人で、ピヨキュア。この5匹は雛雛戦隊ピヨルンジャー。」
涼子「何だかすぐやられそうな名前ね…。」
有希「ミツピヨ公とピヨ三郎、ピヨ之進。」
涼子「ちゃんと髭が付いてるのね、ミツピヨの老人。」
有希「それからコレがピヨ吉、コレがピョン。妹もいる。」
涼子「ピヨ吉にピョン?何それ。」
江美里「あらあら、有希ったら。」
涼子「どうしたの、江美里さん?」
江美里「何でもないわ。ふふっ、今日は涼子と有希仲が良いわね。」
涼子「え。べ、別にいつもと同じだわ…。」
有希「同じ。」
江美里「ふふ、そうね。二人はいつも仲良しよね。」
有希「……。違う。」(ぎゅっ)
江美里「有希?」
涼子「ちょっと、くっつき過ぎ…。」
有希「三人はいつも仲良し。」
江美里「あら、有希ったら。」
涼子「…もうっ。」
有希「ぶくぶく…。」
(おしまい)