作品

概要

作者nanashi
作品名長門と一夜13
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-28 (月) 23:43:27

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「すぅ〜すぅ〜」
長門の寝息が耳から5cm位離れて聞こえる。
いや待て。長門は寝返りをうったからこっちに長門の寝息が聞こえるんだよな?
今寝ている布団は1人用。寝返るスペースはない。
つまり長門が意図的に反転して俺の背中を見ていることになる。
考えられることは一つ。まだ長門は起きている。
「おい、長門起きてるんだろ?」
「…………」
返事はない。
「長門。悪ふざけか?なんで俺の耳元で寝息をたてるんだ?」
「…………」
「それ以上俺に寝息かけると俺は布団から出てくぞ」
「……だめ」
ほら、やっぱり起きてやがった。
俺は反転して長門の方を振り向く。
暗いのでよくわからないが長門は目を開けているようだった。
「長門……何でこんなことするんだ?寝られなくなるじゃないか」
長門は喋らない。
「とにかく背を向けて寝るぞ。振り向くのはなしな」
そう言って俺はまた反転しようとする。

長門は俺の着ているパジャマの裾を引っ張りこう言った。

「なぜ?」

なぜって……俺の理性がなくなるからだよ。もう理性はベルリンの壁並に崩壊しかけてるからな。
「私はあなたと向き合いながら眠りたい」
そう言うこというから、ほらまたヒビが……。
長門の顔が突然悲しげになった。勿論暗いのでよくわからないし、かなり微妙な表情変化だった。

「あなたは涼宮ハルヒのものになる」

唐突に何言い出すんだ長門は。
俺がハルヒのものになる?冗談じゃない。天地がひっくり返っても御免だ。
「それでもあなたは涼宮ハルヒと結ばれる。これは既定事項」^
予言されてしまった。

「私という個体も涼宮ハルヒの観察が終了すれば情報統合思念体から独立若しくは消滅する」

長門は続ける。
「私とあなたが結ばれる可能性は涼宮ハルヒと比べ低い。もし私が人間となったとしてもあなたは涼宮ハルヒを選ぶ」
長門の顔が悲壮感に満ちている。
「わたしに既定事項を変えることは不可能」
長門は俺の手を掴み呟いた。
「だから……今だけはこうしていて欲しい」

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:17 (3085d)