作品

概要

作者Thinks
作品名とある散策の日(挿絵あり)
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-07-20 (木) 15:55:18

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

 あー、くそ暑い。
 今日は例の散策の日なのだ。
 ハルヒは
「これは異常よ、異常気象よ!こんな日にこそフシギが現れるの。陽炎の向こうに何かが見えるのよ!!」
 とか言っていたが、そう都合良く、、もう、考えるのもめんどくさくなってきた。
 しかし、今日はくじ運が良かった。
 さっきの喫茶店で、マークの付いた爪楊枝を引いたのは俺と、長門だったからだ。
 と、言う事で、この歩くだけでHPが減る砂漠地帯を脱出するがごとく、図書館に向かっている最中なのだ。
 以上、シチュエーション説明終了。

 

 気が付くと長門が俺の隣から消えていた。
 周りを探してみると、ある店の前で硬直している。カキ氷屋だ。
「どうしたんだ、長門」
「………雪」
 カップに落ちる掻かれた氷を指差して、長門は言った。
 いや、、カキ氷なんだが、食った事無いのか?
「………食べ物?」
 ああ、そうだ。甘くて冷たいぞ。氷だからな。ついでに味も選べる。
「食べてみたい」
「そうか、それじゃ一杯食ってくか。ちょうどいいわ、暑いしな」
 落ちる氷を指差したまま、首だけ俺に向けて、こくん。
 手、下ろして良いぞ。長門。

 

 俺はメロン味、長門にはイチゴ味が良いんじゃないかと思ったが、
緑に染まるカキ氷を見たとたんに眉を揺らせたのを感じたので、長門の分はみぞれに変更した。
 店の前のベンチに座り、まずは一かじり。冷てえ。あー、いいねぇ。
 隣で長門は、ストロースプーンを不器用に使いながら黙々とかき氷を食べている。
 そんなに一気に食ったら、、だな、、。
 長門が硬直した。
「あたま、いたい。」
 言わんこっちゃ無い。きーんと来ただろう、きーんと。
 
file077.jpg
 
「現状を分析する。、、、、咽頭に分布するセンサーが冷刺激で誤作動し、これを、、、」
 もう良いぞ、長門。溶けちまうから早く、、、あ、しまった。
 
 ぱくぱく。きーん。
 ぱくぱくぱく。きーーん。
 ぱくぱくぱくぱくぱく。きーーーーん。

 

 無理するな、長門。俺が悪かった。ゆっくり食え。
 
                                         たぶんつづかない。

 



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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:16 (2729d)