作品

概要

作者
作品名とある〜文芸部室 1話 ハルヒの親友
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-29 (火) 23:08:53

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

とある お昼休みの文芸部室      小柄な少女が本を読んでいる。 
良くある微笑ましい光景に見えるが、文学少女が宇宙人ってのはそう無いはずだ。
 
「ねぇ有希? お昼休み限定で文芸部にするのはいいんだけど、私が団長…
  じゃないわね。 部長じゃだめ? 」
「…だめ 」
「 団長命令でも? 」
「…だめ 今は文芸部 」
「 有希って、素直でやさしい娘だけど結構強情なところがあるよね 」
「……そう?」

暇そうに机に突っ伏していた少女が、有希とは反対の方に顔を向けて話し掛ける。 
「ところでさ… 有希はわたしから、離れないよね… 」
少女が少しだけ、弱気な声を出す。
「…なぜ? 」
「あのさっ わたし小学生までは結構クラスの人気者だったんだ。ホントよ …でもね
 中学からかな。仲の良かった友達や、いつも話し掛けてきたクラスの男子が少しづつ
 離れていった。私は私らしく居たかっただけなのに。
 有希は何故わたしと一緒にいるの…団長命令だから? ここにわたしが来るから?
 それとも… わたしの事、友達とか……思ってる? 」
 
 「………… 」
  
「ごめんね 有希っ 部活のじゃまよね。わたしは団長だもの団員が一緒にいるのは
 しょうがない事だもんね! 」
どかっと立ち上がり、有希を見ようともせずに出口に向かう。
ドアノブに手を掛ける少女の髪が、少しだけ 震えていた。 
 
 「親友…… 」
 
 えっ? 振り返るハルヒに、有希がまっすぐな視線を向ける。
「あなたが望むからじゃない。わたしはわたしの意志であなたの傍にいる。
 わたしが望んでいるの…だめ? 」
すぐに向き直ったハルヒは乱暴な音を立て、戸を閉めて出て行く。
「 有希 だいすき 」
それは、最後の言葉をかき消そうとするかの様だった。
                          そんな…お昼休み 

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:17 (1921d)