作品

概要

作者書き込めない人
作品名長門さんと悪ふざけ 3
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-22 (火) 13:18:51

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

何を言われたのか理解が出来なかった。
周囲の時間が止まったようにも思えた。
実際皆こっちを見て止まってた。誰一人動いてない。

 

「有希……今なんて?」

 

「話をするならば相手に……」

 

「そうじゃなくてその後!!」

 

「恋人の席に座るのは自然だと思われる」

 

「恋人……って誰?」

 

このときのあたしは滑稽に見えたかもしれない。有希が今座ってる席にいる人なんて一人しかいない。
それはあたしが一番よくわかってる。

 

「この席に座る人物は彼しかいないはず」

 

心が凍りつく。『彼』が誰かは言われなくてもわかる。
毎日その『彼』のことを考えているんだから。
そう……そこは『彼』の……キョンの席……

 

「私と彼は付き合っている。私の彼に迷惑をかけないで欲しい」

 

有希はいつもどおりの平坦な……違う……いつもの無感情な声じゃない。
少し怒気を帯びている。さらに私が食べてるキョンの弁当箱を指差して言い放った。

 

「その弁当は彼のもの。あなたが食べる権利はない」

 

「……そ、そんなことないわよ!あたしはSOS団の団長よ?団員のものは団長のものなのよ!」

 

「団長と言う立場を利用して私の彼に迷惑をかけないで欲しい」

 

有希の2回にわたる『私の彼』という言葉を聞きあたしは激昂した。

 

「……さっきから『私の彼』、『私の彼』っていつからキョンは有希の恋人になったのよ!
団長のあたしにも言わないなんておかしいじゃない!それにキョンは……」

 

「いずれ他のみんなにも話そうと思っていた。でもこれは私たち二人に関すること。
本当はあなたは関係ない。だから隠していた。だけど……」

 

そういうと有希は視線の向きを変え教室のある生徒の方を見た。

 
 

「彼と抱き合っているところを見られた。だからもう隠せないと思って言いに来た」

 
 

そういって有希は谷口の方を指差した。

 
 

谷口はWAWAWA忘れ物をした時に偶然キョンと有希が抱き合っていたところを見たそうだ。
もう大分時間が経って谷口も忘れかけていたらしい。
しかし有希に言われて思い出し、そして全てを話した。
そしてその出来事が起きたのはあの夢……キョンと不思議な空間に来た夢を見る前の出来事だった。

 

……やっぱりアレは夢……キョンはその時には既に有希と付き合って……

 

呆然とするあたしに有希が更に追い討ちをかけた。
キョンとの仲の良さを見せ付けるかのようにキョンに電話をかけたのだ。

 

そしてその内容を聞いたあたしはもう何も考えられなかった……

 
 
 

だって……キョンが有希を大事にしてるのが痛いほど分かったから。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:10 (3093d)