作品

概要

作者nanashi
作品名長門と一夜16
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-09-02 (土) 19:58:00

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「う〜ん」
俺はゆっくりとまぶたを開ける。殆ど寝てないのでまぶたが重い。
「(うおっ!!)」
俺は長門を抱きかかえて寝ていた。顔は10cm位しか離れていない。
緑のパジャマを着て丸くなってスヤスヤ寝ている小柄な宇宙人少女は一向に起きようとしない。
本当に長門は無防備で安心しきっている顔で寝ていた。
俺は起こさない様に慎重に腕を抜き畳の部屋から脱出した。
空一面真っ青だ。昨日の豪雨が嘘の様な快晴だ。
朝の景色も十分に堪能し台所へ向かう。
冷蔵庫を開けると卵2個、トマト、キュウリ、レタスしか入ってなかった。
戸棚を開けるとレトルトカレーの山が……。
仕方がないので俺は米を研ぎ急速炊飯で炊飯器のスイッチを押し、卵を目玉焼きにするべくフライパンを探す。
まずサラダを作り、ご飯が炊き上がる頃合いに俺は目玉焼きを作成した。
「よし!出来た」
恐らく至極一般的であろう朝食を完成させて俺は満足げだった。

俺は長門を起こしに畳部屋に入った。
「すぅ〜すぅ〜」
本当に無防備だな。てっきり俺は長門は時間通りに起きて時間通りに朝食を作るものだと思っていた。
この純真無垢な寝顔を覚ますのは辛いが目玉焼きが冷めてしまう。致し方ない。
「長……有希!!朝だぞ!!起きろ!!」
「ん……」
長門はゆっくり起き上がった。
「よう。よく寝てたぞ」
「……まだ平均睡眠時間到達まで3時間足りない」
「何が言いたいんだ?」
「もう少し寝かせて欲しい」
「ダメだ!せっかく俺が朝食を作ったんだ。せめて食ってから寝るんだな」
「あなたが……朝食を?」
「そうだ。大したもの作ってないがな。いらないなら有希の分まで俺が食べるけど」
「……だめ」
目が本気だ。大丈夫だ。お前の分まで食わないから。
「じゃあこたつの所に行こうか」
小さく縦に頷いた長門と共に俺はこたつ台に向かうのだった。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:20 (2781d)